“元プロレスラー”北村克哉が前K-1王者に真っ向勝負を挑む理由

北村克哉【撮影:koba】
雑感




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村克哉という元新日本プロレスのプロレスラーを知る方なら、このツイートに驚いたことでしょう。

前K-1王者に北村が闘いを挑むいうこの企画に。

 

SNSの反応を見ると『楽しみ!』や『今ボディービルダーなの?』等、様々な反応がありました。

そもそもなぜ、元新日本の北村克哉が現役K-1ファイターと闘うことになったのか

 

闘う理由より前に“この企画”がなんなのか説明が必要でしょう。

テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」が配信するK-1 JAPAN GROUPによるオンライン特化型の新ライン「K-1 DX」が、今回の企画主催者。

「K-1 DX」とはオンライン企画として通常の大会では見られない企画や、K-1ファイターとYouTuberの対戦などのエキシビションマッチを中心に無観客ライブを行うというABEMAコンテンツです。

この「K-1 DX」第2回配信として企画されたのが『安保瑠輝也、誰とでも戦います。』であり、その挑戦者として決定したのが「元新日本プロレス&ボディービルダー」と紹介された北村克哉

200組以上の応募からオーディションが行われ、1人目のチャレンジャーとして選ばれたのが現役ボディビルダーの北村克哉ということ。

この企画を知った北村が興味を持ちコンタクトを取ったところ、急遽オーディションに呼ばれたと北村本人が説明しています。

 

対戦相手の安保瑠輝也は前スーパーライト級王者であり、現役のK-1ファイター。

細かなルールは分かりませんが基本キックボクシングルールを予定しており、この企画の応募もプロ格闘家は参加できないものとなっていまし

炎上YouTuberとも言われる安保選手に対し、現役K-1ファイターを倒したいと思う方を中心にこの企画に応募しているのでしょう。

ABEMAが配信しているオーディション動画はこちらになります。

 

今企画の応募者の殆どがアンチ安保ということで、絵面が明らかに違う北村に白羽の矢が立ったのでしょう。

120キロ弱の大男を70キロ弱のK-1ファイターが倒せるのかどうか。

どちらが勝っても主催者側からは絵になる映像になるんだと思います。

 

上記YouTubeのオーディション内容を見れば分かりますが、北村克哉が今回の企画に応募した理由の説明はありません

いや、正しくは最低限のやり取りだけ残し編集されています。

 

実は今回のオーディション内容は、ABEMA格闘CH側と北村側と両方存在します。

時間の尺としては北村克哉のYouTubeチャンネルの方が3〜4倍長い構成です。

 

そして、北村克哉のYouTubeチャンネルでは『安保瑠輝也、誰とでも戦います。』企画に参加した理由と、対K-1ファイターと闘う素直な感想を述べていました。

主催者側MCと北村のやり取りの一部を抜粋します。

北村『プロレスとレスリングやってきたんですけど、ちょっとでもボディビルを広められれば

主催者『プロレスとレスリングの実績が凄いですけど、安保君目の前にしてどうですか?やったら行けそうですか?』

北村『行けるかどうかは立ち合ってみないと分からない』

主催者『120キロのその身体で65キロくらいの男性から蹴られたりパンチされたらりっていうのは、効かない自信がある?どうですか?』

北村『うーん、効くと思います!』

主催者『短い時間だったら、耐えられるんじゃないかなって?』

北村『どうでしょうねー?やってみないと分からない。』

北村『ボディビルを広めるとか、そういういい活動したくて。一生懸命している姿を(見せたい)。日本はまだまだマイナーなところがあって、それをもっといい雰囲気にしたい。フィットネスを広めたいですね!

 

終始和やかに行われたオーディションでは、主催者側の北村に対する期待を感じました。

筋骨隆々の大男とK-1ファイターが本気で闘ったら、どんな映像になるのかと。

 

しかし、個人的な意見としては99%安保選手は負けることはないと思います

前K-1王者であり現役ファイターがキックボクシングルールで闘う以上、現役プロレスラーでも勝つことは困難でしょう。

 

今回の北村の挑戦に当時のボブ・サップと比べるファンもいると思いますが、北村とボブ・サップでは闘う目的が違います。

格闘家としてデビューし格闘家を生業とするため闘ったボブ・サップと、ボディービルを広める為に闘う北村では比べようがありません。

あくまで北村は現役ボディービルダーとして、ボディービルを広めるためにK-1ファイターに挑みます。

安保瑠輝也に勝つことが第1の目的ではないということです。

 

それでも元新日本プロレスの北村克哉という男が、K-1ファイターに挑むという事実には興味があります。

プロレスラーを続けていたら素晴らしい選手になっていただろう逸材です。

北村がどんなファイトを魅せるのか、あの肉体から放たれる豪腕はK-1ファイターに当たるのか、もしかしたら…

 

今回の企画は12月13日に「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて独占配信されます。

詳しい概要はご覧の通りです。

■ABEMA PPV ONLINE LIVE『安保瑠輝也、誰とでも戦います。』 番組概要
配信日時:2020年12月13日(日)20時30分~24時30分(予定)
視聴料金:
「ABEMAプレミアム」登録者:ABEMAコイン400コイン(480円相当)
「ABEMAプレミアム」未登録者:ABEMAコイン800コイン(960円相当)
販売期間:2020年11月19日(木)18時~12月27日(日)20時29分
ABEMAの公式サイトはこちらから

 

最後に。

今回のボディービルダー北村克哉の挑戦に“元プロレスラー”や“元新日本の選手”という肩書きがつきまとうでしょう。

新日時代、プロレスラー北村克哉を応援していた身しとては、何をしていようと北村克哉という男の人生を応援したいと思います。