新日本が新日本プロレスであり続ける為に“あるキャンペーン”を提案

東京ドーム【撮影:koba】
“独り言考察”




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ロナ禍の影響で入場制限に上限がある中、新日本プロレスはキャパシティ半分でも各大会を満員にできず苦戦しています。

毎年チケット争奪戦になるG1クライマックスでさえ前売りで完売になる大会は限られ、半分のキャパのさらに7割、5割の動員しかなかった大会もあったほど。

「Road to POWER STRUGGLE」シリーズの初日の後楽園ホール大会は、メインイベントにタイトルマッチが組まれたにも関わらずこの日の動員は597人。

南側席の通路より後ろ(I列以降)は、殆ど空席状態でした。

 

この後楽園ホール大会の結果を踏まえ今シリーズの全対戦カードを発表しましたが、11・1、11・2後楽園ホール大会でIWGPジュニアタッグとIWGPタッグのタイトルマッチが組まれたのは既定路線と言えるでしょう。

このコロナ禍の状況でタイトルマッチもなければ、新日本と言えど後楽園ホールを埋めることはできません。

感染を恐れ会場に足を運ばないファン、家庭や職場の都合上観戦しに行くことができないファン、昔は会場に足を運んでいたものの「新日本プロレスワールド」の配信で満足してしまったファンなど…

コロナ禍後現地観戦を控えているファンは多く存在すると思います。

この状況でファン心理を変えることは難しく、当面興行面での売上減は続くでしょう。

 

では、興行事業以外に売上を伸ばす事業はないのか?

コロナ禍に左右ない事業と言えば、デジタルコンテンツになるでしょう。

新日本で主力デジタルコンテンツと言えば、「新日本プロレスワールド」(以下ワールド)です。

 

今現在、約10万人という会員数を誇るワールドですが、2017年1月にはこの会員数を達成しており、多少の増減はあるにしても近年はこの推移を持続しているという状態です。

違う言い方をすれば、ここ数年停滞しているとも言えるでしょう。

コロナ禍の影響で入場制限がある以上、ワールド会員数を増やす施策が必要なんだと思います

 

そこで、一プロレスファンからの提案です。

ワールド新規加入者を対象に、加入月のみ月額料金を半額(500円)にしてみてはいかがでしょうか!

 

11月をキャンペーン月にすれば、配信されるコンテンツは充実しています

11月7日にはビッグマッチである「POWER STRUGGLE」大阪大会を控え、11月15日からは「WORLD TAG LEAGUE2020BESTOF THE SUPER Jr.27」が始まります。

12月にはこの両大会である日本武道館でのビッグマッチを控え、12月15日からは「Road to TOKYO DOME」シリーズも控えている状態です。

何より1月4日、5日は東京ドーム大会が行われます。

つまり、11月に半額の500円で新規加入した方は、最低でも3ヶ月持続する可能性が高いということです

 

過去、このようなキャンペーンを行ったことがあるかどうかは聞いたことがありません。

「新日本プロレスワールド」はテレビ朝日と共同運営のため、テレビ局側の協力は不可欠です。

恐らく、社内で議題に上がったことはあるでしょうが、なんらかの壁があり実現していないのでしょう。

 

しかし、ワールド未加入者が加入者に変わる潜在ユーザーは沢山いると思います

新日本プロレスの公式Twitterフォロワー数は、約41万人です。

NJPW Globalの会員数は約13万人

合計すると約54万人になります

 

当然、両方フォローしている方や複数のアカウントでフォローしている方もいると思うので、決して実数ではありません。

しかし、約54万のアカウントの内、最大10万人しかワールドに加入していないという事実があります(ワールド会員が公式SNSのフォロワーとは限りませんが)。

プロレスを見たことないファンより、新日本プロレス公式Twitterで情報を得えいるファン向けキャンペーンを行えば、ワールドの会員数増に繋がるのではないでしょうか?

 

さらに、このキャンペーンのメリットは宣伝費を捻出する必要がありません。

ターゲットが新日本の公式TwitterとNJPW Globalのアカウントをフォローしているファンであれば、キャンペーンをツイートするだけで宣伝になります。

実質、広告費はかからないということ(ターゲットを公式Twitterのフォロワーに限定すれば)。

もし、このキャンペーンが実現すればワールド加入を悩んでいるファンにとっても朗報となるでしょう。

10万人で膠着している会員数を、大幅に伸ばすことができるかもしれません。

 

あくまで素人のアイデアなので、ちゃんと収益が見込めるのか、会員数が増えた場合のサーバーの容量をどうするのか等、立ちはだかる問題はいくつも発生するでしょう。

しかし、東京ドーム大会を2ヶ月後に控えた今だから有効なキャンペーンだと思います

今後も変わらない新日本プロレスであり続ける為にも、画期的な施策を期待したいと思います。