アメリカ本格進出の為に作られた…
IWGP USヘビー級のベルト
昨年のロサンゼルス大会で新設されたこのベルトは、2日間のトーナメントで初代王者が争われ、ケニー・オメガが優勝とUSヘビーのベルトを手にしました。
ケニーは他のベルトと差別化するため、新日本所属の選手に拘らず、国内外の団体の選手と闘いたいと宣言。
それが、1・4東京ドームで実現したクリス・ジェリコ戦に繋がるわけです。
その後、ベルトはジェイ・ホワイトに移り他のベルトとは多少の差別化は感じるものの、今のところ新日本の選手かROHの選手と防衛戦を繰り返すばかり。
なかなか他団体との交渉が上手くいかないのかもしれませんが、正直本来の目的とは違く感じてしまいます。
ちなみに過去のUSヘビーのタイトルマッチの相手は、次のようになっています。
ケニーがチャンピオンの時
9・24神戸大会 ジュース・ロビンソン戦
10・15ROHの大会 YOSHI-HASHI戦
11・15大阪大会 バレッタ戦
1・4東京ドーム クリス・ジェリコ戦
1・28北海道大会 ジェイ・ホワイト戦
ジェイがチャンピオン時
3・25サンフランシスコ大会 ハングマン・ペイジ戦
4・24後楽園ホール大会 デビッド・フィンレー戦
5・11ROHの大会 パニッシュメント・マルティネス戦
過去9度の防衛戦が行われていますが、ジェリコ戦を除いた時、純粋に新日本だけに所属したレスラーで、新日本のリングで行われたのはケニー vs ジュースとジェイ vs フィンレーのみ。
他の防衛戦はすべて、ROH所属のレスラーかROHの興行の大会で行われています(ベレッタはROHの所属でもある)。
つまり何が言いたいかというと、新設されたUSヘビーのベルトは…
ROHと交友関係を保つためのベルト
そう思われても仕方ないでしょう。
個人的には、国内の他団体とのタイトルマッチもあるのかと期待していたでけに、少し残念です。
現在のROHの関係はGIVE and TAKEの良好な関係。
現在もロスインゴのメンバー中心に、トロントでROH興行に参加しています。
Streaming LIVE TONIGHT for ALL #HonorClub members at 730e!https://t.co/vS7fcMBTTh
Who will step in for Dalton at #ROHWOTW: Toronto? Find out LIVE! pic.twitter.com/PitcofRPVl
— ROH Wrestling (@ringofhonor) May 11, 2018
ただ、ここに来てこの停滞気味のUSヘビーのベルトに変化が見られそうです。
その理由がこちら。
ちなみにハロルド・ジョージ・メイ新社長の経歴を簡単に紹介すると…
・日本コカ・コーラ副社長兼マーケティング本部長
・タカラトミー代表取締役社長兼CEO
特にタカラトミーでの功績は大きく、入社当時赤字だった会社を大幅黒字転換に導き、様々な企業とのコラボレーション、ライセンスビジネスへの注力など、柔軟な発想で次々と新しいことを取り入れ、成果を上げたとのことです。(wikipediaより)
そして日本語が流暢で、日本の歴史やプロレス好きとして知られているとのこと。
あながち私の予想も間違ってはなかったようです(笑)
https://twitter.com/tope_tokyo/status/995593363817611267
これだけ聞くと新日本プロレスが更に好転しそうな気がしますが、USヘビーの対戦相手にも変化があるかもしれませんね。
いつまでもROHに頼りっきりでは、現状打破はできません。
他のベルトと大きく差別化する為にも、USヘビーの行く先が気になり始めました!