G1クライマックス全日程を終え、鈴木みのるの真夏の逆襲が始まります。
シリーズ中は一貫して無言を貫いてきた鈴木みのるですが、大阪大会で重い口を開きこう言いました。
『聞いただろ、お前らの耳で聞いただろ。俺の無言のメッセージは、大阪にも、世界にも届いている。聞こうとしないのは、テメェら新日本プロレス、そして、新日本プロレスのレスラー達だ。
(中略)
お前たちがこれ、俺のメッセージ受け取った日が、その日に全ての答えがある』
今夏のG1エントリーに漏れた際は、『なぜ!俺をG1に出さない!』と怒りを露わにしていましたが、結局新日本からは何も回答はなし。
G1シリーズに参戦する、鈴木みのるの動向を気にしていました。
そしてG1シリーズ最終日に組まれたカードが…
オカダカズチカ&棚橋弘至 vs 鈴木みのる&ザック・セイバーJr.
タッグマッチではありましたが、オカダが鈴木みのるからまさかのピンフォール負けを喫してしまいます。
衝撃! なんと『G1』最終戦で、鈴木がオカダからピンフォール勝利!
「IWGPヘビーのベルト俺によこせ!」バックステージでは
「こんなに悔しさにまみれた1ヶ月はなかった」
「おかげでよ、何度も何度も強くなったぞ。」☆スマホサイトで独占詳報中!https://t.co/yYvQgioTbe#njpw #g129 pic.twitter.com/zpEY0Uifwq
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 12, 2019
昨日行われた『G1 CLIMAX 29』一夜明け会見で、8・31ロンドン大会で行われる『NJPW ROYAL QUEST』の全対戦カードが発表となりました。
ご覧の通り、今度こそ新日本側が鈴木みのるの要求を受諾。
【8.31ロンドン大会の全カード決定!】
オカダと鈴木がIWGPヘビーを懸けて激突!
ザックがブリティッシュ戦で棚橋と対決!
裏切りのKENTAはNEVER王者・石井に挑戦!
タマ&タンガはRPW代表チームとIWGPタッグ戦を敢行!https://t.co/YxPFGEkP5R#njpw #njpwRoyalQuest pic.twitter.com/RKYp9oZAtu
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 13, 2019
前哨戦無しで、いきなり決まったタイトルマッチ。
実は以前の記事でオカダと鈴木みのるがロンドンでIWGPヘビー級選手権を行う事ことは、予想していました。
こちらがその記事です。
約半月後にロンドンで初めて行われるビックマッチで、伝統のIWGP選手権が行われます。
焦点は勿論、どちらが勝つか。
G1以降IWGPヘビー級選手権でその年の防衛戦に失敗したのは、2014年10月に行われたAJスタイルズ vs 棚橋弘至戦が最後です。
あの時以来、昨年まで一度もG1以降のIWGPヘビー級選手権は防衛戦に失敗していないという事実があります。
十分ジンクスと呼べるデータです。
しかし、今年1つのジンクスが破られました。
IWGPチャンピオンと同組からは、G1優勝者は現れないというジンクス。
現王者のオカダがいたAブロックから、同じくAブロックだった飯伏がG1優勝を果たしました。
やはりジンクスはいつか破られるから、ジンクスというのでしょう。
イギリスという地は、オカダにとってあまりいいイメージがありません。
昨年7月1日にイギリス・マンチェスターで行われたRevolution Pro Wrestling(以下RPW)の大会に、新日本勢の選手が多数参加していました。
この日行われたのが、オカダとザックのシングルマッチ。
結果は、ヨーロピアンクラッチでザックがオカダから勝利。
実はこの日行われたブリテッシュヘビー級選手権で、チャレンジャーの鈴木みのるが当時王者だった石井智宏から3カウントを奪いました。
英国での人気が高い鈴木みのるがIWGPヘビー挑戦となれば、カッパーボックスの観客は大みのるコールになるかもしれません。
G1期間中悔しさをバネに強さを磨いた鈴木みのる。
例年以上の激戦を闘い抜き、満身創痍のオカダカズチカ。
全ての機運は、鈴木みのるに傾いているのではないでしょうか?
つまり、8・31ロンドン大会で…
鈴木みのるはIWGPヘビー級のベルトを手に入れる
鈴木軍の逆襲が始まりそうな予感がします。