デビュー15周年記念試合で中嶋勝彦と潮崎豪のシングルマッチが行われる意味

プロレスリング・ノア




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デビュー15周年記念試合として行われる中嶋勝彦潮崎豪のスペシャルシングルマッチ。

GHCタッグ王者でりパートナーである2人が、記念試合で対角線上に立つ意味とはなんなのか。

 

共に2004年にデビューし今年15周年を迎えた2人が、12・3後楽園ホール大会で約1年8ヶ月振りに一騎討ちに挑みます。

 

個人的には次のプロレス大賞「最優秀タッグチーム賞」の最有力候補だと思っているAXIZ

デビュー15周年という記念すべき日に、シングルマッチを行うというのとは何かしら意味があることなのでしょう。

 

今年新体制となり、なにかと注目度が高いプロレスリング・ノアですが、私のようにその歴史を知らないファンも多いと思います。

そんな中、中嶋と潮崎のシングルマッチの付加価値を知るべく、2人のレスラーとしての生い立ちに付いて書かれた特別記事が公開されました。

 

中嶋の師は元新日本プロレスの佐々木健介

潮崎の師は全日本プロレスの四天王と呼ばれた小橋建太

中嶋と潮崎の初めての出会いは、デビュー間もない2005年のNOAH東京ドーム大会だったそうです。

この日、メインイベントで行われた健介対小橋のスペシャルシングルマッチのセコンドに付いた2人。

そして初対決が4ヶ月後で、それぞれ師である健介と小橋と組んで闘ったのがNOAH日本武道館大会だったそうです。

 

そんなライバル関係だった同期の2人が、昨年6・10後楽園ホール大会での三沢光晴メモリアルマッチで初タッグを結成しました。

昨年12月に初めて2人でGHCのタッグのベルトを手にして以来、既に3度の戴冠を果たしています。

2019年のNOAHのタッグ参戦を面白くしたのは、間違いなくこの2人です。

 

タッグチームとして定着してきた2人の記念試合でシングルマッチを行うことに、親会社であるリデットエンターテインメントの社長がこのように表現していました。

 

脱佐々木健介、脱小橋建太

 

新日本と全日本のレジェンドレスラーに“脱”を付けれる現役レスラーはどれ程いるでしょう。

 

脱武藤敬司、脱蝶野正洋は誰になるのか?

脱三沢光晴、脱川田利明と呼べる選手は存在するのか?

 

この記念試合は一選手として成熟した2人が、原点回帰する試合なのかもしれません。

師の面影が見えてしまうファンに、トップレスラーであることを証明する試合でもあるのでしょう。

シングルマッチでありながら脱佐々木健介と脱小橋建太を果たす為の、タッグマッチと言えるのかもしれません。

 

普段はパートナーだからといって手を抜くことはないでしょう。

恐らく壮絶な試合になると思います。

再び闘う2人の試合に何が生まれ、何を手にするのか。

そこには新生NOAHが掲げる「美学のある闘い」が存在するのでしょう。

 

 

デビュー15周年記念試合に先駆け、2人のスペシャルインタビュー動画がアップされました。

 

ナチュラルな2人の会話やデビュー秘話など語った、濃密な1時間超のインタビューです。

質問コーナーでは「NOAH以外で気になるタッグチームはいるか」など禁断の質問も出ています。

2人がどんな答えを口にしたかは、是非ご覧になって下さい。

 

 

【お知らせ】

昨日、GHCナショナル王座選手権が行われた新潟大会が、プロレスリング・ノア公式YouTubeチャンネルで無料公開されました。

 

この新潟大会では中嶋・潮崎デビュー15周年記念6人タッグマッチやGHCジュニアタッグ選手権も開催されています。

誰でも無料で見れるので、興味のある方は是非「美学のある闘い」に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。