飯伏幸太がG1クライマックスの一夜明け会見で仰天プランを提案しました。
『ここでひとつ、僕から提案があるんですけど、来年1月4日、5日に東京ドーム大会があります。
僕はまだ、インターコンチネンタルのベルト、これにも愛着があります。
なので、1月4日にIWGPヘビー級のベルトを獲ったまま、1月5日に、インターコンチのベルトに挑戦するっていうのはどうですか?
もちろん、それは権利証を懸けて、今回「G1」で負けた、KENTA選手、EVIL選手に勝った上で。
どうですか!? 僕からの提案です』
『G1』覇者・飯伏が仰天プランを会社に提案!
1月4日にIWGPヘビーを獲ったまま1月5日にインターコンチへ挑戦する!【『G1』一夜明け会見】https://t.co/wTbwS2asft #njpw #g129 #njwk14 pic.twitter.com/0yx9YnpTuP
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 13, 2019
来年のダブルドームがどんな大会構成になるかは、未だ詳細は明らかになっていません。
※獣神サンダーライガーの引退試合は決まっています
飯伏のこの発言で気になる点がいくつかあります。
①2日連続タイトルマッチに耐えられるか
タイトルマッチが2日連続になると、どうしても選手の体調が気になります。
こればかりは素人の私達には判断しかねますが、絶対不可能だとは思いません。
G1のBブロック代表者は、必ず毎年2連戦行っています。
タイトルマッチではなくとも過酷なG1を闘った後の2連戦を闘えるなら、IWGPヘビー級選手権の翌日インターコンチへの挑戦も不可能ではないでしょう。
個人的には他のシングルのベルトも、4日と5日で連日タイトルマッチが組まれる可能性があると思っています。
※全てのタイトルマッチが2日連続組まれるという意味ではありません
②全ての選手に勝つ前提での提案
『1月4日にIWGPヘビー級のベルトを獲ったまま、1月5日に、インターコンチのベルトに挑戦するっていうのはどうですか?』
このコメントには、現IWGPヘビー級チャンピオンのオカダカズチカに勝たなければ実現しないのに、その事には一切触れていません。
G1の公式戦で、確かにオカダは飯伏に敗れました。
しかし、1度の勝利でオカダに勝つ前提の提案を持ち出したことには、奇想天外な発言だとも言えます。
当然オカダも反論するはずです。
もしかしたら、1・4東京ドームでのIWGPヘビー級選手権を防衛したら、1・5東京ドームでは好きな相手を指名して闘うと言いかねないでしょう。
内藤哲也も飯伏の提案が通るなら、自分の要求も通して欲しいと発言するのではないでしょうか?
1・4東京ドームでインターコンチを防衛したら、1・5東京ドームでIWGPヘビーに挑戦したいと。
恐らく、どこかのタイミングで公式にアナウンスされるのではないかと思っています。
IWGPヘビー級チャンピオンはダブルドーム大会で両日タイトルマッチを闘いますと。
③誰にでも権利がある提案
もしこの提案が通れば、IWGPヘビー級挑戦権利証を持つ挑戦者は2日連続タイトルマッチを闘う可能性があるでしょう。
仮に飯伏が挑戦権利証防衛に失敗しても、挑戦予定のEVILもKENTAも1試合しかタイトルマッチはやらないとは言えないと思います。
つまり、挑戦権利証防衛戦に挑む選手はダブルドーム大会で2日連続タイトルマッチを闘う覚悟が必要だということです。
恐らくG1に出場し優勝を目指し闘ったレスラーなら、誰もがその覚悟を持っていることでしょう。
あくまで私の予想ですが、ダブルドーム2日目の1・5東京ドーム大会の対戦カードは殆ど事前に発表されないと思っています。
恐らく事前に発表されるのは、獣神サンダーライガーの引退試合。
そして、ごく一部のタイトルマッチのみ。
事前に対戦カードを全て発表してしまっては、タイトルマッチを分散するしか方法がありません。
翌日にもタイトルマッチが事前に組まれれば、闘う選手のモチベーションも下がるのではないでしょうか?
初日にタイトルマッチを闘うより、2日目に挑戦する方が省エネです。
ちなみに今年のG1の最終日の全カードは、当日の午前10時00分頃発表されました。
今夏のG1最終日も来年の1・5東京ドーム大会も、試合開始時間は共に15時00分スタートです。
恐らく1・5東京ドーム大会も10時00分頃全カードが発表されると予想します。
飯伏幸太の今回の発言で、一番優れている点はどこでしょう?
それは…
ファンにIWGPヘビー級王者とインターコンチ王者のタイトルマッチの可能性を植え付けた事
もし本当に1・5東京ドーム大会の全カードが事前に発表されないとなれば、チケット売り上げにも当然影響が出るでしょう。
しかし、まずは1・4東京ドームを大成功させなくてはなりません。
単純にタイトルマッチ分散では、観客動員も分散されてしまいます。
1・4東京ドーム大会は可能な限りタイトルマッチを揃え、今年並みの動員を目指すのが目標でしょう。
ただし、それだけではダブルドーム2日目がガラガラになってしまいます。
そこで、IWGPヘビー級チャンピオンが2日連続タイトルマッチを行うことが重要になってくるでしょう。
オカダや内藤以外にも他の選手が飯伏の発言に噛みつき、2日連続同一タイトルの防衛戦が行われる可能性が高まれば、自ずと1・5東京ドームの価値も上がります。
全ては新日本プロレスとプロレス界を盛り上げる為。
そして、プロレスをもっと多くの人に広める為。
飯伏は1・4も1・5も両日観客を呼ぶ為に今回の案を考えたのではないでしょうか。
恐らくこれが、飯伏幸太の新日本目線なんだと思います。