ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)に出場するためにデザインされただろう、エル・デスペラードのNEWプリントTシャツ。
怪我でBOSJを欠場しているにもかかわらず、デスペラードのTシャツは売れ切れてしまい、再販されるアナウンスがありました。
【再入荷商品!】
イバラで締め付けられた血塗れの心臓!
『エル・デスぺラード「TE QUIERO MUCHO」Tシャツ』が発売中!https://t.co/r7S79uKcXo#njpwshop #njbosj pic.twitter.com/5uLJYunAMD— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 15, 2019
デスペラードのマスクを連想させるパーツと、トライバル柄(民族調の柄)が組み合わされたハートのデザインには、スペイン語でロゴが入っています。
“TE QUIERO MUCHO”
私はあなたをとても愛しています(欲する愛)
“TA AMO TANTO”
私はあなたをとても愛しています(与える愛)
“QUE QUIERO MATARTE”
あなたを◯◯したい
一見すると上2つはデスペラードに似合わない言葉のように感じますが、私にはいつかの髙橋ヒロムとのやりとりを思い出しました。
デスペ『愛してるぜ、ヒロム。お前が俺のもとにコイツ(IWGPジュニアヘビー級ベルト)を持ってきてくれたんだ』
(中略)
ヒロム『言わなくていいよ。俺のこと、愛してくれて、ありがとう。お前のことが、いや、お前のこの中身が大嫌いだから、愛せない。でも、俺のことをたくさん愛してくれるんだったら、いい試合ができそうだ。なぁ、デスペラード?』
デスペ『ハハハ!楽しみだ。いつやるのか、お前が決めてくれ。俺はいつまで待っててやる。愛してるからよ!ハハハ』
引用:新日本プロレス
そもそもロゴTシャツとは、メッセージ性が高いものです。
そして、このメッセージはスーパージュニアを一緒に闘う予定だったジュニア選手と、BOSJに間に合わなかった髙橋ヒロムに向けてのメッセージだったのかもしれません。
今回の欠場で、デスペラードの人気の高さを認識したファンも多かったことでしょう。
SNSの反応だったり、デスペラードが怪我する前に行ったBOSJ優勝予想アンケートの結果を見れば明らかです。
BOSJでの活躍を見れなかったことは残念であり、その気持ちがあることが大前提で1つ言いたいことがあります。
それは…
エル・デスペラードはスーパージュニアを欠場して良かった
これは昨年より負けず劣らない盛り上がりをみせるBOSJに、デスペラードがいなくても大丈夫だったという意味ではありません。
デスペラードが新日ジュニアの絶対的な選手になるために、今回の欠場がプラスに作用するのではないかということです。
レスラーの中には、欠場して株を上げる選手がいると思います。
その代表的な選手が、柴田勝頼です。
今もなお長期欠場中の柴田は、いつ復帰できるか分からない状態にもかかわらずカリスマ的な人気を集めています。
恐らく欠場前に行ったオカダカズチカとの一戦が、より多くの支持を集めることに繋がったのでしょう。
ある意味、今回のデスペラードも状況は似ています。
残念ながらタカタイチマニアはNJPW WORLDで配信されていませんが、葛西純とデスマッチを闘ったことで“箔”が付いたことでしょう。
私が観戦時撮った写真も、多くの方に見ていただけました。
5・7タカタイチマニア2@後楽園ホール
DOUKIとならず者のハーフマスク
フォロワーさんはご自由にお使いください。#タカタイチ pic.twitter.com/qUE3ZOEhPG
— -プロレスblog (@tope_tokyo) May 7, 2019
顎を骨折したデスペラードですが、復帰にはそれなりに時間がかかると思います。
2013年のG1で後藤洋央紀が顎を骨折した際も、復帰まで約半年かかりました。
恐らく今回のBOSJ以降、ジュニアの勢力図も変わることになるでしょう。
そして、デスペラードの期待値も日に日に上がることになると思います。
鈴木軍のマスクマンから、ならず者のカリスマへ…
タカタイチマニア期間限定で復活させたTwitterは、すでに消されてしまいました。
閉じる前にツイートしたあの言葉が、いつか本人に向けた言葉になるんじゃないかと思っています。
『ここまでいろんなもんが良くも悪くも作用するもんかね
いやすげえわ』
引用:エル・デスペラードTwitter