「Resurgence」ロングビーチ大会の第4試合の後、スーツ姿にIWGPタッグ王座とSTRONGタッグ王座の2つのベルトを持って登場したカイル・フレッチャー。
リング上でマイクを持つとパートナーであるマーク・デイビスが負傷していることを明かし、2つのベルトの返上を発表しました。
【現地時間5.21ロス大会・第4試合後】
「タッグ王座を手放すことを発表しにきた」
デイビスの負傷によりフレッチャーがベルトを返上……。
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/AfZaOIoEAa#njresurgence pic.twitter.com/x6H7mOahdc
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 22, 2023
カイル『オージー・オープンは今年たくさん試合を行なってきた。文字どおり、世界を駆け巡るハードスケジュールをこなしてきた。史上最強ということを証明していた。 その多忙なスケジュールの中、デイビスと俺はちょっとした山を越え、傷を作ったりもして進んできた。だが、「レスリングどんたく」のあと、デイビスを大きな爆弾が襲った。そして、検査の結果、彼はレスリングできない状態だ。 まだわからないが、とにかく6月4日のDOMINIONで、IWGPタッグ王座の防衛戦はできない。この世界にとって重要な意味を持つベルトをどうするか、たくさん話し合った結果、次の防衛戦ができない状況で保持するのはよくないということになった。 だから今日は、2人がIWGPタッグ王座を手放すことを発表しにきた。このベルトを持つこと、保持することは俺にとって大きな意味を持つ。4年の間、このベルトを俺のロック画面にしていた。それぐらい、大きなタイトルだ。だからこれを手にできて、夢がかなったんだ。そしてこの世界で最も価値のあるベルトの最長保持も目指していた。だから心の底から申し訳ないと思っている』引用:新日本プロレス |
このカイルの発表に、ユナイテッド・エンパイアの仲間であるグレート・オーカーンが即反応。
帝国の誰かとタッグを組み、毘沙門とハウス・オブ・トーチャーとの王座決定戦に名乗りを挙げました。
このタッグベルトは同じ連合帝国が持つのが筋ではないか?
こちらも筋を通して、拷問、毘沙門と大阪城ホールで闘ってやる👑
パートナーはオスプレイでもヘナーレでもカイルでも https://t.co/N4HXUfL3hF
— グレート-O-カーン (@Great_O_Khan) May 22, 2023
しかし、新日本プロレスは毘沙門とハウス・オブ・トーチャーのIWGPタッグ王座決定戦に変更になると発表。
オーカーンの筋を通した提案は受け入れられず、元々の3WAYマッチから2組みによる王座決定戦に落ち着く形となりました。
これまでリングの上の闘いでも、リング外の広報活動でも献身的に新日本のために尽くしてきたオーカーン。
この勤勉さは個人レベルではなくユニット全員に伝染し、大会中の控え室の様子を解禁にするという前代未聞のファンサービスを敢行しました。
ここだけの話、帝国旗は毎試合ちゃんと分解してAngel Beats! のタオルと、天使ちゃんベッドシーツで包んでる。
その証拠を #新日ちゃんぴおん 完全版で確認せい!! #UnitedEmpirehttps://t.co/gyUsEBc9hx
— グレート-O-カーン (@Great_O_Khan) May 21, 2023
恐らく、どんなにファンが声を上げても、SNSでオーカーンがアピールしても、新日本サイドは公式発表を覆すことはないでしょう。
一度決定した王座決定戦にエンパイアメンバーが加わるためには、大会中にアピールするしかないんだと思います。
昨日の大阪大会の第1試合に出場すると、バックステージで今回の会社の発表に猛抗議し、同門対決実現を約束しました。
余様『オイ!なに余の了承なく、タッグのタイトルマッチ決めとるんじゃコラ、この無礼者が!余はこうやって、解説もこなして、いざパートナーが欲しくなれば、わざわざ大阪まで出張って、ここまで勤勉に!働いてやってんだぞ、オイ。デイビスがケガで(ベルトを)返上するなら、同じ連合帝国が(ベルトを)持つのが筋だろうが!こちらも筋を通して、毘沙門と拷問(HOUSE of TORTURE)と、闘ってやると言ってあげてるんだぞ。そ れがわからんのか!カイルがな、なんて言ったか知らねぇんだよ。覚えてるか?カイル、愚民ども。初めて帝国で同門対決をしたとき、タッグリーグで、余とヘナーレ(vs)、カイル、デイビスだったな。そこから、デイビス(vs)、オスプレイ。 そしてオスプレイが欠場でデイビスが出たな。その後も、ダン(・モロニー) とアキラがやったな。そのすべてが! 同門対決という……そうだな、腐ったようなレッテルを何度も剥がしてきた。カイル、デイビス、貴様らを待つのは、この余と、ヘナーレだ。あの時の続きをするぞ。そのためにもまずは、毘沙門、拷問、テメェらに恥をかかせてやるしかねぇな、オイ!待ってろ』引用:新日本プロレス |
バックステージの発言により王座決定戦のカードが覆るかどうかは分かりませんが、変わらないなら強行突破するのでしょう。
もしかしたら、ドミニオン前の大会で何かしらアクションを起こすかもしれません。
幸運にも昨日の大阪大会にはハウス・オブ・トーチャーのEVILと高橋裕二郎が来場していました。
本日の大会でハウス・オブ・トーチャーとエンパイアの試合が組まれるかもしれません。
SNSでは帝国からの王座決定戦エントリーを推す声は多いように感じます。
新日本の公式Twitterへのリプは、帝国エントリーのコメントばかりです。
それでもまだまだ民意は足りないのでしょう。
もっとファンが声を上げれば、もしかしたら王座決定戦が3WAYに覆る材料になるかもしれません。
オーカーンがドミニオン前に再びアピールする為にも、多くの帝国民の声が必要です。