新日本プロレスが今このタイミングでジュニアにフォーカスする理由

“独り言考察”




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月9日、新日本プロレスはベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の前売り券を一時販売休止にしました。

休止期間は設けていませんが、BOSJ全ての大会でチケットの取り扱いを〈販売休止〉〈発売日変更〉〈発売日延期〉の3つに分けています。

 

現段階では一般前売り券の販売休止や延期なので、大会そのものが中止になったわけではありません

新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、販売を再開するかどうかを決めるのでしょう。

詳しくは新日本プロレス公式ホームページをご覧ください。

 

5月のゴールデンウィークまでの全ての大会を中止した新日本プロレスですが、新型コロナウイルスの影響で大会を自粛して以降、まだ一度も開催していない無観客試合について公式にコメントを出しています。

『5月12日以降の各大会の開催可否に関しては、状況を注視しながら発表させて頂きます。
ファンの皆様には引き続き、大変ご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。

なお、新日本プロレスといたしましては、今後の状況と安全面を慎重に考慮しつつ、無観客試合の実施について検討を行ってまいります(感染拡大状況等を踏まえ、実施を見送らせて頂く場合もございます)。

引き続き、「今できること」をかたちにして発信、配信している新日本プロレスワールドの『新日本プロレスTogetherプロジェクト』を中心に、選手・スタッフが一丸となって、様々なコンテンツを提供して参ります。どうぞご期待ください。』

引用:新日本プロレス

 

無観客試合とは言え、大会に参加するレスラーとスタッフもそれなりにいる以上、新型コロナウイルスの感染のリスクは伴います。

このリスクを考慮し、新日本では無観客試合に踏み切れないのでしょう。

開催されるならそれ相当の感染予防対策を敷くことが予想されますが、感染者が出ない事を祈るばかりです。

 

通常興行を自粛している新日本ですが、スマホサイトで新連載が始まりました。

その名も…

『令和時代の新日本ジュニア』

 

記念すべき第1回のゲストは“ならず者のルチャドール”エル・デスペラードです。

 

インタビュー前編では、獣神サンダーライガーの引退試合に関与できなかったことへの苛立ちとジェラシーを語っています。

また、入れ替わりの激しいジュニア参戦で、昨年BOSJ決勝戦でベストバウト級の大熱戦を繰り広げたウィル・オスプレイ鷹木信悟が揃ってヘビー級へ転向したことへの苦言を呈しました。

 

インタビュー後編では、あるジュニア選手へのダメ出しをし、昨年から口にしているNEVER無差別に対しての興味を示しています。

更に、昨年高橋ヒロムと共にBOSJに出場できなかったことに対し、意味深な発言をしていました。

 

ファンの方々に試合を見せることができないための新企画でしょうが、BOSJシリーズを来月に控えたこのタイミングでジュニアにフォーカスを当てることは意味があることなのでしょう。

 

昨年優勝を争ったオスプレイと鷹木のいないBOSJ

怪我で昨年のジュニアの祭典を欠場したヒロムとデスペラードが戻ってくるBOSJ

満を辞して無観客試合を敢行するかもしれないBOSJ

 

開催されるかどうか分かりませんが、今年のBOSJには様々な偶然により何かが起こるのではないかと思っています。

出入りの激しいジュニア戦線において、今は2人抜けたままの状態です。

今いるジュニア選手にフォーカスと当てるということは、新しい選手がジュニア戦線に加わる可能性もあるではないでしょうか

 

このタイミングで、無観客試合開催について公式にアナウンスした新日本プロレス。

次行われる予定の大体は5・12後楽園ホール大会から始まるBOSJシリーズです。

後楽園ホール自体使えるかどうか分かりませんが、何通りものシチュエーションを考えているでしょう。

 

もしかしたら再開したばかりの通常興行は、ファンクラブ会員による先行発売した分のみの動員になるかもしれません

あとは新型コロナウイルスの感染が収まり、新日本も興行を行える事を祈るのみです。