2年半振りに新日本プロレスに参戦し、鈴木みのると一緒にWORLD TAG LEAGUE(以下WTL)を闘うTAKAみちのく。
未だ勝ち星は得ていませんが、TAKAにとってWTLで勝つこと以上に大切なものを手に入れたのではないでしょうか。
TAKAみちのくが新日本からフェードアウトする直前の2年半前、タイチは公式サイトで意味深な日記を書き続けていました。
いや、正確には意味深なタイトルを付け続けていました。
第46回 方向性の違い…生活 第47回 最後通告生活 第48回 本当のラストチャンス生活 第49回 結局何も変わらない生活 第50回 避けられてる生活 第51回 気が付かない事に気が付かない生活 |
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ネットやSNSでは、タイチが鈴木みのるを鈴木軍から追放するのでは噂されていた時期です。
同時にTAKAみちのくが新団体「JUST TAP OUT」を設立し、旗揚げ戦に向け準備をしていた時期でもあります。
当時記事にもしましたが、タイチの日記のタイトルの意味は、鈴木みのるではなくTAKAみちのくに対するメッセージだったのではないでしょうか。
代表を務める団体を追放される形で退団となり、また同じことを繰り返すのかというパレハへの助言だったのかもしれません。
今は厳しい時期でも一緒にやろう、助けたいという想いもあったのでしょう。
2年半振りのリングでの再会は、禊マッチとも思えるようなタイチが一方的に攻撃し続ける壮絶な試合でした。
『10年くらい一緒にやってきて、ある日突然、テメエのとこの団体が忙しくなったんだか知らねえけど、勝手な都合で何のあいさつもなくフェードアウトして。嫌いだけど仲間としてやってきたのに、そんな去り方ねえんじゃねえのって』
引用:東スポWEB
批判覚悟で上がったリングに、批判を飲み込むほどの制裁ファイトを繰り返したタイチ。
あの日、全力で技をかけ続けたタイチは異常なほど汗だくだったことは忘れられない事実です。
タイチ、ザック・セイバーJr.、鈴木みのる、TAKAみちのく……
衝撃の“異色マッチ”となった公式戦の後、4選手はバックステージで何を語ったのか?
全文はコチラ
⇒https://t.co/Bngacgv2wE#njwtl pic.twitter.com/RYroqrDD7l— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 14, 2021
WTLでタイチに胸を借りる結果となったTAKAみちのく。
あれから数日経って、遅ればせながら元パレハへの感謝のメッセージを贈りました。
あれから2週間以上経つがダメージがまだ残る
かつてパレハと呼んだ男の存在感はとてつもなく大きくなっていた
奴の怒りの真意も良くわかる
最初に奴の本気を体感できて本当に良かった
あの強さを体感し2人で駆け抜けた数年間も無駄じゃなかったと思えたから敢えて言おう
グラシアス パレハ pic.twitter.com/FSPQiECVcG
— TAKAみちのく (@takam777) November 25, 2021
このWTLがTAKAみちのくにとって新日本のリスタートになるのか、ラストマッチになるのか分かりませんが、2人の絆だけは永遠に続いて欲しいと願うばかりです。