今年の神戸大会も、昨年に引き続き大事件勃発でした。
海外を含む3つの道場からエントリーされたヤングライオン杯は、初めてとなる外国人選手優勝で幕を閉じます。
あと一歩優勝に手が届かなかった成田蓮は、LA道場でコーチをする柴田勝頼に弟子入り志願。
優勝したカール・フレドリックスに負けた海野翔太は、海外遠征を直訴しました。
悔しさ爆発! フレドリックスに敗戦した海野が、“海外遠征”での巻き返しを切望!
「一から、一から、泥をすすっていつかアイツを必ず倒すから、リベンジするから。オレを、海外遠征につれて行って下さい!」
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メインイベントでは二冠を目論む内藤哲也が、同じく二冠を狙うジェイ・ホワイトに完敗。
介入も殆ど無かっただけに、ファンのショックも大きかったことでしょう。
試合後、後藤洋央紀が次の挑戦者に名乗り出て「二冠」争奪戦に加わることを宣言。
“二冠”を目論むジェイが内藤を撃破…!
インターコンチネンタル王座を初戴冠!鷹木を下した後藤が“次期挑戦者”に名乗り!!
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一番最初に二冠を口にした内藤でしたが、この敗戦で「二冠達成」への挑戦は最後尾に回ることになりました。
話題豊富な9・22神戸大会でしたが、多くのプロレスファンの意識は鬼神ライガーの降臨に目が向けられたことでしょう。
2012年6月に行われたIWGPジュニアタッグ選手権以来の降臨だったので、初めて目にしたファンも多かったと思います。
もう殆どプロレスを見なくなったオールドファンも、久しぶりの鬼神ライガー降臨のニュースに驚きを隠せなかったでしょう。
後はいつ、どこで、この2人のシングルマッチが組まれるか。
普通に考えれば10月の両国大会、11月の大阪大会、もしくは東京ドーム大会が考えられます。
いわゆる、ビッグマッチに行われるだろうという考え方です。
しかし、この2人の試合がビッグマッチで行われるべきでしょうか?
10・14両国大会は既にIWGPヘビー、IWGPジュニアヘビー、USヘビーのタイトルマッチが組まれています。
この日にライガーと鈴木みのるの試合が組まれては、メインイベントどころかセミファイナルすら難しいでしょう。
11・3大阪大会の対戦カードはまだ決まっていませんが、恐らくジェイと後藤のインターコンチネンタル選手権が行われると考えられます。
しかし、11月では沸点を超えたライガーの怒りが冷めてしまうかもしれません。
「釘は熱い内に打て」ということわざの通りライガーの怒りが収まらない内に、ファンの関心がピークな内に、決戦が行われるのが理想でしょう。
では、いつ行われるのが理想なのか?
恐らく…
NEW JAPAN ROAD 10・7後楽園ホール大会
10月の両国大会の直前に後楽園大会が行われるのは珍しく、この興行の意味は以前の記事で記載しました。
本来ならこの2人の試合がメインイベントで組まれれば、両国国技館やエディオンアリーナだって満員にすることができるでしょう。
しかし、引退セレモニーや退団セレモニーは、通常“聖地”後楽園ホールで行われてきました。
東京ドーム大会でのラストマッチが決まっている以上、鈴木みのるとの因縁の一戦は後楽園ホールがベストなのかもしれません。
ここまできたら2人の遺恨マッチは避けられないでしょう。
後は鬼神ライガーが降臨するのか、バトルライガーで道場するのか…
最後に。
鬼神ライガーは髙橋ヒロムが闘いたかった“イニシャルK”です。
以前、『絶対に呼び起こす、イニシャルK。』と豪語していたのに、鈴木みのるに先を越されてしまいました。
最新のヒロムの日記でも、ショックを隠しきれない様子です。
ただし、ヒロムにとって大事なことは鬼神ライガーと闘うこと。
呼び起こされた鬼神に会いに、後楽園ホールを訪れる可能性もあるのかもしれません。
恐らく明日(9月24日)行われるだろう会見で、10・7後楽園大会のメインイベントにライガーと鈴木みのるの一戦が発表されることを願うばかりです。