1ヶ月間の長きリーグ戦も終わり、遂に決勝トーナメントに進む4人が決まりました。
今年は4リーグ制を採用したG1クライマックスですが、リーグ1位突破という意味ではタマ・トンガとウィル・オスプレイが初の快挙となります。
#新日本プロレス G1 CLIMAX 32 日本武道館大会
タマ・トンガが、Bブロック1位!
オカダ・カズチカが、Aブロック1位!両者が明日8/17(水) #G1CLIMAX32 ファイナルトーナメント準決勝戦で激突!#NJPW #njpwworld pic.twitter.com/BEyqIfGRGe
— njpwworld (@njpwworld) August 16, 2022
#新日本プロレス G1 CLIMAX 32 日本武道館大会
ウィル・オスプレイが、Dブロック1位!
内藤 哲也が、Cブロック1位!両者が明日8/17(水) #G1CLIMAX32 ファイナルトーナメント準決勝戦で激突!#NJPW #njpwworld pic.twitter.com/OdHTdJPFmm
— njpwworld (@njpwworld) August 16, 2022
史上最多の28選手がエントリーした今夏のG1ですが、ユニットごとに見るとバランス良くベスト4が出揃ったように見えます。
Aブロック オカダカズチカ:CHAOS Bブロック タマ・トンガ:本隊 Cブロック 内藤哲也:ロスインゴ Dブロック ウィル・オスプレイ:ユナイテッド・エンパイア |
ベスト4に勝ち残れなかったユニット(新日本プロレスに限ると)は、鈴木軍とバレットクラブ。
バレットクラブは最も多い8選手がエントリーされましたが、1人もリーグを突破することができず。
逆にジェイ ・ホワイトが追い出したタマ・トンガが決勝トーナメント進出しているという、下克上の結果となりました。
今年2月のインパクトレスリングの試合で、タマ・トンガとタンガ・ロアをバレットクラブから追放したジェイ。
この時、インパクトレスリングのバックステージで、タマ・トンガを追放した理由をこのように語っています。
『個人的な裏切りだと思うかもしれないが、みんな、俺の言うことを聞いてくれ。俺がしたことは厳密にはビジネスだ。 ビジネスには常に問題が付き纏っている。それは俺がバレットクラブで目指している高みに到達するために必要な基準であり、お前ら2人はもはやその基準に充していない。 リーダーとして、真のリーダーとしてバレットクラブ事業の発展のために、経営判断を下さねばならなかった。そう、君たち2人はもうクビだ』 |
バレットクラブが目指す高みに到達する基準に満たしていないという理由で、タマ・トンガらを追放したジェイ。
一言で言うなら戦力外だったからというのが理由ということでしょう。
一方で戦力外と査定されたタマ・トンガは、ジェイを破り決定トーナメント進出。
しかもリーグ戦を5勝1敗という成績は、オカダカズチカ、ジェイ・ホワイトに並ぶトップタイの成績です。
ジェイの戦力外という見立ては誤りだったということが証明された結果になります。
戦力外として追放したタマ・トンガに敗れたジェイは、バックステージで悔しさを露わにしました。
ジェイ『あいつ、俺のことを倒したのか・・・。 この試合で俺が負けるとは思わなかったよ。 あいつにとって人生最高の勝利となるんだろうな。 お前の人生にとって最高の瞬間、俺の「G1 CLIMAX 32」での無敗記録を破ったという事実。それはお前から誰も取り上げることは出来ない。 お前なんか大嫌いだ!うまいことエスケープしやがって。しかし、 もう二度と俺の見ている目の前でお前に同じことはさせないぞ。 でも、 取り急ぎ、 おめでとうとだけは言っておこう。 お前は俺を倒した。 俺の名前と共にお前の達成したことは語られるんだ。 お前の功績は俺の名前なしでは語られないんだぞ。 だから感謝しろよ。あいつ、俺のことを倒したのか・・・ 俺、あいつに負けたのか…… (全身に力を込め 引用:新日本プロレス |
バレットクラブをプロレス界一のユニットを目指すため、人気、実力を兼ね備えた選手をスカウトしたジェイ。
ユニット内にトップレスラーが多く揃った一方で、ジェイの判断やG1での成績が他の選手にどう映るかは非常に興味深いことです。
G1からヘビー級に転向したエル・ファンタズモは、地球上で一番強いレスラーであることを見せると宣言しました。
『どうだった、「G1CLIMAX」?終わったよ。 これは俺のヘビー級プロレスラーとしての始まりでしかない。 ここ1年以上、 ジュニアタッグとして、俺を働かせていたようだが、 俺はヘビー級でも出来る。 そして、これから、 俺こそがこの地球上で一番強いプロレスラーであることを、みんなに見せてやることが出来るな』 引用:新日本プロレス |
ファンタズモが記者席でコメント!
「これは俺のヘビー級レスラーとしての始まりでしかない。ここ1年以上、ジュニアタッグの選手として俺を働かせていたようだが俺はヘビー級でも出来る。俺こそこの地球上で一番強いプロレスラーである事を、みんなに見せてやるよ」
全文
⇒https://t.co/1U76R5mr6l pic.twitter.com/WL1nABUorg— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 16, 2022
リーグ最終戦で鷹木信悟を新技で破った事実は衝撃を与えました。
もう一回り大きくなったらと思うと、ファンタズモの今後が末恐ろしいと言えます。
.@elpwrestling “CRⅢ”
Sign up Now & Stay tuned to https://t.co/CcdQ1XamUA#njpw #G1CLIMAX32 #njpwworld pic.twitter.com/wcNYSP5LaO
— njpwworld (@njpwworld) August 16, 2022
ジェイがIWGP世界ヘビー級王者であることには変わりませんが、バレットクラブのメンバーが『我こそが一番』と主張し始めても不思議ではないでしょう。
リーグ戦敗退という結果だけ見れば、バレットクラブ全員が横一線です。
G1クライマックス最終日と言えば、事件を起こすに格好の舞台。
ファンタズモがバレットクラブの新リーダーを主張する可能性もあるでしょう。
外道が動く可能性も考えられます。
残る日本武道館大会でどんなアンダーカードが組まれるのか。
決勝トーナメント以外も目が離せません。