日本経済新聞WEBサイトで、次期社長であるハロルド・メイ氏のインタビュー記事を見つけました。
そこには世界一のシェアを誇る某海外団体との比較や、新日本の現状と魅力について、そして今後のどうしたら売上が拡大できるかが書かれています。
以前、ニュースでメイ氏が “プロレスが好き” とおっしゃっていましたが、どの国のプロレスが好きなのか、いつから好きなのか気になっていました。
このインタビューで明らかになったのが…
・5~6年前からプロレスにハマったこと
・新日本の品質は、世界最強のプロレス団体をも上回ると思っていること
新日本の質を評価していることは嬉しい限りですが、新日本にハマり始めた期間が短いことに多少の不安を感じます。
イチファンならプロレスを見ている期間なんて関係ありませんが、経営者となれば話は別。
試行錯誤していた時代を知らなければ、同じことの繰り返す可能性があるということ。
また、新日本プロレスと世界最大規模のプロレス団体との収益割合の比較がこちら。
この図を見て明らかに違うのが、デジタル関連。
ここでいうデジタルとは放送権料や動画配信。
ここを大きく伸ばす可能性があるということでしょう。
そして収益面で改善すべきポイントとして、【コト消費を喚起する知名度やアクセシビリティの不足】を挙げていました。
一体どういうことなのか?
コト消費とはモノ消費の反対の意味で、形ないものに対価を払う消費のこと。
プロレスを見るには現地観戦やワールド(オンデマンドサービス)での視聴になりますが、お金を払っても形となるモノではありません。
つまり、現地観戦やワールド加入を増やすには、プロレス自体の認知度をもっと上げることと、利用しやすさを改善しなければならないということ。
もっとプロレスを身近に感じることができ、観戦や視聴の仕方の認知を広げる。
簡単に言えば…
プロレスの大衆娯楽化を目指す
私の主観による新日本プロレスの現状はというと(☆5がMAX)
国内観戦頻度と入場者数 ⇒ ☆☆☆☆
海外観戦頻度と入場者数 ⇒ ☆
国内ワールド加入者数 ⇒ ☆☆
海外ワールド加入者数 ⇒ ☆
ただし、国内におけるプロレス興行は満員御礼になる会場も多く、そんなに伸びしろがあるとは思えません。
今後に向けては、海外で定期興行の開催を目指すことになりそうです。
それには、アメリカ道場の選手育成と一部選手の拠点をアメリカに移すということになるのか…
そして、国内外における共通の課題は、ワールド加入者を増やすということ。
これに関しては国内より海外の方が大きく伸ばす伸びしろがあります。
いずれにしても、鍵を握るは…
ジュニアの選手
なぜジュニアの選手が鍵を握るのか?
私が考える施策とは…
続きはまた次回以降のブログで♪