バックステージで明らかになったデビッド・フィンレーのBC加入の背景

デビッド・フィンレー【撮影:koba】
“独り言考察”




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NEW JAPAN CUP(以下NJC)も2回戦に突入し、トーナメントに残る選手も絞られてきました。

今週も5大会あり、来週春分の日には長岡で優勝決定戦が行われます。

誰が勝ち残り、誰がオカダカズチカの持つIWGP世界ヘビーに挑戦するのか…

 

ファンタズモのコメントの“テキスト”と“サンセット”の意味

 

NJC優勝決定戦に誰が勝ち残るのか非常に気になるところですが、トーナメントとは別に気になるのがバレットクラブ(BC)内の不協和音です。

デビッド・フィンレーの加入を気に食わないエル・ファンタズモが不信感を態度で示すと、リング内外で仲違いが目立ちます。

バックステージの発言も気になるところですが、3・11愛知大会のコメントがイマイチ理解できませんでした。

恐らくそう感じたファンは私だけではないでしょう。

〜3・11愛知大会バックステージコメント〜

フィンレー『おいおい、どうしちゃったんだよ?』
ファンタズモ『なにが“どうした”だ?お前こそどうしたんだ?(※自分の胸を指して)これはなんなんだよ?』
フィンレー 『(お前が俺のことを)打ったんだろ?』
ファンタズモ『お前だろ!』
フィンレー 『お前は打たれても仕方がないだろ?』

ファンタズモ 『ジェイはどうしたんだよ? 俺たちみんなでテキストしただろ?ジェイをサンセットに行かせてやるって。BULLET CLUBでは初めてのことだ。なのにどうしたんだよ、オイ?俺はこいつを信用しないぞ、 ゲドー。 俺は信用しない』

引用:新日本プロレス

 

『俺たちみんなでテキストしただろ?』とは一体何のことなのか?

『ジェイをサンセットに行かせてやるって』とはどういう意味なのか?

 

ご存知の方も多いと思いますが、新日本プロレスの公式サイトの翻訳と、NJPW WORLDの字幕の翻訳は全く同じではありません。

同じスタッフが翻訳しているのか、別のスタッフが翻訳しているのか分かりませんが、感覚的には動画の字幕の翻訳の方がしっくりくることが多いという印象です。

では、NJPW WORLDで公開された翻訳は、2人のコメントをどんな風に翻訳しているのか。

下記がその翻訳の文字起こしです。

ファンタズモ『ジェイのことは?みんなでテキストで話し合っただろ?ジェイが望むように円満に行かせてやるって。こんなのはBULLET CLUBで初めてのことだ。なのにどうしたんだよ、オイ?俺はコイツを信用しないぞ、ゲドー』

引用:NJPW WORLD

 

この翻訳が正とするなら、公式サイトの『ジェイをサンセットに行かせてやるって』の意味は、『ジェイが望むように円満に行かせてやる』という意味なのでしょう。

ではもう一つ不明な“テキスト”とはどんな意味なのか?

日本語でいう“テキスト”は「教科書」だったり「参考書」などの意味がありますが、英語では携帯で送るメッセージを「Text message」と言うそうです。

つまり、ここでいう“テキスト”とは携帯メール(スマホメール)を指しているんだと思います

ファンタズモのコメントのテキストを携帯メールに直すと、ご覧のようなコメントになります。

『ジェイのことは?みんな携帯メールで話し合っただろ?ジェイが望むように円満に行かせてやるって』

 

恐らく、サンノゼ大会からNJC開幕までの間に、バレットクラブ内でメールによる意思統一が行われていたのでしょう。

ファンタズモのコメント通りなら、サンノゼ大会で自分を急襲したフィンレーがバレットクラブ入りしても、円満でいって欲しいとジェイ・ホワイトがみんなにメールしたということです。(もしくはジェイの意思が伝えられた

フィンレーの行動をジェイ・ホワイト本人が許し、バレットクラブのメンバーに円満にいくように働きかけた…

フィンレー加入の背景には、意外な事実が存在していたことが分かりました。

 

険悪なムードがなくならないフィンレーとファンタズモですが、このまま問題が自然消滅するとは思えません。

ファンタズモもInstagramのストーリーズにジェイの動画をあげ、“MISS YOU”(寂しい)とメッセージを添えています。(13日AM10時台に自動消滅予定)

一方でフィンレーは“(バレット)クラブのため”とツイートしています。

果たして、バレットクラブはどうなってしまうのか…