G1クライマックスの激闘の最中、不穏な空気が漂うバレットクラブ。
チェーズ・オーエンズ戦に続き、EVILが非道な闘い方でタマ・トンガから勝ち点2をもぎ取りました。
バレットクラブの仲間が心配するほど、疑問符を感じる闘い方です。
穏やかじゃないねぇ。 https://t.co/ur5DAL0Dk2
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) October 4, 2021
試合開始早々、握手を求めると奇襲のEVIL(変形大外刈り)を狙い、ディック東郷の介入のタイミングを試合中ずっと狙っていました。
邪道が見張っていたため未遂に終わったものの、試合終盤には後楽園ホールの照明が落ち、その間に東郷がスポイラーズチョーカーでタマの首を絞めます。
最後は背後からのローブローで3カウントを奪いました。
同じバレットクラブの仲間だとしても、ここまでされて信用しろと言う方が難しいでしょう。
案の定、試合後意味深なツイートを呟きました。
私は悪を信頼すべきですか?🤔
To Trust Evil…To Not Trust Evil…
🤔 https://t.co/yqeRLYSm2I— Tama Tonga (@Tama_Tonga) October 4, 2021
Thought we had an understanding. https://t.co/WFmDVrcdDG
— Tama Tonga (@Tama_Tonga) October 5, 2021
“Thought we had an understanding.”(理解していると思っていた)
EVILを信頼できなくなったタマ・トンガ
はじめのツイートはEVILを信じるべきか、否かというツイート。
2つ目のツイートは、タマ・トンガがEVILのことを『理解していると思っていた』と呟いています。
逆の言い方をすれば『EVILを理解できていなかった』と言っているようにも感じます。
昨年を振り返ってみると、ヒールターンしてバレットクラブ入りしたEVILは、G1の公式戦でKENTAと闘っていました。
この時もローブローによりEVILが勝っています。
一見状況は同じに見えますが、勝つために手段を選ばなかった昨年に比べ、自分自身がバレットクラブのルールだと主張しているのが今年です。
バレットクラブの中心は自分であるかのように振る舞い、自分の言動がルールだと豪語するEVIL。
この状況に他の選手が黙っていても、タマ・トンガは黙っているでしょうか?
2018年7月、アメリカ・サンフランシスコで行われた新日本の大会では、メインイベント終了後、タマ・トンガとタンガ・ロアがケニー・オメガ等を襲撃。
ユニット内チームだったTHE ELITEとバレクラオリジナルが分裂するキッカケとなりました。
ジェイ・ホワイトにもEVILに不満や不信感を感じているタマ。
G1のリーグ戦が終わって以降、何かしら行動に起こす可能性はあるでしょう。
EVILはユニット内チームの「ハウス・オブ・トーチャー」を立ち上げ、状況は2018年と似ています。
タマ・トンガが先に仕掛けるのか?
それともEVILが先に動くのか?
ジェイや他のバレクラメンバーが海外にいる間に、事件が勃発しそうな予感がします。
まだそこまでユニット内抗争が表面化していませんが、状況はかなり悪化しているかもしれません。
バレットクラブは再び裏切りの歴史を繰り返すのか…