七冠王者であるHUBがリスクを背負って無観客自主興行を開催する理由

雑感




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コロナウイルス感染拡大防止のため多くのプロレス団体が通常興行の中止や無観客試合を行なっていますが、フリーランスで活躍しているプロレスラーも同様です。

過去10回の自主興行を行なっているHUB『毒人』も、5月開催ながら無観客での自主興行を決定しました。

コロナウイルスの影響で、4月、5月の初旬に開催予定であるプロレス興行がたくさん延期、中止になっています。

毒人11はまだ中止要請が来ていません。

しかし、この状況で開催するのはいかがなものかと関係者と話しました。

プロレスを観に行って感染したなんてことは絶対に避けなければならない!

そもそもこんな状況で観に来て下さいなんて言えないし、チケット予約してくれている方も観に行って大丈夫かな?と不安に思っているはず。

こんな不安が尽きない状況では、毒人興行を普通にやる事はできない。

今回の毒人11は……

無観客でやります。

引用:帰ってきたHUBオフィシャルブログ

 

そもそも『毒人』とは何なのか?

今回で11回目を迎える毒人(どくんちゅ)ですが、HUB主催の自主興行で年2回ぐらいのペースで基本シングルマッチのみで行う大会の名称です

既に対戦カードも発表されています。

現在様々な団体に参戦して合計7つのベルトを戴冠するHUBと、藤田ミノルとのシングルがメインイベントです。

 

HUBにとって特別な相手である藤田ミノルと、今回のシングルマッチが最後と語っています。

詳しくはHUBオフィシャルブログをご覧下さい。

 

今大会はライブ配信はありません。

年2回程の自主興行で放送会社と契約するのは難しく、フリーの選手は大手プロレス団体のようにライブ配信する手段を持たないのが現状です。

しかし、VKF(毒人興行のDVDを制作している会社)の協力を得て1週間程で制作してもらうということ。

つまり、今興行は『毒人11』全試合を収録されたDVD購入が協賛という形になり、毒人に出場する選手の支援につながります

 

【協賛金5,000円】

▪︎大会DVD1枚

 

協賛方法(毒人11DVD購入方法)はこちらになります。

 

なお、協賛金とは別に毒人11Tシャツを3,000円で購入可能です。

※4月10日までは毒人Tシャツ及び限定トートバッグに企業名または個人名を入れれましたが、生産の都合上締め切られています

 

全6試合、全てシングルマッチ。

ベルトハンターであるHUBは、プロレスリングZERO1が年一回主催する天下一Jr.のトーナメントで2回優勝している実績もあります。(2013年と2019年)

興行後、試合結果は一定期間伏せるということなので、非常に見てみたい大会です。

見応えのある11回目の毒人となることでしょう。

 

恐らく、今回の無観客自主興行が失敗すれば今後の毒人開催は難しいでしょう。

これに関してはHUB本人もブログで語っています。

リスクある中で敢えて自主興行をやるのは、新型コロナウイルス感染予防対策で疲弊している方々にプロレスで活力を与えたいから

そして、仲間であるプロレスラーを助けたいからなのではないでしょうか

 

基本、バッチバチのシングルマッチが行われるという毒人。

いつも以上に、出場するレスラーの熱が伝わる大会になるのではないでしょうか。

皆さんの支援をお待ちしています。