昨日はAEWのPPV大会「ALL OUT」があり、様々なサプライズで大いに盛り上がっていました。
あれだけ観客を動員できる状況であれば、数々のサプライズも納得です。
小島聡がAEW初参戦でジョン・モクスリーと対戦し、試合後は「風になれ」と共に鈴木みのるが現れ客席は歓喜に沸きました。
メインイベント後には新日本プロレスにも参戦したことのあるアダム・コールが登場したりと、日本にいるファンにとってはかなり羨ましい状況だったことでしょう。
新日本とインパクト・レスリングは互いに選手を派遣し、AEWとの禁断の扉は開きました。
アメリカで毎週末開催中のNJPW STRONGにも、魅力的な選手が数多く存在します。
そんな状況で発表された今年のG1クライマックス出場選手。
初出場の選手が3人いたものの、インパクト、NJPW STRONG、AEWからの参戦はありませんでした。
STRONG無差別級王者のトム・ローラーや、新日本のロサンゼルス大会にも参戦したカール・アンダーソン、ロク・ギャローズの選出を期待してたファンもいたことでしょう。
アメリカの大会であれだけ期待させたのにも関わらず、なぜ呼ばないんだと憤りを感じているファンもいるはずです。
なぜ、これら外国人レスラーを呼ばなかったのか?
その理由を調べてみました。
新規外国人レスラーを呼ばなかった理由
正確には “呼ばなかった” のではなく “呼べなかった” が実情です。
外国人が日本に入国するためには基本的に査証(ビザ)が必要になりますが、コロナ禍の影響でかなり制限されています。
外務省のホームページでは、当面の間全ての国と地域の外国人の新規入国を認められないと公表しています。
つまり外国人が来日できる条件は、在留資格を保持した場合のみに限られるということです。
令和3年1月13日付の政府決定に基づき、1月14日午前0時(日本時間)以降、当分の間、全ての対象国・地域とのビジネストラック及びレジデンストラックの運用を停止し、両トラックによる外国人の新規入国を認めません。また、ビジネストラックによる日本人及び在留資格保持者について、帰国・再入国時の14日間待機の緩和措置を認めないことにします。 |
※68の国・地域に対してビザ免除措置を実施していますが、水際対策のため当分の間停止すると発表されています。
昨年を振り返れば、パンデミック後の日本は在留資格を持つ外国人の再入国も制限していました。
その処置が緩和されたのが、1年前のG1クライマックス直前だったということです。
今年はインパクト、NJPW STRONG、AEWからのG1参戦はありませんでしたが、初選出が不要なくらい豪華なメンバーが揃いました。
選手選考でサプライズは少なかったかもしれませんが、G1の闘いはファンを裏切ることはないでしょう。
各大会の公式戦全カードが発表になり次第、優勝予想などもしたいと思います。