新日本プロレスとDDTが政府の自粛要請を受け各大会中止を発表

雑感




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DDTプロレスリングが2月28日(金曜)から3月8日(日曜)までの大会中止及び無観客試合を発表しました

既に購入したチケットの振り替えや払い戻しを行なっているので、詳細はDDTオフィシャルサイトをご覧ください。

 

これは国内でも感染者が増え続けている新型コロナウイルスに対応すべく、本日(2/26)正午過ぎ政府がイベントの開催について中止・延期などの対応をとるよう要請の発表を受けての決断でしょう。

政府はコロナウイルス感染拡大防止に向け、このような声明を発表しています。

『全国的なスポーツ、文化イベント等については、今後2週間は中止・延期、または規模縮小等の対応を要請することといたします』

 

1週間前は各種イベントに対し政府側は自粛を要請しないとのことでしたが、国際オリンピック委員会の声明を受け日本政府としても重い腰を上げたのかも知れません

『新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員(77)=カナダ=が、東京オリンピックを開催するかどうかの判断の期限は5月下旬になるとの見方を示した。AP通信のインタビューに答えた。順延や開催地変更は難しいとも指摘した。パウンド氏は3カ月たっても事態が収束していない場合、「おそらく中止を検討するだろう」と述べた。』

引用:毎日新聞

 

政府の要請が具体的にどこまでの強制力があるのか分かりませんが、各プロレス団体が今まで大会を中止できなかったのは、興行に対する収益の割合が高いからでしょう

2017年のデータになりますが、新日本プロレスにおける収益の約3/4がチケット販売とグッズ販売(オンライン含む)によるものというデータがあります

 

動画配信サービスの会員が10万人を越え、デジタルコンテンツに力を入れている新日本がこの割合なので、他団体はもっとチケット収益の割合が高いと推測できるでしょう。

他プロスポーツに比べ、スポンサー収入が少ないのもプロレス団体の弱みです。

イベントを行うリスクもありますが、イベントを行わないことのリスクもあると言えるでしょう。

 

しかし、ここまでの状況になってしまった以上、各種大会の中止や延期は避けられないかも知れません。

実はこのブログを書いている最中、新日本プロレスから3月1日(日)~3月15日(日)までの11大会の開催中止の発表がありました

 

中止になった大会は下記大会です。

『旗揚げ記念シリーズ』
3月1日(日)茨城・リリーアリーナ
3月2日(月)福島・ビッグパレットふくしま
『旗揚げ記念日』
3月3日(火)東京・大田区総合体育館
『NEW JAPAN CUP 2020』
3月4日(水)東京・後楽園ホール
3月7日(土)愛知・愛知県体育館
3月8日(日)兵庫・ベイコム総合体育館
3月9日(月)高知・高知県民体育館
3月10日(火)岡山・ジップアリーナ岡山
3月12日(木)東京・後楽園ホール
3月13日(金)東京・後楽園ホール
3月14日(土)千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール

 

恐らく、今後の予定は白紙といった状況でしょう。

「3月16日以降の各大会の開催可否に関しては、状況を注視しながら発表させて頂きます」とアナウンスされています。

大会が中止なので、NJPW WORLDでの配信も中止です。

なお、各大会のチケットの払い戻し方法に関しては、詳細が決定次第、改めて公式サイトにて詳細をお知らせするとのことです

 

今回無観客試合を行わないという選択をした新日本ですが、各大会に参加予定だった外国人レスラーに対し日本に入国することのリスクを避けてのことかもしれません

チケットの購入と同時に移動手段やホテルの手配などしているファンにとっては、大打撃となったことでしょう。

そして、各プロレス団体も過去例のないピンチに陥っていると思います。

今、ファンにできることはコロナウイルスに感染しないよう、徹底した予防に努めるしかないのかもしれません。

一刻も早い収束を祈るばかりです。