公式戦4連勝を果たしたKENTAですが、結果と反比例して評判が右肩下がりです。
【本日はAブロック公式戦!】
・KENTAがEVILを下し、無傷の4連勝で“首位タイ”キープ!
・棚橋はアーチャーを丸め込んで怪物退治に成功!
・ザックは頭脳プレーでファレを下し、念願の初白星!
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その理由の1つが、KENTAのプロレススタイル。
ほぼ打撃中心の組み立て、盛り上がらない試合展開に、拒否反応を起こすファンが増えるばかり。
もうひとつの理由が、対戦相手を馬鹿にしたこと。
EVILとの前哨戦後のコメントは、言うべきではなかったのかもしれません。
『EVILってアイツ、アホだな! 俺、言ったんだよ。アイツが俺に「G1に出る資格がない」って言ったんだ。
だから「何で?」って。理由を言えって言ったんだ。
でもアイツは、「出る資格がねぇんだよ!」って。だから理由を言えっつってんのに、アイツはそればっかり! 頭悪りぃや』
引用:新日本プロレス
結果、翌日のEVILとの公式戦は、完全アウェイ状態の中、ブーイングも絶えませんでした。
試合後のコメントも、反感を買ったことでしょう。
『いやもう、ひと言だけ。あ~、楽しい!!』
引用:新日本プロレス
次の対戦相手は、同日に圧倒的なパフォーマンスを披露したオカダカズチカ。
【試合結果詳報】オカダがオスプレイを下し、無傷の4連勝。KENTAも全勝キープで同点首位/飯伏、棚橋がそれぞれ勝利し、2勝目/ザックはファレにリングアウトで初白星…新日本後楽園3日目詳報https://t.co/e4Lssy4cdG#週プロモバイル #g129 #njpw pic.twitter.com/LG9nyRYwPK
— 週刊プロレス (@shupromobile) July 20, 2019
ウィル・オスプレイとのメインイベントは、圧倒的なパフォーマンスでハイレベルな試合を展開しました。
ジュニアヘビー級のオスプレイのスピードに完全に対応し、その上で凌駕したオカダは文句なしと言えるパフォーマンスを披露。
意外だったのが、試合後のリングでKENTAの名前を出さなかったこと。
『次、東京へ戻って来るときは、武道館3連戦ですか?
ホントに、武道館の前に、決勝(進出)、決めさせてもらいます』
引用:新日本プロレス
次が互いに無敗同士の天王山になるということは、分かっていたことでしょう。
それでも名前を出さなかったのは、熱戦を繰り広げたオスプレイへの配慮だったのかもしれません。
Aブロックの次の公式戦は、来週末に行われる愛知大会。
5連勝を懸けメインイベントを闘う両者にとって、絶対負けられない試合となります。
恐らく地元愛知のオカダへの圧倒的な声援と、大ブーイングのKENTAという図式になるでしょう。
個人的な意見ですが、今回ばかりはオカダはKENTAに負けるべきではないと思っています。
オカダを贔屓するという訳ではありませんが、KENTAが勝った場合聞きたくないセリフを言いそうな悪い合予感がしてならないのです。
そのセリフとは…
『いやもう、ひと言だけ。IWGP王者ってこんなもんなんですかね?』
あくまで私の憶測であり、こんなことKENTAが言うかどうかは分かりません。
むしろ、柴田勝頼や新日本への感謝を述べる可能性の方が高いと思います。
それでも不安を覚えるのは、EVILにリスペクトにを欠いた行動に出たから。
あの試合でKENTAは、EVILの目の下のペイントを親指で消す行為に及びました。
しかも、その親指に付いたペイントを自分の目の下に付ける暴挙に、会場は大ブーイング。
相手を小馬鹿にすることが得意というKENTAですが、EVILに勝利したことで明らかにその度合いが増しているように感じました。
オカダに勝利すれば、G1に優勝しなくともIWGP挑戦が視野に入ります。
ベルト挑戦への可能性を高めるためにも、オカダを挑発する行為に及ぶ可能性はあるでしょう。
だから、炎上しそうな言葉でさえ勢いで口にしてしまうことを恐れています。
では5連勝を懸けた大事な一戦は、どんな展開が理想的なのか?
私のが思う理想の展開は…
30分フルタイムドロー
どちらが勝っても、Aブロック独走の首位になることには変わりありません。
もし引き分けで終われば、お互い得る勝点は1づつ。
最終戦まで打倒オカダと打倒KENTAの両方を楽しめるのではないでしょうか。
圧倒的強さで勝ち続けたオカダが、外敵であるKENTAに負ける姿は見たくはありません。
同時にKENTAの快進撃が終わってしまうのも、つまらないでしょう。
2人の意地の張り合いが、30分で終わらないことを祈るばかりです。
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