EVILが決めた覚悟。EVILが急所攻撃を決断した理由を考える

NEW JAPAN CUP




が拮抗した選手が揃った「NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020」(以下NJC)の右側のトーナメント2回戦。

無差別級となった今年のNJCですが、1回戦で激闘を勝ち抜いたSHOBUSHIですが、残念ながら2回戦敗退となってしまいました。

これで右側のトーナメントを勝ち残った選手は全てヘビー級の選手が勝ち残ったことになります。

これでまだ決まっていなかった準々決勝の2カードがご覧のようになりました。

▪︎タイチ vs SANADA

▪︎YOSHI-HASHI vs EVIL

 

昨日NJCで最も印象に残っているシーンと言えば、恐らく多くのファンが驚いた“あのシーン”でしょう。

後藤洋央紀に対するEVILの急所攻撃

 

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」というユニット名の通り制御不能な集団の一員であるEVILですが、相手に急所攻撃する試合は記憶にありません。

闇の王と謳っているだけあって、場外でのパイプ椅子を使った攻撃は度々あります。

ここぞという時は、重ねたパイプ椅子の上にダークネスフォールズを仕掛けることもあるでしょう。

 

しかし、昨日の後藤戦は一線を越えて急所攻撃を仕掛けました。

フィニッシュホールドの前に使えば試合が決まる可能性が高く、多くの反感を買うことにも繋がります

恐らく、並々ならぬ覚悟があってのことでしょう。

なぜ、EVILは一線を越えたのか?

 

過去のNJCを振り返ると2017年のNJC一回戦も試合終盤毒霧を使い、棚橋弘至を破って1回戦を突破しました。

この時も並々ならぬ覚悟だったことでしょう。

しかし、NJCを優勝するための覚悟というより、どんな手を使っても棚橋に勝つという覚悟なのではないかと思っています

 

2017年のNJCと今回のNJCでは何が違うのか?

勿論、例年以上に優勝は意識しているでしょう。

優勝すれば同じユニットであるロスインゴの内藤哲也との二冠戦が決まります。

昨日の6人タッグに出場した内藤も、EVILの活躍を期待するコメントを残しました。

 

準決勝でSANADAを倒すこと、決勝で高橋ヒロムと闘うこと、NJCを制し内藤哲也を超えることは、絶対に叶えたい野望なんでしょう。

ただし後藤戦に関して言えば、あの時点で急所攻撃をしなくても勝てていた可能性は十分にあります

敢えて見舞った覚悟の一撃。

EVILが今手にしたいモノはNJC優勝という結果と、もう一つあるのではないでしょうか?

それは…

主役の座

 

近年、新日本プロレスの中心には常にヒールレスラーがいました。

マディソンスクエアガーデンでオカダカズチカと対戦したジェイ・ホワイト

昨年、G1クライマックス決勝戦も飯伏幸太を苦しめたのはバレットクラブのジェイでした。

1・5東京ドーム大会で内藤の大合唱を阻止し、話題の中心になったのはKENTAです。

 

しかし、コロナ禍の影響でバレットクラブのメンバーの殆どは日本に来日できていません

いつ入国できるかも不透明な状態です。

フルメンバーで選手が揃ったヒールユニットは鈴木軍だけでしょう。

 

現在、NJCを勝ち抜いているヒールレスラーはバレットクラブの石森太二と鈴木軍のタイチの2人しかいません。

準々決勝に残った8人中2人です。

もしかしたら、EVILは一線を越えて闇を深めようとしているのではないでしょうか

一般的なプロレス用語で言えばヒールターン

 

多くのファンに愛される闇の王が、本当の意味での闇の王と化してしまうのか…

例え相手が同じユニットのSANADAだろうが、ヒロムだろうが、内藤だろうが、波紋を呼ぶダーティーファイトを続けるのかもしれません。

全ては新日本の中心に君臨するため

例え同じユニットのメンバーから反感を買ったとしても、それがキッカケでロスインゴを抜けることになるとしても、覚悟の一撃を使い続けるんだと思います

次の対戦相手であるYOSHI-HASHI戦では、どんな闘い方を繰り広げるのか…

大阪場ホールでは、本当の意味での闇の王が誕生するかもしれません。