どの前哨戦よりヒートアップしていたIWGPタッグ選手権。
久しぶりに純粋なタッグマッチを見たというか、多くのファンを魅了したタイトルマッチになったのではないでしょうか。
【9.15別府大会・第8試合】
IWGPタッグ選手権試合!
タマ&タンガvs石井&YOSHI-HASHI!王座戴冠に燃える石井とYOSHI-HASHIが抜群の連携で王者組を追いつめる!
新日本プロレス・スマホサイトで独占詳報中!https://t.co/BqnaXBQE7m#njpw #njdest pic.twitter.com/CagSywSKjm
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 15, 2019
3年振りのリベンジを果たしたい石井智宏&YOSHI-HASHI組は、序盤の攻防を石井が耐え、終盤の粘りと畳み掛けを見せたYOSHI-HASHI。
ワールドタッグリーグもこの2人で出て欲しい思える素晴らしいチームでした。
一方、迎え撃つ形となったG.o.Dですが、タンガ・ロアの奮闘がこの試合を盛り上げたんだと思います。
普段ならタマ・トンガがリードするイメージですが、ロアの粘りがこのタイトルマッチを盛り上げたと言っても過言ではありません。
まだまだ、タッグチームとして進化を期待してしまいます。
結果、邪道に介入する隙を与えず、試合終盤までクリーンファイトで会場を盛り上げました。
しかし、このタイトルマッチで最も注目を浴びたのは最後の最後に現れたKENTAだったのではないでしょうか。
IWGPタッグ戦は悪夢の結末!
KENTAの介入に石井&YOSHI-HASHIが怒り爆発!
花道でKENTAと大乱闘……!※9.15別府大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/HR6QxGzhw5#njpw #njdest pic.twitter.com/rQOCvNaQYM
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 15, 2019
花道に現れたKENTAはゆっくりリングに近づき、エプロンサイドに上がり不敵な笑みを見せます。
カルマの体勢に入ったYOSHI-HASHIでしたが、KENTAに気を取られ技を解いてしまいました。
結果、その隙を突いて丸め込んだタマ・トンガが、3カウントを奪って勝利。
初めてのベルト戴冠のチャンスだったYOSHI-HASHIでしたが、この怒りを次のチャンスにぶつけてくれることでしょう。
今回のKENTAの介入(リングに入っていませんが)で気になるのが、本日行われるIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦の行方。
バックステージのKENTAは、意味深なコメントを残しました。
『明日、どうなるんだろうね、地元でね?たぶんみんな、飯伏君のことを応援するんじゃないの?誰も俺のこと、応援しないんじゃない?まあ、別に鹿児島に限ったことじゃないけど。
まあでも、明日、そんな中で俺が勝っちゃったら、どうなっちゃうんだろうね?(会場の)雰囲気ね。ちょっと、見てみたい気もするよね。ねえ?みんな怒るだろうね。ブーブー言うだろうね。
そういうの、なんか楽しそうだよね。明日勝って、東京ドームの……怒りだろうなあ、新日本のファンが。なんだ、あいつって。でも見てみたいね、それもね。楽しみだね、明日。もう、いよいよ明日だよ。
俺は言っとくけど、準備できてるから。お楽しみに……』
引用:新日本プロレス
バレットクラブ入り後、初めてのタイトルマッチとなったロンドン大会でのNEVER無差別級選手権は、G.o.Dの介入で勝利。
今回の権利証争奪戦でもクリーンファイトは望めないでしょう。
一方、挑戦権利証のブリーフケースを初披露した飯伏幸太も、東スポのインタビューで介入覚悟の試合を覚悟しているようです。
バレットクラブ全員が来ようと倒す自信があると語った飯伏でしたが、現実的には圧倒的に不利な状況に陥ることでしょう。
試合終盤、バレットクラブ側からの介入があれば、流石の飯伏も耐え切ることは困難です。
そんな状況の飯伏を危機を救えるのは、解説席に座るだろう…
棚橋弘至
昨日の別府大会は、CHAOSのYOHがゲスト解説として実況席に座りました。
恐らく本日のセミファイナルから、実況席に座るのではないでしょうか。
G1優勝後のバックステージで、1人優勝を喜んだ飯伏。
今度こそ“仲間”が助けてくれることを願うばかりです。
可能性は限りなくゼロに近いでしょうが、2日前に台湾にいた“あのレスラー”が覆面を被って助けに来てくれたらと思うのは、私だけではないでしょう。