昨日行われた「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」 第3弾記者会見で、イッテンヨンとイッテンゴの全ての対戦カードが発表になりました。
【1月4日(土)東京ドームの全カード決定!】
・NEVER無差別級王座戦目前!
第3試合ではKENTAと後藤が1.4東京ドームで最後の前哨戦!・ブリティッシュヘビー級王座・前哨戦!
第2試合でSANADAとザックが8人タッグマッチで激突!https://t.co/yJ4qT9PxEw#njwk14 #njpw pic.twitter.com/FQCWFKpYEX— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 9, 2019
両日とも印象が違うマッチメイクとなりましたが、特にイッテンヨンに関しては賛否両論意見が上がっています。
1・4東京ドーム大会
【第一試合】獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅰ
タイガーマスク | vs | 田口隆祐 |
ザ・グレート・サスケ | 高岩竜一 | |
藤波辰爾 | 大谷晋二郎 | |
獣神サンダーライガー | 佐野直喜 | |
エル・サムライ | セコンド | 小林邦昭 |
※特別レフリー 保永昇男
【第二試合】スペシャル8人タッグマッチ
BUSHI | vs | エル・デスペラード |
鷹木信悟 | タイチ | |
EVIL | 鈴木みのる | |
SANADA | ザック・セイバーJr. |
【第三試合】スペシャル8人タッグマッチ
YOSHI-HASHI | vs | チェーズ・オーエンズ |
矢野通 | 高橋裕二郎 | |
石井智宏 | バッドラック・ファレ | |
後藤洋央紀 | KENTA |
【第四試合】IWGPタッグ選手権
タンガ・ロア | vs | デビッド・フィンレー |
タマ・ロンガ | ジュース・ロビンソン |
【第五試合】IWGP USヘビー級選手権テキサス・デスマッチ
ランス・アーチャー | vs | ジョン・モクスリー |
【第六試合】IWGPジュニアヘビー級選手権
ウィル・オスプレイ | vs | 高橋ヒロム |
【第七試合】IWGPインターコンチネンタル級選手権
ジェイ・ホワイト | vs | 内藤哲也 |
【第八試合】IWGPヘビー級選手権
オカダカズチカ | vs | 飯伏幸太 |
私も初見は違和感を感じました。
ダブルドームでタイトルマッチが分散されている印象がありましたし、名勝負確実だろう選手達のスペシャルシングルマッチもありません。
試合も両日とも8試合、ニュージャパンランボー(複数人参加のバトルロイヤル)やNEVER6人タッグマッチのガントレットマッチもありません。
何より1・4東京ドーム大会には今年のメインイベントで勝利した棚橋弘至の名前はなく、両日出場する選手は13人に絞られました。
ファンの中には、両国国技館で行われるビッグマッチより物足りないという声もあります。
新日本プロレスの公式アカウントを見る限り、1・4東京ドーム大会のマッチマイクに対し辛辣なコメントが多数ありました。
果たして新日本が誇るビッグイベントである「イッテンヨン」は、物足りない内容で終わってしまうのか?
しかし、ダブルドーム大会がどうなるか想像してみた結果、来年のイッテンヨンが…
例年以上に神懸かった興行になると期待できる
なぜ、そんなに期待できるのか?
例年との差は何なのか?
私が期待する理由の一つが【時間】です。
昨年は第0試合を合わせて、全10試合ありました。
第0試合 | NEVER6人挑戦ガントレットマッチ | 23:02(合計) |
第1試合 | NEVER無差別級選手権 | 18:13 |
第2試合 | IWGPジュニアタッグ選手権3WAY | 6:50 |
第3試合 | ブリティッシュヘビー級選手権 | 11:35 |
第4試合 | IWGPタッグ選手権3WAY | 10:15 |
第5試合 | IWGP USヘビー選手権 | 9:02 |
第6試合 | IWGPジュニアヘビー級選手権 | 11:17 |
第7試合 | スペシャルシングルマッチ | 14:18 |
第8試合 | IWGPインターコンチネンタル選手権 | 22:35 |
第9試合 | IWGPヘビー級選手権 | 39:13 |
合計試合時間 | 2:46:20 |
10試合合わせて2時間46分20秒かかりましたが、来年のイッテンヨンは全部で8試合です。
単純に今年のイッテンヨンの総試合時間を来年の8試合で割ると、1試合平均約21分になります。
仮に、セミファイナルとメインイベントが共に30分づつかかったとし、残りの試合全て15分かかっても今年のレッスルキングダムの総試合時間と同じになる計算です。
大前提として1・4東京ドーム大会の翌日は、1・5東京ドーム大会が控えています。
つまり、リングや花道など片付ける必要が無いということ。
例年のような駆け足で終わるような試合はなく、どの試合も時間をかけることができます。
年に1度のお祭りだからと言って、タイトルマッチが10分未満で終わるのは寂しい気持ちもあります。
長ければ良いということでは決してないですが、今年で言えば10分未満のタイトルマッチが2試合、10分台と11分台の試合が合計3試合ありました。
来年のイッテンヨンは、どの対戦カードも試合内容で期待できるのではないでしょうか。
恐らくスペシャル8人タッグマッチでさえ、濃密な試合になるでしょう。
来月に迫ったレッスルキングダムは、誰も経験した事のない2日連続の東京ドーム大会です。
【衝撃!なんと2020年は1月4日(土)&1月5日(日)東京ドーム“2連戦”!】
2019年上半期の“ビッグマッチ”スケジュールも決定!https://t.co/teffharmVd#njwk13 #njpw pic.twitter.com/hrtz3gV83k— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 4, 2019
それぞれの個別の大会を想像することはできたとしても、2日連続レッスルキングダムを見る想像をしたことはありますでしょうか?
想像するだけで見える景色は一変するはずです。
イッテンヨンでタイトルマッチばかりの10試合を見てお腹一杯になった翌日、再びタイトルマッチばかりの10試合を空腹状態で見れるかということです。
1日目が腹八分でちょっと物足りないぐらいの方が、2日間完食した時の満足度は得られるでしょう。
1日目のラインナップが豪勢であればある程、2日目に突入することに躊躇するファンが出てくる可能性もあります。
「イッテンヨンで満足したからイッテンゴは見なくてもいい」というファンの声が聞こえてきそうです。
今回のイッテンヨンは、2日連続見ることが前提のレッスルキングダムなんだと思います。
1日8試合しかないということは、試合以外にも何かが起こる可能性があるでしょう。
ゲスト解説として柴田勝頼や棚橋弘至が呼ばれる可能性だってあります。
例年にはない仕掛けを考えていることでしょう。
私はイッテンヨンが、額面通り(マッチメイク通り)の大会にはならないと思います。
例年以上の満足度を得られる為の、熟考されたレッスルキングダムになっているはずです。
想像することしかできなかったダブルドーム大会への期待が、確信に変わりました。
2日連続の東京ドーム大会を見終わった時、「人生変えるイッテンヨン、伝説創るイッテンゴ」の意味を噛みしめることになると思います。