年内最後のビッグマッチとなった、福岡国際センターで行われた「THE FINAL GATE 2019」。
ドラゴンゲートの全てのタイトルマッチが行われましたが、なんと3つのベルトが動く波乱の大会となりました。
オープン・ザ・トライアングルゲート6人タッグ3WAY選手権
王者ストロングマシーン軍団に挑んだのは、ナチュラルヴァイブスのKzy、横須賀ススム、堀口元気。
そして、R・E・Dの吉田隆司、ディアマンテ、H・Y・Oの3WAYマッチでした。
最初に脱落したのはナチュラルヴァイブス。
前ブレイブゲートチャンピオンの横須賀ススムが、ストロングマシーンJの魔人風車固めで3カウントを奪われます。
試合終盤、吉田がJにグリーンミストを発射。
マシーン軍団が数的不利になると、ディアマンテがヴェルタフィナーレ(ライガーボム)でGから3カウントを奪いました。
Eitaの予告通りトライアングルゲートのベルトもR・E・Dのものに。
ディアマンテとH・Y・Oはベルト初戴冠となりました。
三度目の挑戦でトライアングルゲート獲得。
お前らが見飽きてた連戦連勝のマシーン軍団
俺たちR・E・Dが崩してやったよ。#dragongate #R・E・D pic.twitter.com/QwIviJV3At
— H・Y・O (@watanabehyo14) December 15, 2019
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権
怪我から完全復活を遂げたBxBハルクが、YAMATOとタッグを組んでツインゲート奪還を狙います。
7月にツインゲート王者になってから、安定感のある防衛戦で向かうところ敵なしのEitaとビッグR清水。
この日もR・E・Dらしい攻めで挑戦者を苦しめます。
試合終盤、YAMATOのキックがレフリーに誤爆。
その隙にセカンドにいたR・E・Dメンバーが、次々にリングのYAMATOを攻撃。
圧倒的な劣勢の中、清水の猛攻を受けたYAMATOでしたが、起死回生のフランケンシュタイナーで3カウントを奪いました。
これでEita組はまさかの王者陥落です。
最高のXmasプレゼントを、
YAMATOに🎁
ありがとうー❗️#ツインゲート https://t.co/fa1j2KDub8 pic.twitter.com/jQ1JWbeQbm
— B×B ハルク (@BxBHulk0715) December 15, 2019
オープン・ザ・ドリームゲート選手権
今年のドリームゲートは前半戦がPAC、後半戦はBen-Kが圧倒的強さで防衛してきました。
対する土井成樹は2008年に初戴冠して以来の、2度目の戴冠を目指します。
過去7回挑戦していずれもベルト奪還しているだけに、8回目の成功を多くのファンも願っていたでしょう。
実はシングル初対決となったBen-Kと土井。
試合は一進一退の攻防となりましたが、土井がスピアーもBen-Kボムもカウント2で返します。
得意技を返され戸惑うBen-Kに対し、土井が連続攻撃で圧倒すると、最後はマスキュラーボムを決め勝負あり。
土井成樹が約10年振りにドリームゲート王者に返り咲きました。
8度目の挑戦でやっと掴んだドリームゲートのベルトに、土井も感極まって男泣き。
試合後は、リングの上でドラゴンゲートをもっと面白くすると約束しました。
『今日は俺が勝った。吉野も勝った、ハルクもYAMATOも勝った。
まだまだこのリングの中心はオレたち現世代やぁ。
新世代のKzyとかEitaとか勢いあって伸びてるヤツもいるけどなぁ、オレたち古い人間でもまだまだ新しいもん作れるんやぁ。
その新しい景色、みんな見たいんちゃうんか?
オッケー、オレが見せたろやんけ!オレに任せとけ!』
感動のフィナーレで終えた福岡大会。
多くのファンが土井の約10年振りのドリームゲート戴冠に歓喜していたと思います。
2020年、土井がどんな防衛ロードを歩むのか楽しみは広がります。
気になるのはEitaと清水がツインゲートのベルトを落とし、ストロングマシーンJがトライアングルゲートのベルトを失ったこと。
次なる目標が何になるのか、どんな一手を投じるのか…
2日後には後楽園ホール大会が控えています。
土井ダーツで決まった6人タッグ4WAYマッチ以外、対戦カードも決まっていません。
予告通りR・E・Dの新メンバーである、赤い仮面の男の正体が明かされるのか。
2019年最後の後楽園ホール大会に注目が集まります。