デスペラードとドラゴン・リーのIWGPジュニア初防衛戦は実現するのか

ドラゴン・リー、エル・デスペラード【撮影:koba】
“独り言考察”




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月27日に公開されたジュニア二冠王者であるエル・デスペラードのインタビュー。

新日本プロレス公式サイトではインタビュー序盤部分を無料公開しているので、気になる方は是非ご覧ください。

エル・デスペラード直撃インタビュー

 

インタビューで語ったもう一人のライバルへの想い

 

デスペラードのライバルと言えば現在負傷欠場中の高橋ヒロムですが、もう1人のライバルと言えばドラゴン・リー(現リュウ・リー)でしょう。

インタビューでもドラゴン・リーと防衛戦がしたいと名指ししています。

『べつにベルトを獲ったらゴールっていうわけでもないし、これが最終目標でもないしな。もちろん、目指していたものではあるが、実際のところ(高橋)ヒロムから獲って、(2019.5.3福岡大会で)当時まだ何者でもなかった俺の名前をあんなに大きな声で防衛戦の相手として呼んでくれたドラゴン・リー(現在:リュウ・リー)とまず防衛戦をやるっていうのが自分のなかにあるからな』

引用:新日本プロレス

 

2年前のIWGPジュニアヘビー級選手権で、石森太二を倒し初防衛に成功したドラゴン・リー。

その試合のバックステージで欠場中のヒロムとデスペラードにメッセージを残しました。

『勝てて…(日本語で)シアワセデス。(スペイン語で)勝ってこの場所にいれることにとても幸せを感じてます。ボクはこのベルトにとても愛情を持ってます。それはヒロム・タカハシと闘うために。そのためにも、このベルトを守っていかなければならない。(日本語で)ヒロム、ガンバッテ!
もう一つ、ボクの方から思いを言わせてもらえるなら、デスペラードと闘いたい。そのためには「(BEST OF THE)SUPER Jr.」に勝ち残らなければいけないし、デスペラードにも勝ち残ってきてほしい』

引用:新日本プロレス

 

ドラゴン・リーとデスペラードがお互いを強く意識するようになったのが、2018年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)。

 

試合中にマスクを一部を破られたドラゴン・リーが、お返しにとばかりデスペラードのマスクを大胆に破り、結果殆どマスクが無い状態で闘ったという伝説の試合です。

かつてはCMLLのリングでさんざん一緒に練習をしたという2人。

試合後、デスペラードはリーを面白いと高笑いし、リーはデスペラードを新しいライバルと公言しました。

 

結果的に2019年のBOSJはデスペラードが欠場し実現しなかったベルトを懸けたライバル対決。

2020年のBOSJは世界的なパンデミックの影響でドラゴン・リーが来日できず、2018年以来の再戦は実現していません。

 

ドラゴン・リーの今

 

ご存知の方も多いと思いますが、今現在ドラゴン・リーはROHを主戦場に闘っています。

ROH世界TV王座だったドラゴン・リーですが、破れた鼓膜の手術のため王座返上となってしまいました。

 

試合ができるまでどの位時間がかかるか分かりませんが、デスペラードの初防衛戦の相手になるのは難しいでしょう。

恐らく、「レスリングどんたく」シリーズ中に初防衛戦が組まれるものと思います。

防衛を重ねデスペラードの相手が国内にいなくなった時、満を持してドラゴン・リーが登場してくれるでしょう。

ファンからの支持も高い両者の一戦は、特別な大会で行われることを期待しています。