G1クライマックスの高松大会でのジェイ・ホワイトのコメントが話題を集めています。
公の場でEVILの行動を批判したのですから、ユニット内で抗争に発展するかもしれません。
今年6月の「NEW JAPAN CUP」決勝戦の試合後、ロスインゴを裏切りバレットクラブ入りを果たしたEVIL。
一部のバレットクラブのメンバーとは合流したものの、海外に拠点を置く多くの選手とは未だ接触がありません。
唯一G1クライマックスで対決することになったKENTAには、いつものダーティーファイトで勝点を強奪しました。
これに対し多くを語らなかったKENTAですが、バレットクラブのリーダーとも言えるジェイ・ホワイトはEVILの行動を痛烈批判しています。
バレットクラブ入りしたEVILとの初遭遇がいつになるか分かりませんが、何も起こらないとは考え難いでしょう。
EVILを追放することになるのか、それともEVILからバレットクラブを裏切るのか…
何かが起こることを期待するファンも多いんだと思います。
しかし、ジェイのEVIL批判を鵜呑みにしてしまっていいものかという疑問もあります。
かつて海外遠征から凱旋帰国した際は、ケニー・オメガの誘いを断りCHAOSに加入したジェイ・ホワイト。
CHAOSを裏切ることは既定路線と思うファンが多かったものの、外道や邪道も裏切り一緒にバレットクラブ入りするなど完全に予想外でした。
まだジェイが海外にいた7、8月のSNSの投稿に騙されたファンも多かったことでしょう。
Instagramのストーリーズに、何度か『日付』が入った意味深な投稿を繰り返していたジェイ・ホワイト。
海外にいるジェイが日本の大会のどこかで現れ、誰かを襲撃するんじゃないかという淡い期待。
結局来日したのは、G1が開催される9月になってから。
期待させて裏切る、思わせぶりの態度の裏には壮大な裏切り劇を用意するというのは、ジェイの上等手段でしょう。
ジェイの真意はまだ分かりません。
しかし、このジェイ・ホワイトの批判に対し、EVILも舌戦に応じています。
10・6広島大会でのバックステージでは、バレットクラブメンバー全員がジェイの味方とは限らないと揺さぶりました。
渦中のEVIL、次戦の棚橋(10.8岡山)を挑発!
「お前、今のオレから3つ取れるか?ギブアップ奪えるか?『愛してます』と叫べるのか?」
さらにジェイには…
「オメー勘違いするなよ。(不敵に笑って)全員が、おまえの後ろについてるとは限らねえぞ?」全文https://t.co/EdalBx5UuQ#G1CILMAX30 pic.twitter.com/W8oJ66wpcG
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 6, 2020
EVILの言うことを真に受けるならば、バレットクラブはジェイ派とEVIL派に分かれるかもしれません。
ジェイの次戦の相手は同じバレットクラブの高橋裕二郎です。
恐らくジェイは闘わずして裕二郎が負けてくれると信じているでしょう。
ジェイが10.10大阪の裕二郎戦に言及!
「休みと同じようなもんだ!これでジェフとタイチから受けたダメージを回復できる。ユージローは凄く信頼してるし、アイツは賢いからゲームプランもちゃんとわかってるだろう。Bブロックの“アイツ”とはまるで違う」
全文https://t.co/qWBZoekLQL#G1CLIMAX30 pic.twitter.com/PZa03BJRrG
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 7, 2020
次戦の裕二郎戦を休みと同じようなものと語ったジェイですが、果たして裕二郎は自ら勝点をプレゼントするような闘いをするでしょうか。
ここまで全敗の裕二郎ですが、来年もG1クライマックスの舞台に立つ為に奮闘しています。
1つ1つの試合を噛みしめながら、勝てない状況を悔しがっていますが、決してミジメじゃないと語っています。
誰もが簡単に出場できるG1ではないことを誰よりも知っている裕二郎が、ジェイ戦で闘わず勝点をプレゼントするとは思えません。
それこそミジメでしょう。
今はチームの為ではなく、自分の為に闘っています。
恐らく裕二郎は10・10大阪大会で行われるジェイ戦で、これまで同様に自分の為に闘うんだと思います。
もし、裕二郎の勝利を手助けするべくディック東郷が現れたらジェイはどんな反応をするでしょう。
もし、ディック東郷が試合に介入し裕二郎が負けるのを阻止したらジェイはどう思うでしょう。
ジェイは裕二郎のことをEVIL派と思うのではないでしょうか?
あくまで妄想ですが、ジェイと裕二郎が闘う公式戦にディック東郷が現れるのではないかと予想しています。
何かが起こる大阪大会。
EVILが先に仕掛ける可能性は十分あるでしょう。
大阪大会で行われるジェイ vs 裕二郎戦はバレットクラブが分裂するキッカケになるかもしれません。