このタイミングで棚橋弘至が内藤哲也に言及した理由

“独り言考察”




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昨日、熊谷大会から始まった『旗揚げシリーズ』

ロスインゴCHAOS&棚橋弘至のメインイベントは、SANADAのスカルエンドでロスインゴが勝利しています。

 

試合後、久しぶりマイクを握ったSANADAからサプライズプレゼントがありました。

『一言だけ言わせてください。埼玉で一番、熊谷が好きです』

引用:新日本プロレス

 

“日本で一番〇〇が好き”から都道府県に細分化され、最終的には市町村すべてで告白してくれることでしょう。

一度でいいから会場で生“好きです”に遭遇してみたいものです…

 

 

久しぶりにリングの上で遭遇した内藤哲也に、棚橋は思いがけないコメントを残しました。

『ま、唯一、今日、久しぶりに内藤と対戦し、心配だったんだ。

このままの内藤で終わるのかなっていう不安はあったかなあ……。

大きい言葉で団体を引っ張っていくんではなくてね、ご意見番で、誰かの意見に物申して、シリーズを、プロレスを盛り上げていくっていう立ち位置。

俺はね、こっち側にいてほしかった

引用:新日本プロレス

 

このコメントが、今の棚橋にとって本音なのかどうかは分かりません。

恐らく内藤は、本日の長野大会のバックステージで反論することでしょう。

いや、反論させるためのコメントだと思います。

 

私が気になったのは、このタイミングで棚橋が内藤に反論されるだろうコメントを意図的に残したこと

勿論、旗揚げ記念日大会のスペシャル6人タッグマッチを盛り上げるためのコメントでしょうが、“もう少し先”を見越したコメントに感じました。

 

少し先とはNEW JAPAN CUP(以下NJC)のトーナメントのこと。

 

順調に勝ち上がれば、NJCの準々決勝で内藤と闘う可能性があります。

内藤とNJCで遭遇するということは、“更に先”が見えてくるでしょう。

 

そう、更に先に見えるものとは…

内藤が持つインターコンチネンタルのベルト

 

棚橋にとって新日本の中心で輝くため、当然ベルトは狙い続けることでしょう。

IWGP(ヘビー)のベルトは諦めていないでしょうが、インターコンチのベルトも視野に入れているはずです。

 

しかし、内藤がベルトを所持する限り、インターコンチの敷居は高いと言えるでしょう。

内藤と棚橋がインターコンチを巡って闘ったのは、過去2回。

 

回目は2017年の1・4東京ドーム大会。

タイトルマッチで棚橋越えを果たした内藤は、敗れた棚橋に一礼してリングを後にしました

あの試合は棚橋ファン、内藤ファンの記憶にも印象深く残っていることでしょう。

 

回目は同年のドミニオンでの再戦。

棚橋のテキサスクローバーホールドでギブアップ負けを喫した内藤は、試合後こんなセリフを残しました。

『IWGPインターコンチネンタル王座、または無いかな』

引用:新日本プロレス

 

この時の内藤が言った『または無いかな』は、インターコンチンタルのベルト挑戦のことであり、棚橋弘至とのタイトルマッチ再戦です。

 

内藤にとって棚橋とのタイトルマッチはやり切った感があり、あの試合で“卒業”だと思ったことでしょう。

挑戦する権利が明確に無いインターコンチのベルトは、棚橋に取って高い高いハードルです。

いつかそのハードルに挑む未来を感じ、棚橋は旗揚げ記念シリーズであんなメッセージを送ったんだと思います。

 

つまり、棚橋が内藤にボールを投げたということ

 

そのボールを拾うだろう内藤は、棚橋にどんなメッセージを込め投げ返すのか…

遠くない将来、再び棚橋と内藤はインターコンチのベルトを懸けて闘うことになるのか…

 

今夜(3月2日)の2人のコメントに注目です。

 

【お知らせ】

只今、棚橋がNJCでお披露目するだろう新技についてアンケートを行っています。

 

ハイフライフローを一時的に封印する棚橋が、どんなフィニッシュホールドを考えているのか。

皆さんも一緒に考えてみてください。