G1初勝利を掴んだタイチが言う「これこそ、G1CLIMAXだ」の意味

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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7,000人の動員を集めた北海きたえーる大会は、大方の予想を覆しタイチ内藤哲也から勝利しました。

これでタイチはG1初勝利、内藤は2連敗で未だ勝ち点0。

 

2・21飯塚高史引退記念試合大会にて、リングに残されたアイアンフィンガーが持ち帰ったタイチ。

首から下げたサコッシュに忍ばせ、毎試合持ち歩いてきたタイチですが、遂にそのアイアンフィンガーを使う時が来ました。

 

内藤との一戦で使った意味はいくつかあるでしょう。

今年2月に行われた、北海きたえーるでの内藤哲也とのタイトルマッチ。

花道を入場する内藤に、後ろから急襲しに来たのは飯塚高史でした。

 

この一戦は批判的な意見が圧倒的に多く、タイチにとっても消化不良だったのかもしれません。

 

内藤とのG1公式戦に、飯塚高史が現れることはありませんでした。

多くのファンが飯塚登場を期待し、騙され、その上で内藤にアイアンフィンガーを見舞い勝利したことは、タイチにとっても雪辱を晴らせたということなのかもしれません。

 

この日のバックステージのコメントで、タイチは意味深な言葉を残しました。

『どうせ今日もまた、俺が負けるとか思ってたんだろ、この野郎?

初出場、ナメてんのか、この野郎。お前ら、何もわかってねぇよ。

これこそ、「G1 CLIMAX」だ。この意味わかるか?

全部、俺が変えてやる。俺が中心にな』

引用:新日本プロレス

 

これこそ、『G1 CLIMAX』だ。この意味わかるか?

 

このタイチの発言はどういう意味なのでしょうか?

 

オレの闘い方こそがG1クライマックスだとも聞こえます。

その日の札幌はタイチの地元ということもあり、歓声が多いようにも感じました。

北の大地以外で同じ勝ち方をしたのなら、ブーイングの大きいことでしょう。

 

恐らくこの言葉が、ヒントなんだと思います。

 

▪︎初出場、ナメてんのか

▪︎お前ら、何もわかってねぇよ

 

初出場で神聖なG1のリングに介入ありの試合を展開したのは、昨年並居る強豪を倒したジェイ・ホワイトでしょう。

どんな反則行為を行ってもレフリーが見ていないところで行えば、反則負けにはなりません。

例えファンの支持を得られなくとも、勝ち点2の価値は変わることはないでしょう。

 

タイチが言ったことが昨年のジェイの闘い方と同義語なら、内藤戦の闘い方こそがG1で勝ち抜く方法だと言っているのかもしれません

 

どんな手を使って闘っていたとしても、内藤との試合は激闘であり様々な憶測を期待しながら楽しめた一戦だったのではないでしょうか。

 

タイチが次戦以降もアイアンフィンガーを使うかどうか分かりませんが、リーグ最終戦だけは何かを企んで臨むことでしょう。

リーグ最終戦の相手は、NEVERのベルトを死守できなかった相手である石井智宏

 

G1初出場の集大成である石井戦に、タイチが何を企てどんな行動を起こすのか…

今年のNEW JAPAN CUPでは、石井相手に反則攻撃を出さずに敗れています。

どんな結末を迎えるのか何通りも可能性があるだけに、多くのファンが期待と妄想を膨らませていることでしょう。

 

 

2月の北海きたえーる2連戦も決まり、ますますタイチへの注目度は増すばかりです。

 

北海きたえーるを2日連続札止めにできるかどうかは、タイチとアイアンフィンガーにかかっているのかもしれません