バレットクラブの内紛騒動と同時進行で起きている、石森太二とエル・フォンタズモの不仲騒動。
過去3度IWGPジュニアタッグ王座を巻いた2人ですが、今はコンビ解消の危機に面していると言えるでしょう。
リングシューズに隠していた鉛が発覚後、スーパーキックを躊躇するファンタズモ。
鉛はなくともパートナーにスーパーキックを出すよう要求する石森。
試合後揉める姿も日常になってきましたが、バックステージでも意思疎通ができていません。
ファンタズモ「そういえばジェイとタマの事だけど…俺達はどうすべきなんだ? 俺にはさっぱり分からない。お前はどうだ?」
石森「(英語で)もう決めた」
ファンタズモ「そうなのか!? ならなんで先に俺に教えてくれなかったんだよ!?」
※石森は先に控室へ全文
⇒https://t.co/lt5wfswa1a#njcup pic.twitter.com/r9OIr6L4SY— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 9, 2022
バレクラの内紛と2人の不仲以外で気になるのが、ファンタズモの体格です。
今年NEW JAPAN CUP(以下NJC)に出場しているファンタズモですが、以前より明らかに身体が大きくなっていました。
背が高く線が細いイメージがあったファンタズモですが、今リングに上がっている姿は明らかにビルドアップしています。
バックステージでも体重増を明言したファンタズモですが、もしかしたらヘビー級転向を視野に入れているのかもしれません。
『オレの現在の体重は88kg。4.5kg増えて、いま人生で一番重い。相手はヘビー級だ。このチャンスを絶対に無駄にはしない』
引用:新日本プロレス
トーナメントで対ヘビー級を意識し、ビルドアップしていた可能性もあるでしょう。
ただし、人生で一番重いと言うほど増量を図った背景が、NJCの為だけとは思えません。
日本に来日しバレットクラブのメンバーになって約3年経ちました。
今回の無差別級トーナメント参加を機に、ヘビー級転向を視野に入れているのではないでしょうか。
ヘビー級を目指す目的は…
もしヘビー級を目指すなら石森とジュニアタッグ王座を狙うことは難しくなり、タッグ解消は仕方ありません。
逆に気になるのが、ファンタズモがヘビー級を目指す目的です。
歴代のバレットクラブメンバーで、ジュニアからヘビー級に転向した選手と言えば今現在AEWを主戦場とするケニー・オメガがいます。
ケニーがヘビー級に転向を宣言したのは、2016年1月5日の「NEW YEAR DASH!!」。
当時バレットクラブのリーダーだったAJスタイルズに対し、片翼の天使を放ち追放しました。
異変続出! なんとケニー・オメガが中邑真輔からピンフォール勝利!
さらにAJスタイルズをBULLETCLUBから追放!!!
1.5後楽園大会をスマホサイト(https://t.co/7xh3nqaLQZ)で独占詳報中!#njnyd pic.twitter.com/iE6ivEgJlL— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 5, 2016
AJ追放からのヘビー級転向と新リーダー宣言は、バレットクラブの歴史の中でも最も印象に残っている事件の一つです。
もしかしたら、ファンタズモは歴史の再現を狙っているかもしれません。
外道を介してどちら側に付くか決めろと決断を迫るジェイ。
バックステージではジェイ派かタマ派か決めたと口にする選手はいますが、誰も固有名詞を出してどちら派に付くと明言していないのも事実です。
5月頭に行われる「レスリングどんたく」は、ファンタズモ初登場の地でもあります。
ジェイ派・タマ派で揺れるバレットクラブ内で、体重増を図り、丸3年という来日記念日が迫るファンタズモ。
今年の「レスリングどんたく」は、バレットクラブの歴史に刻まれる大事件が起こるかもしれません。
いずれにしてもファンタズモが次のウィル・オスプレイ戦後、何を口にするかは重要でしょう。
重要な一戦は本日愛知大会のセミファイナルで行われます。
【本日17時~開催!】
3月12日(土) 愛知県体育館大会『NEW JAPAN CUP』2回戦
・SANADAvsアーロン・ヘナーレ
・ウィル・オスプレイvsエル・ファンタズモ
・グレート-O-カーンvs石森太二
・ザック・セイバーJr.vsDOUKI※当日券は12時より発売!
⇒https://t.co/hlcbcDw9Kr#njcup #njpw pic.twitter.com/IcPQbIOGIw— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 12, 2022