新日本プロレスがAEWに抜かれ世界2位のプロレス団体から陥落か

レッスルキングダム【撮影:Koba】
海外プロレスニュース




Pocket

ジロードがの「中期経営計画」で明らかになったの新日本プロレスの事業年度FY23(22年7月から23年6月)の売上高52.9億円。

この数字は団体創設以来、歴代2位の記録であり、コロナ禍前の興行収入頼りだった企業体質から、興行以外のコンテンツ売上を伸ばせた結果となりました。

今後はコロナ禍で減った動員を回復すべく新規ファンを獲得しながら拡大を目指し、コンテンツ売上をさらに伸ばせれば、FY24は歴代1位の売上高を記録するかもしれません。

 

WWEに次ぐ世界2位のプロレス団体というイメージが強い新日本プロレス。

しかし、今現在は提携団体であるAEWに抜かれ世界3位のプロレス団体にランクダウンしているようです。

レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが新日本とAEWの売上規模に対しこのようなリポストをしていました。

『AEWは第2位だ。 NJPWの収入は4,000万ドル以下だった。 今年のAEWはその3倍以上、もしかしたら4倍になるかもしれない』

 

今の為替がだいたい145ドルなので4千万ドル以下だと58億円。

それに比べAEWは3〜4倍の規模ということです。

 

デイブ・メルツァーが仕入れた情報がどれだけ正しいかはさておき、団体初となる英国大会「ALL IN」が8万人を越える動員を集めたことは事実であり、今の新日本の興行で8万人規模の動員を記録することは不可能でしょう。

AEWのPPV大会のチケット売上高は110万ドル以上と言われており、これにPPV販売数も加わるのですから、新日本の売上を上回っていても不思議ではありません。

 

売上規模でAEWに抜かれたと思われる新日本プロレスですが、抜かれたら追いついて追い抜くのがプロレスです。

世界最高峰のレスラーを抱え、世界最高峰の試合を提供し続ける限り、これから新日本の逆襲が始まるでしょう。

しかもAEWとは提携関係にあり、お互い協力し合えば新日本に足りない部分を強化できるはずです。

コロナ禍で様々なコンテンツの発信に成功した新日本プロレス。

来年度、どれだけの売上高を記録できるか今から楽しみです。