SANADA戦で気付いた新日本がKENTAを招き入れた理由

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




どの試合がメインイベント級だった、G1クライマックス後半戦のスタートとなる7・30高松大会。

 

出場選手のダメージが蓄積してきた分、開幕時の勢いがなくなっていた選手もいるでしょう。

ただし、試合自体が鈍化している訳ではなく、1つ1つの技に重みを感じる重厚な死闘になっていたのではないでしょうか

※あくまで主観

 

 

を吹き飛ばす闘いを見せたのは、同郷対決となったザック・セイバーJr.ウィル・オスプレイ

イギリスでは何度も闘ってきたと語る2人の試合は、最先端のランカシャースタイルで見る者の度肝を抜いたことでしょう。

何度でも見たくなる極上の試合となりました。

 

奇襲が成功したランス・アーチャーは、今まで見せたことのない引き出しを披露しオカダファンの呼吸を止めたことでしょう。

終始攻められ続けたオカダオズチカは、チャンピオンの意地を見せ最後の最後に逆転勝利することができました。

今G1でここまでオカダを追い詰めたのは、ランスと言っても過言ではありません

 

メインイベントの棚橋弘至EVILの一戦は、これぞ新日本プロレスという闘いだったことでしょう。

激しい攻防の中にもフィニッシュホールドまでの緻密な計算と技の読み合いは、最後の最後までどちらが勝つか予想ができない展開となりました。

公式戦6試合目にして、これだけのクオリティを保って試合できるレスラーに、賛辞の言葉しか見当たりません。

 

 

かし、1試合だけ異質な試合がありました。

 

終始攻め続けるKENTAに、防戦一方で手も足も出ないSANADA。

このまま何もできずに負けてしまうのではないかと、心配してしまう程でした。

あのままSANADAが負けてしまったら、“放送事故”と言われかねないでしょう。

 

なぜ、あのような試合になってしまったのか?

 

恐らく…

KENTAのような重い蹴りを幾度もくらう免疫がなかったから

 

正直、この2人の試合は噛み合うようには見えないんだろうなと思っていました。

元々バックボーンは全日本だとしても、育ってきた環境が違います。

あくまでSANADAは全日本であり、KENTAはNOAHです。

 

クラシカルなレスリングスタイルを好むSANADAに、NOAHの試合で見られるような激しい打撃の応酬への耐性はないでしょう

 

この試合を見ていて、ある可能性を感じました。

あくまで主観的な憶測です。

 

それはKENTAを新日本に招き入れた理由の一つとして…

選手に打撃の耐性を持って欲しい

 

新日本において逆水平チョップや蹴りは、試合の流れを変える手段やフィニッシュに繋ぐ過程の技でしょう

それに対してNOAHの打撃は攻撃のベースとなるものであり、時には主役になれる技です。

 

頭から落とすだけがプロレスではない』という哲学があるように、『打撃の応酬こそがプロレス』という哲学も存在するでしょう。

何が起こるか分からない日本のプロレス界において、新日本の選手にも打撃の応酬の耐性を付けさせたかったのかもしれません。

 

 

日本以外の日本のプロレス団体において、団体間の選手の貸し借りは日常茶飯事です

新日本でも同様なことが起きるか分かりませんが、今後も『ジャイアン馬場追善興行』のような合同興行が行われる可能性は十分あるでしょう。

仮に新日本とNOAHの選手が闘うことがあれば、SANADA・KENTA戦のような展開になるかもしれません。

 

また、昨日のKENTA対SANADA戦で解説席に座ったBUSHIが言っていた言葉が印象的でした。

KENTAの新日本加入は当然だと。

 

会社から選手へのサポートは、新日本が群を抜いて手厚いことでしょう。

本州の末端で試合が行われれば新幹線や飛行機で移動でしょうが、他団体なら何時間もかけてのバス移動が基本だと思います。

 

つまり、他団体の一流レスラーが新日本に移籍してくる可能性は常にあるということ。

あくまで可能性の話ですが。

 

多くのプロレスファンを魅了する新日本プロレスですか、更なる高みを目指していることでしょう。

その為にもKENTAの加入は、重要な意味を持っているのかも知れません。

全て憶測の域を出ない妄想ですが…