なぜデスペラードは挑戦を受けないと言ったのか?BOSJ開催への布石か…

エル・デスペラード【撮影:koba】
“独り言考察”




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クライマックス開催前、最後の興行となった後楽園ホール大会。

宮城大会で出場選手とブロック分けが発表となり、昨日は各会場の全対戦カードが発表となりました。

G1への期待が膨らむ中、観客の視線を釘付けにしたのはIWGPジュニアタッグ王座決定戦を闘った4人でしょう。

BUSHI高橋ヒロム金丸義信エル・デスペラードの4人は、ジュニアタッグチームの中でも最も因縁深いライバルです。

 

試合結果はご存知の通り、デスペラードがヒロムから直接3カウントを奪い2度目となるタッグ王者に輝きました。

初のジュニアタッグ王者を目指したヒロムでしたが、まだ勝利の女神は微笑まないようです。

ヒロムのジュニアタッグ初戴冠は、いつどんなシチュエーションで夢叶うのか…

 

試合後、マイクを握ったデスペラードですが、ならず者が発した言葉は意外なものでした。

『オイオイオイ、ヒロム、楽しませろっていったじゃねえか。おい、まだやりやりねえよ。まだやりたりない。もっと、もっと…言わないです。テメーらが求めるようなことを、俺たちは一切しねえ。ヒロム、BUSHI、オメーらの挑戦はもう受けません

引用:新日本プロレス

 

ジュニアタッグ王座決定リーグ戦でヒロムと直接対決を控える前夜には、楽しみ過ぎて眠れる気がしないと呟いたデスペラード。

 

リーグ戦と王座決定戦を闘い、もう飽きたわけではないでしょう。

なぜ、ヒロムとBUSHIの挑戦はもう受けないと言ったのか?

 

実は昨日の試合が行われる昼間、デスペラードがこんなツイートをしていました。

 

これは新日本プロレス公式サイトへコメントしている、極一部の無粋なファンに対しての忠告です。

リーグ戦でBUSHI&ヒロム組に勝って王座決定戦も勝って2連勝したのですから、次の相手もBUSHI&ヒロム組ならまた無粋なことを言われかねないでしょう。

 

そんな一部のファンに向けて『もう受けません』と言ったわけではないでしょうが、同じ景色を何度も見せたくないという意図もあるんだと思います。

BUSHI&ヒロム組との試合の希少性を高めるため、ジュニアタッグの価値を高めるため『もう簡単にやらないよ』というメッセージかもしれません。

 

しかし、試合後のマイクで『まだやりたりない』と矛盾する言葉も口にしています。

恐らく、続きはシングルマッチでということでしょう

試合中、ヒロムへの愛が溢れすぎて噛み付く場面もありましたが、続きを観たければベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)を開催しなさいということなんだと理解しました

コロナ禍の影響で中止になったBOSJですが、新日本プロレスの11月と12月の予定はまだ公表されていません。

次のシリーズはヘビーが主役のG1クライマックス。

ここで盛り上げても無意味と判断したのでしょう。

続きをファンに提供したければ、BOSJを開催するしかなさそうです。

 

「SUMMER STRUGGLE」と「G1クライマックス」のはざまの短いシリーズを盛り上げたのは、間違いなくジュニアのタッグリーグでした。

ジュニアが主役のシリーズがないまま2020年は終わってしまうのか。

晩秋のスーパージュニア開催に期待が膨らむばかりです。