「GLEAT」プレ旗揚げ大会現地レポートとUWFルール詳細

拳王、武尊【撮影:koba】
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プロレスリング・ノアの親会社であるリデットエンターテインメントが立ち上げた新団体『GLEAT(グレイト)』。

今回は序章と謳われた旗揚げ大会を見るために、後楽園ホールに観戦に行ってきました。

取り急ぎリングの上で何が起きたのか、試合結果、観戦写真をお届けしたいと思います。

 

所属選手は元WRESTLE-1の渡辺壮馬と伊藤貴則の2人。

フロント陣には長州力、田村潔司、カズ・ハヤシ、NOSAWA論外と異色の組み合わせ。

UWFという名を残したい田村潔司のベクトルに、現代プロレスがどうマッチするのか。

「全ては熱狂と心酔できるリングのために」というキャッチコピーに、この目で見たいという衝動に駆られチケットを購入しました。

 

今大会は通常のプロレスルールの試合と、UWFルールの試合の両方が共存。

UWFルールに関しては下記内容でアナウンスされていました。

 

UWFルール

【試合時間】

30分1本勝負

【勝敗】

ギブアップ、KO、レフリーストップ、ドクターストップ、ポイントアウト(TKO)、セコンドによるタオル投入、反則行為、試合放棄、ノーコンテスト

【5ロストポイント制】

▪︎競技者のポイントは5ポイント、時間切れの場合はポイント差で勝敗が決まる

▪︎ダウンとロープエスケープで1点のロストポイントとなる

【反則行為】

▪︎頭突き、肘打ち、金的、噛みつき、頭髪を引っ張る行為、脊柱・脊髄への攻撃、ヒールホールド

▪︎スタンド&グランド状態での肘打ち&拳による顔面への攻撃

▪︎4点ポジションでのあらゆる打撃攻撃

(反則があった場合はレフリーがカードを提示。イエローで注意・減点1。レッドで減点1・失格)

 

恐らく、スタンドでは蹴り技・投げ技がメイン、グランドではサブミッションがメインで相手のポイントをロストさせながらギブアップやKOを狙うという試合になるのでしょう。

では、早速全5試合の試合結果と観戦写真をご覧ください。

 

【第1試合】プロレスルール

✖︎ NOSAWA論外 vs カズ・ハヤシ ◯

NOSAWA論外、カズ・ハヤシ【撮影:koba】

NOSAWA論外カズ・ハヤシ【撮影:koba】

 

【第2試合】UWFルール

大久保一樹& ✖︎伊藤貴則 vs 船木誠勝◯ &田中稔

伊藤貴則【撮影:koba】

船木誠勝、伊藤貴則【撮影:koba】

 

【第3試合】UWFルール

◯ 朱里 vs 優宇 ✖︎

朱里、優宇【撮影:koba】

朱里、優宇【撮影:koba】

朱里【撮影:koba】

 

【メインイベント】プロレスルール

✖︎ 渡辺壮馬 vs 拳王 ◯

拳王、渡辺壮馬【撮影:koba】

拳王、渡辺壮馬【撮影:koba】

拳王、渡辺壮馬【撮影:koba】

拳王、渡辺壮馬【撮影:koba】

拳王、渡辺壮馬【撮影:koba】

 

【スーパードリームマッチ】プロレスルール

秋山準&関本大介& ✖︎谷口周平 vs 杉浦貴&藤田和之◯ &ケンドー・カシン

藤田和之、秋山準【撮影:koba】

関本大介、秋山準、杉浦貴【撮影:koba】

関本大介、ケンドー・カシン【撮影:koba】

藤田和之、谷口周平【撮影:koba】

藤田和之、秋山準【撮影:koba】

 

拳王と渡辺壮馬の試合前に、K-1のスーパースター武尊選手がサプライズ登場。

武尊、渡辺壮馬【撮影:koba】

 

花束贈呈後もリングサイドでメインイベントを見守りました。

 

試合後は拳王が武尊に握手を求める場面も。

拳王、武尊【撮影:koba】

 

格闘界もプロレス界もコロナ禍の影響でピンチの中、このようなコラボレーションは喜ばしいことです。

これをキッカケに選手同士の交流に発展することを期待しています。

ちなみに拳王と遺憾が勃発しそうな田村潔司は、メインイベントの試合途中に退席。

今後の2人の言動にも注目が集まりそうです。

 

更に、後楽園ホール大型ビジョンでは「GLEAT」旗揚げ大会の日程が発表になりました。

 

来年の7月1日、場所は東京ドームシティホール。

海外からの大物外国人レスラーの参戦もあるということ。

ジョシュ・バーネット【撮影:koba】

※コロナ禍の影響で外国人レスラーの参戦はなし

 

新団体のプレ旗揚げ大会となった今大会ですが、期待の現れなのか8、9割の動員となった後楽園ホール。

殆どの観客が男性という異様な空間でしたが、UWFルールの試合は緊張感があり、観客も静かに見守るという試合風景でした。

今後、伊藤貴則、渡辺壮馬の両選手がどのように育つのか。

9ヶ月後の旗揚げ大会までにどんな成長を遂げるか、期待が膨らみます。

 

一方、今大会で最も盛り上がった試合は「スーパードリームマッチ」と題して行われた、杉浦軍と秋山&関本&谷口の6人タッグマッチでした。

あとから入場してきた藤田和之は一直線に秋山準の目の前に立ち、しばらく微動だにせず。

試合が終わっても秋山に殴りかかり、両陣営に抑えられる場面も。

猪木のテーマ曲で入場するだけでも反則ですが、あの存在感と何をしたら観客の視線を釘付けにできるか分かっている鋭い嗅覚。

藤田和之というプロレスラーからも目が離せません。

 

旗揚げ興行まで時間がありますが、「GLEAT」専属選手の試合とUWFルールの試合で、ファンが熱狂し心酔できる試合にどれだけできるかがポイントでしょう。

様々な闘いを魅せれるのが「GLEAT」の魅力の一つだと感じ、他団体の選手を呼びドリームカードを組めるのもリデットエンターテインメントの強みだと再確認しました

今後も「GLEAT」公式YouTubeチャンネルでは、毎週動画を配信とのこと。

気になる方は是非チャンネル登録をしてみてください。