7年振りにG1クライマックスを制し、圧倒的な強さを魅せたオカダカズチカ。
優勝者に与えられる権利証入りのブリーフケースではなく、旧ベルトであるIWGPヘビーを権利証代わりにしたいと主張し、今シーズンは常にベルトを抱えて入場しています。
かつて自分がキッカケでできたシステムを、自らの意思で変化を加える辺りはオカダらしいと言えるでしょう。
封印されたベルトの復活劇に、未だファンの間で賛否両論意見が分かれています。
エディオンアリーナ大阪で行われる「IWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証争奪戦」を制すれば、東京ドームでのIWGP世界ヘビー対IWGPヘビーという構図ができあがることでしょう。
ある意味、IWGP世界ヘビー級王者より注目度の高いオカダですが、改めてIWGPヘビーのベルトを持ち出した意味をインタビューで答えました。
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「IWGP世界ヘビーのチャンピオンに負けてるとは思ってないし、同等というよりも“『G1』チャンピオンのほうが上”だと思ってる」
“『G1』覇者”オカダ・カズチカ選手に直撃インタビュー!!
コチラから
⇒https://t.co/ngrEDx4Tg9#G131 #njpst #njpw— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 29, 2021
『2012年にボクが初めて「G1」で優勝した時に権利証というものを作ってもらって、東京ドーム大会でのチャレンジャーになりましたけど、久しぶりに優勝して思ったのが「こっちもチャンピオンだ」ということですね。
(中略)「G1」チャンピオンがIWGP王者に挑戦するという構図が当たり前になりすぎてて、みんなちょっと勘違いしていたと思うんですよ。「G1」は年に1回しかないですし、IWGPチャンピオンだからってチャンスが大きいわけではない。そういうリーグ戦です。まあ、ボクもIWGPチャンピオン時代にいろいろと言っているかもしれないですけど、過去は過去なんでね。今をしっかりと盛り上げますよ。それでIWGP世界ヘビー級チャンピオンが燃えてくれればいいんじゃないかなと思います』
引用:新日本プロレス
このオカダの説明を聞いても、意味が分からず納得できないファンはいるでしょう。
確かにIWGP世界ヘビーは団体最高峰の権威です。
しかし、G1という過酷なリーグ戦はこのベルトに挑戦する権利を得るための闘いではありません。
あくまで私の解釈ですが、東京ドーム大会はいつもと一緒のIWGP世界ヘビー防衛戦ではないということを、オカダは強調したいんだと思います。
王者に挑戦するという構図ではなく、「チャンピオン対チャンピオン」というタイトルマッチということでしょう。
今まで何となくIWGP王者にG1覇者が挑戦するという空気になっていましたが、本来は東京ドームのメインイベントは最強を決める王者同士の闘いという構図です。
もっと言えば、IWGP世界ヘビー級王者とG1王者が闘うシチュエーションは、年に1回のレッスルキングダムだけ。
王者と王者が闘うのに、G1覇者だけブリーフケースというのは様にならないと気付いたんだと思います。
だから、IWGPヘビーのベルトを持ち出した。
それ以上でもそれ以下でもないのでしょう。
忘れかけてたレッスルキングダムで闘う意味。
その事を思い出させてくれたのは7年振りにG1クライマックスを制したオカダです。
久しぶりにビッグマッチで9試合も行われる11・6大阪大会のチケットは、ほぼ完売状態となっています。
残るは「2階指定席A」のみ。
【チケット情報!】
11月4日(木)小松大会は「特別リングサイド」「リングサイド」が完売、「2階特別席」も残りわずか!
11月6日(土)大阪大会は完売間近!「2階指定席A」も残りわずか!https://t.co/0BeEyBuC4q#njpw #njpst pic.twitter.com/lT8ImGp8TF
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 1, 2021
エディオンアリーナ大阪に金の雨は降るのか。
そして、来年1月の東京ドーム大会で金の雨は恵みの雨に変わるのか…
レインメーカーがこれから見せてくれる景色は、私達が見たこともない景色かもしれません。