ニュージャパンカップ2019予想をジンクスとデータから考える

“独り言考察”




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今年から史上初となる32人のトーナメントとなったNEW JAPAN CUP(以下NJC)。

 

2005年からはじまったこの春のトーナメントですが、2013年のオカダカズチカの優勝以降、優勝者はNJC不参加のチャンピオンの中から好きなベルトに挑戦するというシステムに変化してきました

過去振り返ると、多用な進化を遂げてきた大会だったことに気付かされます。

 

①決勝の舞台がまちまち

2014年以前は尼崎記念公園総合体育館と後楽園ホールに偏りがちだった決勝戦ですが、それ以降は広島→青森→長岡と場所を変え、今年の決勝は長岡2連戦が決定されています。

 

②大会数がまちまち

オカダが初出場・初優勝した2013年はシリーズ6大会中3大会しか公式戦が行われず、最終日に関しては準決勝と決勝が行われ、決勝を戦う選手はダブルヘッダーが組まれていました。(2013年以前も)

そのダブルヘッダーが別日に変更されたのが、2年前の2017年。

長い間短期決戦が当たり前に行われてきましたが、2017年以降は日程の分散化が進み『春のG1』として確固たる地位を築き始めたと言える分岐点となりました。

 

③優勝者がまちまち

過去、後藤洋央紀が2連覇を果たしたこともありましたが、2013年にオカダが優勝して以降毎年新しいチャンピオンが誕生しています

逆に初優勝を果たした選手は、それ以降のNJCで決勝の舞台にも上がれていません。

それだけ混戦が予想されるトーナメント戦と言えます。

 

そう考えると、本当にどの選手が決勝に駒を進めるか予想困難ですが、『プロレス統計』さんの最新記事で“あるジンクス”を発見しています。

 

詳しくは記事を読んでいただきたいですが、この進化の多いNJCにも小規模のジンクスがいくつか発見できました。

ただし、遡ると膨大なデータになるので、優勝者が挑戦するベルトを選べるようになった2014年以降にフォーカスを当ててみたいと思います。

 

▪優勝者は翌年以降決勝の舞台に上がれない

2014年中邑真輔→退団

2015年飯伏幸太→2016年不参加→2017年不参加→2018年2回戦敗退

2016年内藤哲也→2017年不参加→2018年1回戦敗退

2017年柴田勝頼→2018年怪我により欠場

2018年ザック・セイバーJr.→2019年?

 

▪優勝者の所属するユニットから翌年の優勝者は出ない

2014年CHAOS(中邑真輔)→2015年飯伏プロレス研究所(飯伏幸太)→2016年ロスインゴ(内藤哲也)→2017年本隊(柴田勝頼)→2018年鈴木軍(ザック・セイバーJr.)

 

▪1回戦が複数日の開催になってからは、初戦の会場から優勝者は出ていない

2017年初戦愛知大会→決勝で敗退(バッドラック・ファレ)

2018年初戦後楽園大会→準決勝で敗退(ジュース・ロビンソン)

 

▪バッドラック・ファレがいるブロック(トーナメントを4分割した時)からは優勝者が出ていない

2014年→真壁・ファレ・内藤・石井

2015年→内藤・アンダーソン・オカダ・ファレ

2016年→棚橋・ファレ・天山・エルガン

2017年→エルガン・ファレ・矢野・タマ

2018年→棚橋・タイチ・ファレ・ランス

 

これがジンクスと呼べるかどうかは分かりませんが、これ32人のエントリーの内、約半数に絞ることができます。

しかし、初出場の選手も多くまだまだ候補が多いので、過去実績を元に絞り込むことにしました。

2014年以降ベスト4以上に進出したことのある選手に限定すると、ここまで絞ることができます

 

左のブロック(3・8後楽園大会と3・9愛知大会に出場する選手)

マイケル・エルガン

右のブロック(3・10尼崎大会と3・11高松大会に出場する選手)

EVIL、真壁刀義、矢野通、SANADA

 

この結果を見ると、以前私が予想(願望)した内容もまんざらではないのかなと思ってしまいます。

 

勿論、この結果が本当に優勝者を絞るものではなく、あくまで参考程度にするデータです

初出場の選手も多く、緊急登板した田口監督のエントリーもありました。

なにより決勝まで公式戦が5試合もある一発勝負なので、波乱となる試合も出てくることでしょう。

 

もし、今回絞り込んだ選手に推しの選手がいれば、この分析を参考にするのも良いでしょう。

逆に、この分析と自分の予想が違う結果となれば、参考にする必要はないと思います。

 

に、今回32人のエントリー選手がいるということ以上に、棚橋、オカダ、内藤、飯伏の4人が揃っているトーナメントに、豪華さを感じる理由なんだと思います。

実は、この4人が揃ったNJCは今回が初めてではありません

2015年のNJCも、この4人が揃ったトーナメントが開催されています。

 

ちなみにその時、誰が優勝したかというと…

 

飯伏幸太

 

あくまで1つのデータに過ぎませんが…