生死を懸けた試合とは、まさしくこの2人の試合のことを言うのでしょう。
勝った鷹木信悟も、敗れた石井智宏も、両者だからできる唯一無二の試合かもしれません。
「魂と魂のぶつかり合い! コレがプロレスだ!」
鷹木が石井との“極限死闘”を制して、NEVER無差別級王座を初防衛!
バックステージでは『NEW JAPAN CUP』出陣も宣言!!
☆2.20後楽園をスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/6YZ9f0Pqr0#njroad #njpw pic.twitter.com/TUhEHEKbpw
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 20, 2020
SNSでは「デスマッチ以上のデスマッチ」と表現するファンがいる程、その激し過ぎる闘いに怪我なく試合を終えれるか心配するファンも多かったことでしょう。
あんな激しい試合を次の防衛戦でもするのかと思うと、次の挑戦者へのプレッシャーは計り知れないものがあると思います。
そんな鷹木信悟ですが、試合後のバックステージでNEVER無差別級王者としてNEW JAPAN CUP(以下NJC)出場を豪語しました。
『それと、昨日、久々に後楽園に来たら、会社の担当がおもしろいことを言ってたな。「鷹木選手、【NEW JAPAN CUP】、NEVERのベルトを防衛した場合は出ますか? 出ませんか?」。おいなんだ新日本、選手の意見が通るのかよ。そう聞いたら、「意思は尊重する」と言った。でも、俺はタイトルマッチに集中してたから、終わったら答えると言った。
今、答えてやろう。(ことさらに声を張り上げて)即決だよ、即決! 一発のトーナメント、おもしれえじゃねえか。こんなおもしろいもん、この俺が出ないわけねえだろう。おい、新日本プロレス! 令和初の「NEW JAPAN CUP」、初出場のこの俺が、このシングルのベルトを持って参加してやるよ。
それ相応のおもしろい相手を1回戦で用意しろよ』
引用:新日本プロレス
NJCに出場するということは、優勝を目指して闘うということでしょう。
優勝すれば、IWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル王者である内藤哲也と闘うことになると思います。
二冠王者の内藤に勝てば、NEVER無差別級のベルトと合わせて史上初の三冠達成も見えてくるでしょう。
しかし、鷹木のNJC出場の真の目的は三冠王者ではないようです。
スポーツ紙で語ったインタビューでは、“真の狙い”について語っています。
『特権なんて、俺が決める。優勝しておいて、わざわざ俺から2冠に挑戦する気なんてないよ。3冠戦というタイミングでもないしな…。俺自身NEVERの価値を高めると言ってきているわけだから』
『俺が優勝した暁には、NEVERのベルトにその時一番強いヤツを挑戦させる』
引用:東スポWEB
さらには3月3日の旗揚げ記念大会で闘う内藤哲也と高橋ヒロムの勝者に、次のNEVER無差別級の防衛戦の相手に挑戦させると豪語しました。
【新日本】鷹木 NJCに参戦する真の狙い https://t.co/jmznIpXOG9
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) February 21, 2020
NEVERのベルトの価値を高めることに拘る鷹木は、結果として新日本プロレスにおける自分の価値も高めることになるでしょう。
入団以降確実に存在感を増す鷹木ですが、ファンの期待感はとどまる所を知りません。
初出場となるだろうNJCは、最注目選手となるでしょう。
そんな鷹木ですが、NEVER無差別級6人タッグ選手権後あらためてNJC一回戦の相手の要望を口にしました。
『おい、新日本プロレス、昨日言ったように1回戦の相手、ファンじゃない、関係者でもない、俺がっ! 楽しめる相手を用意しろよ』
引用:新日本プロレス
楽しめる相手とは、石井戦のような魂と魂のぶつかり合いができる相手のことを言っていると思います。
鷹木の胸中に具体的な名前があるかどうかは分かりませんが、借りを返したい相手の顔は忘れることはないでしょう。
ベスト・オブ・スーパージュニア決勝で負けたウィル・オスプレイは、絶対借りを返したい相手です。
他にも昨年出場したG1クライマックスでは、ジュース・ロビンソン、ジェフ・コブ、ジョン・モクスリー、ジェイ・ホワイトに黒星を付けられました。
「借りお返したい相手=楽しめる相手」かどうかは分かりませんが、それ相当な相手が一回戦で組まれることでしょう。
私の予想通りなら、NJC出場選手発表はもうすぐです。
NJCの一回戦の相手が誰になるのか…
鷹木信悟の快進撃に期待が膨らみます。