大都市と違って地方都市でプロレス興行が行われるは、貴重なイベントです。
それが新日本プロレスなら尚更でしょう。
来る10月23日(水)、福島県会津若松市に新日本プロレスがやってきます。
実に5年振りとなる会津若松大会。
つまり…
会津若松に新日本プロレスが帰ってきたぞ~~~
※5年前の会場の様子です ※nj45さん写真提供ありがとうございます
そもそも、なぜ5年振りに会津若松で新日本プロレスの大会が開催されるのか?
最近は海外戦略ばかり目立つと言われがちですが、新日本は国内興行にも力を入れています。
特に地方都市でのビックマッチ開催が、国内戦略の鍵になっているのです。
今年9月に、鹿児島県初となるビッグマッチが開催されました。
『DESTRUCTION in KAGOSHIMA』9月16日(月・祝)鹿児島アリーナ大会がスタート!
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで独占速報中!https://t.co/njUJ86qjGw#njpw #njdest pic.twitter.com/TYJz9UIRiG
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 16, 2019
本州の最南端の地で、満員となる4000人の動員を記録。
セミファイナルではIWGPジュニアタッグ選手権が行われ、メインではIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦が行われています。
鹿児島県が地元である飯伏幸太が、メインイベントで挑戦権利書を守りました。
今回会津若松で使われる会場は、2015年にも行われた鶴ヶ城体育館です。
体育館と言えば全席フラットな場合も多いですが、鶴ヶ城体育館は2階席が傾斜のある固定席になっています。
2階の固定席が1536席あり、1階のフロアも1000席くらいは席が設けられるのではないでしょうか。
つまり、満席になれば2500人以上の動員が可能となる会場ということです。
ちなみに、満席にならなくとも2000人を超える動員を記録すれば、どんな可能性があるか?
今回よりもっと大きなシリーズが開催される可能性があるということです。
今年、新日本プロレスで行われた下記2つのシリーズで、平日の地方開催で動員が2000人に未達だった会場がいくつかあります。
NEW JAPAN CUPシリーズ | BEST OF THE SUPER Jr.シリーズ |
1526人 | 1630人 |
1389人(札止め) | 1293人 |
1710人(満員) | 1293人(上記とは別会場) |
1403人 | |
1363人 | |
1093人 | |
1773人 |
もし今回の会津若松大会で2000人以上の動員を記録すれば、今後NEW JAPAN CUPやBEST OF THE SUPER Jr.などの人気シリーズで会津若松大会が開催される可能性もあるということです。
ただし、平日に福島県の会津若松に県外から訪れるのは、時間的に厳しい面もあります。
当日、駐車場が解放されるか分かりませんが、鶴ヶ城体育館周辺の駐車場は18時以降閉まってしまうのが実情です。
※ちなみに10月22日の岩手大会は臨時駐車場が解放されました
そこでお勧めなのが会津バス。
18時30分から試合開始の会津若松大会は、全7試合終わるまで20時30分から21時00分ぐらいまでかかります。
会津外から来る方にとっては敷居の高い大会です。
当日午後半休が取れたとして、帰りの交通手段がなければ会津に新日本を見に行こうとは思わないでしょう。
鶴ヶ城体育館から会津若松駅までは、車で約15分。
若松駅前バスターミナルから、下記の地域にバスが出ています。
会津若松→バスタ新宿 | 23:00→翌朝6:10 |
鶴ヶ城・合同庁舎→郡山駅前 | 20:50→22:20 |
※当日時間の変更の可能性もあるので、自己責任でお願いします
郡山まで行けば、仙台や福島まで新幹線で帰ることも可能です。
郡山→仙台(新幹線) | 22:28→23:03 |
郡山→仙台(新幹線) | 23:08→23:47 |
郡山→福島(新幹線) | 22:28→22:42 |
郡山→福島(新幹線) | 23:08→23:21 |
※乗換等は自己責任でお願いします
とは言っても、平日の鶴ヶ城体育館に行くには地元民が一番見に行きやすい環境でしょう。
5年振りというだけでも貴重な機会ですが、今回の若松大会は前大会以上に見所が多く存在します。
見所① 制御不能になってからの内藤哲也初見参
新日本プロレスで最も人気があり、NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」にも出演を果たしたの内藤哲也。
5年前も会津にやってきていますが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下ロスインゴ)を立ち上げてからの内藤が会津でプロレスをするのは初めてです。
しかも、今回は他のロスインゴメンバーのEVIL、SANADA、鷹木信悟も出場します。
生ロスインゴを見る貴重な機会と言えるでしょう。
見所② 新日本の人気レスラー勢揃い
今大会はロスインゴメンバーだけではなく、新日本の中でも人気の選手達が沢山出場します。
5年前にも出場したオカダカズチカや棚橋弘至をはじめ、飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトなど、豪華メンバーが勢揃いです。
しかも、大会開始前には、人気レスラーのサイン会もあります。
サインを貰うためにはサイン会対象商品の購入が必須ですが、サイン会に参加する選手次第では何時間も前から並ぶ必要があるでしょう。
それほど貴重な機会ということです。
※サインは対象商品にのみサインしてもらえます
※サイン会対象商品の数には限りがあります
見所③ IWGPジュニアタッグ王者の公式戦
今現在、新日本ではスーパージュニアタッグリーグの公式戦が行われます。
会津若松大会でも公式戦が1試合あり、現IWGPジュニアタッグ王者である石森太二とエル・ファンタズモのチームが出場するという貴重な大会です。
対戦相手には東北出身でもある田口隆祐と、ロッキー・ロメロの監督チーム。
もし田口&ロメロ組が勝てば、リーグ負けなしの3連勝となりチャンピオンチームに勝ったという事実も残ります。
本番は相当気合が入っていること間違いありません。
他にも見どころ沢山ある会津若松大会ですが、地元小中高生にとっても大変お得な大会でもあります。
当日券のみに限りますが、小中高生のチケットがなんと2000円です!
※終わる時間が21時前後になるので、小学生や中学生は家族で来ることをお勧めします
高校生同士なら友達を誘ってくるのも良いでしょう。
新日本にはイケメンレスラーも多いので、女子高校生にもお勧めです。
先日も、イケメンレスラーのSHO&YOHが福島放送に出演していました。
昨日 KFB福島放送『福島まるごとライブ ヨジデス』 の生出演を終えて、福島プロモーションは完了!
最後は『鶴ヶ城体育館』の前で記念撮影!
10月23日(水) 鶴ヶ城体育館大会、11月19日(火)ビッグパレットふくしま大会の前売券は好評発売中!皆様のご来場をお待ちしております!
#njpw #njpst #njwtl pic.twitter.com/uzlV96HYBM— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) October 11, 2019
新日本プロレスは会場を訪れるファンの平均が、女性客で約4割を占めます。
どなたでも観戦しやすい環境が、新日本プロレスが多くのファンに愛される理由です。
当日は地元高校生で溢れる会津若松大会を期待していますが、初めてプロレスを見る方にとっては敷居が高いかもしれません。
そこで、簡単な観戦知識と観戦ルールをお伝えします。
【観戦予備知識】
▪会津若松大会は会場内土足禁止なので、上履き(スリッパ等)が必要
▪当日券は16:30より発売
▪試合合間の休憩はありません(試合前にトイレに行きましょう)
▪サイン会は試合開始前(大会後にサイン会が行われる可能性もあり)
【観戦ルール】
▪スマホやカメラなどでの写真撮影OK、でも動画撮影は禁止
▪席を立っての観戦禁止、選手入退場時の席の移動禁止
▪顔より上に何かを上げることは禁止(後ろの人が見えなくなる為)
▪試合中に選手へのタッチ禁止(サイン会は握手などしてもらえます)
基本ルールさえ守れば、あとは目の前で繰り広げられる試合を楽しむのみです。
しかも、他の会場に比べ非常に見やすい鶴ヶ城体育館も魅力のひとつでしょう。
初めて見てハマってしまうことも多いプロレス観戦ですが、スーパージュニアタッグリーグの公式戦のみNJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)で後日配信があります。
もしかしたら、会場に訪れたあなたも動画に映っているかもしれません。
普段目新しいイベントなどあまりない会津において、新日本プロレスの大会が行われることは本当に貴重です。
23日の水曜日は仕事や部活を早く切り上げて、プロレスという未知のイベントに挑戦してみてください。
満員御礼になれば、来年も会津に新日本が来てくれることでしょう。
行こうかどうか悩んでいる方は、こちらの新日本公式サイトで詳細確認してください。
【追記①】
一つ大事なことを言い忘れていました。
来年の東京ドーム大会で引退する獣神サンダーライガーですが、恐らく会津で試合を行うのはこれが最後となるでしょう。
ライガーの最後の勇姿を、生で観る最後のチャンスということです。