敗北の原因は腰か?オカダカズチカがニュージャパンカップ一回戦敗退

オカダカズチカ【撮影:koba】
NEW JAPAN CUP




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NEW JAPAN CUP 2021(以下NJC)の一回戦が行われた3大会(合計7試合)が終わり、早くも優勝候補と呼ばれる選手達が脱落しています。

中でも衝撃的だったのが、オカダカズチカの敗退です。

 

二冠統一問題に対し遂に口を開いたオカダは、新設されるベルトに対し辛辣な言葉をぶつけました。

『まあ、ベルトに関して、率直に言わせてもらうと、あそこにいないからこそ、もう僕は何も言う権利ないと思うので、「NEW JAPAN CUP」で勝って、またそちらに進んでいきたいなと思います。まあね、これはプロレスラー、“レインメーカー”オカダ・カズチカとしての意見。ただプロレスが好きな33歳のオッサンから言わせてもらうと、「神だ、神だ」と思っていた人間がとんだ邪神でしたね。IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ、この野郎!』

引用:新日本プロレス

 

今回の二冠統一スピード決着にファンの間ではネガティブな発言も多く見受けられました。

この鬱憤を晴らしてくれるのはオカダしかいないだろうというファン心理なのか、事前に行われたNJC優勝予想アンケートでは2位に大差をつけての圧勝1位。

1位 オカダ・カズチカ 4660票

2位 SANADA 1082票

3位 内藤哲也 1039票

 

多くのファンの期待を背負ったNJC初陣でした。

そのオカダが一回戦で負けてしまうとは、何が原因だったのか…

 

コンディション最強の鷹木信悟

 

オカダの一回戦敗退にはいくつかの要因があると思います。

その要因の1つが、コンディションが完璧だった鷹木信悟が相手ということでしょう。

2018年の10月に新日本プロレスに入団した鷹木は、約2年半でベストバウトマシーンの名を我が物としました。

 

事前のファンアンケートでも第6位。

優勝候補の1人と言っても過言ではないでしょう。

鷹木が言った通り『コンディションも実力の内』ということは、オカダからの勝利は番狂わせでも大金星でもありません。

勝つべくして勝った勝利だったといえます。

 

コンディション不良のレインメーカー

 

一方で気になるのが、オカダのコンディション不良です。

2019年は右膝痛を抱えながら、昨年も腰にテーピングを巻きながら闘い続けたG1クライマックス。

190CMを越す高身長から繰り出す技はダイナミックに見える反面、身体にかかる負担は想像以上のものなのでしょう。

近年のオカダはトップコンディションとは程遠い状態だったのだと思います。

先日、大阪城ホール大会で闘ったEVILとのシングルマッチも明らかに腰を庇った動きに、違和感を感じたファンも多かったことでしょう。

解説席に座った真壁刀義も腰が悪いんじゃないかと心配する程でした。

 

ファンの期待を一身に背負ったNJC初戦でしたが、腰への攻撃は徐々に焦りに変わります。

鷹木の挑発行為とも言える『レインメーカー式パンピングボンバー』に対しレインメーカーを狙うも、待ってましたとばかりに捕獲されるとラスト・オブ・ザ・ドラゴンで万事休すとなりました。

 

海外メディアでは椎間板ヘルニアと報道

 

オカダのコンディション不良は海外メディアでも話題になっています。

下記記事によると、椎間板ヘルニアが原因ではないかという記事が書いてありました。

KAZUCHIKA OKADA WORKING THROUGH SLIPPED DISCS IN LOWER BACK

 

あくまで海外メディアなので信憑性のある報道か分かりませんが、いずれにしても腰の痛みを抱えていることは明らかでしょう。

試合の動きに影響が出るほど腰の状態は悪いと思われますが、それでも休まないということは完治する怪我ではないということなんだと思います。

 

怪我と共に闘い続けるのがプロレスラーという職業

 

ファン心理としては無理せず休んで欲しいという気持ちもありますが、プロレスラーという職業上騙しながら闘い続けるしかないのでしょう。

新日本のトップレスラーは、どこかしら痛みを抱えながら闘い続けています。

恐らく、全てレスラーが通る道なのでしょう。

あとはキャリアと共に闘い方を変えるしかないんだと思います。

闘い方を変えるというとネガティブに聞こえるかもしれませんが、決してそういう訳ではありません。

フィニッシュホールドを変えることで、更に飛躍することもマンネリを防ぐこともできるでしょう。

レインメーカーからマネークリップに変化を見せるオカダですが、更に進化を果たした時、IWGPに近づくことができるんだと思います。

NEW JAPAN CUP2021星取表(随時更新中)

 

【続報】

オカダカズチカが『NOW VOICE』にて、直近の腰のテーピングはギックリ腰が原因と発言しました。

 

SNSでヘルニアを心配する声に回答する形での発言となりましたが、ヘルニアは2007年に発症してからは大丈夫とのこと。

やはり海外メディアの情報は鵜呑みすべきではないということでしょう。

それでもギックリ腰で大会に出場し続けたオカダは超人と言えます。