新日本のプロレスラーが国立医療センターの病児を支援しているという事実

雑感




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お恥ずかしながら知りませんでした。

 

2ヶ月に一度、新日本プロレスのレスラーが成育医療研究センターに訪問し、病気の子供達に勇気を与えているという事実に

 

キッカケはメイ社長のトークセッションを主催したSPORT LIGHTのホームページ。

様々なスポーツ界で働く裏方の方へのインタビュー記事の中に、2014年に怪我で引退した井上亘さんのインタビューを発見しました。

 

井上さんは2013年3月の試合を最後に、「頚椎椎間板ヘルニア」及び「右変形性肩関節炎」で長期欠場。

多くのファンが復帰を待ちわびましたが、怪我の影響で十分な練習ができず引退を決断。

現在は新日本プロレスの社員として働いています

 

井上さんの現在の担当部署は、広報宣伝部の広報宣伝コンテンツセクションと、興行事業部の渉外・選手セクションだそうです。(2018年10月現在)

 

体的な仕事は主に3つあるそうで、1つは選手周りの仕事

一般社員だと近寄りがたい鈴木軍を担当(恐らく怖いから)。

元レスラーという立場を生かし、担当になったということです。

試合前の控室に入っての仕事もあるらしく、出場選手の世話も行います。

※詳しくは上記記事参照

 

 

つ目『athletic camp LION』というスポーツ事業。

『athletic camp LION』とは有明にあるアスレティックスクールで、その中のひとつに第三世代の選手がコーチをしてくれる『The Third Generation Club』(以下TTGC)があります。


実はプロレスラー井上亘ではなく、会社員の井上さんとお話しさせていただいたことがあります

それが『TTGC』の体験入学

※あまりに体力がなかった為、体験だけで断念

 

現役のプロレスラーがコーチングしてくれるこのTTGCの存在を伝えたく、体験入学の内容を記事にしました。

この時体験入学のお世話をしていただき、ブログに掲載することを相談させていただいたのが井上亘さんです。

 

 

つ目病児支援活動

世田谷にある国立成育医療研究センターという国立子ども病院で、病棟から出られない子ども達の為に2か月に一度選手達が病院を訪れているそうです。

過去には棚橋弘至選手本間朋晃選手SHO選手YOH選手ロッキー・ロメロ選手真壁刀義選手獣神サンダーライガー選手中西学選手小島聡選手海野翔太選手成田蓮選手等、沢山のプロレスラーが病院を訪れています。

※訪問の様子は選手名にリンク貼りました

 

 

『athletic camp LION』も病児支援も、井上さんが提案して実現に至ったそうです

プロレスラーを引退して5年。

もしかしたら40歳から社員として働けたことは、幸運だったのかもしれません。

 

多くの選手がプロレスができなくなるまで現役に拘るのは、セカンドキャリアが想像できないという部分も大きいでしょう。

怪我がなく体が動ける限り続けられるのが、プロレスラーという職業。

しかし、常に大怪我をするリスクがあり、いつプロレスを続けられなくなるか分からないという職業でもあります。

 

レスラーをしながら副業する選手もいるでしょう。

メディアに出てプロレスをPRすることは、タレントとしてのセカンドキャリアを構築するチャンスでもあります。

 

ファンである以上、プロレスラーを一生応援したい気持ちもありますが、怪我でなくてもレスラー人生に終止符を打ちセカンドキャリアをスタートできる環境も大事なのでしょう。

井上さんに『athletic camp LION』でお会いした時、今の仕事を凄く楽しんでいる様に感じました

 

今回のインタビュー記事を読めば、充実したセカンドキャリアを過ごしていると想像できます。

前編では『現在の仕事』と『プロレスラーを目指した理由』について。

後編では『デビュー』と『引退』と『セカンドキャリ』について語っています。

 

普段会場で見かけることはありませんが、もしかしたら各会場控室で選手を見守る井上さんがいるのかもしれません。