今年のBOSJが過酷なG1クライマックスより更に過酷となる理由

高橋ヒロム【撮影:koba】
BEST OF THE SUPER Jr.




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11・2後楽園ホール大会で、遂にベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27(以下BOSJ)の出場選手が発表になりました。

なんと総勢10人、1リーグ制総当たりという大会形式です。

 

選ばれた精鋭はご覧の10人。

田口隆祐15年連続17回目の出場(2012年優勝)
マスター・ワト初出場
SHO3年連続3回目の出場
ロビー・イーグルス2年連続2回目の出場
高橋ヒロム2年ぶり5回目の出場(2018年優勝)
BUSHI5年連続8回目の出場
エル・デスペラード2年ぶり4回目の出場
金丸義信4年連続4回目の出場
DOUKI2年連続2回目の出場
石森太二3年連続4回目の出場

 

更に、アメリカではスーパーJカップ2020も同時開催するということ。

こちらは出場選手8人によるトーナメントとなりました。

 

NJPW STRONGに出場しているメンバーを軸に、エル・ファンタズモや新顔も登場です。

恐らくトーナメント全戦を12月13日に全試合配信ということになるのでしょう。

詳細発表を待ちたいと思います。

 

以前、当ブログではBOSJの出場メンバーを16人と予想していました。

深く考えなけらば出場選手10人と考えるのは自然ですが、そう予想しなかったのは10人総当たりの1リーグ制では無理が生じると気付いたからです

 

1リーグ制の総当たりということになり、エントリー選手は9試合闘うことになります。

10人によるリーグ総当り戦は全45試合(10×9÷2)、1日1人1試合ならば1大会のBOSJ公式戦は通常5試合です。

BOSJシリーズの大会数は全9大会なので、毎大会5試合こなせば丁度45試合消化できます

 

しかし、よく考えてください。

今年のBOSJは史上初となるWORLD TAG LEAGUE(以下WTL)と同時開幕です

リーグ最終戦となる12・6福岡大会も、同時に行われます。

仮にWTLも10組総当たりの1リーグ制なら、BOSJ同様9大会×5試合で全45試合消化することができます。

つまり、開幕戦と最終戦はBOSJとWTL合わせて、合計10試合行わなければならないということです

 

長丁場となったとしても1大会で10試合は、できないことはありません。

しかし、今は感染拡大防止の為、1大会の試合数を抑えた運営をしています。

今週末に控えた大阪大会のビッグマッチでさえ、全6試合です。

急に10試合に増やすことはないでしょう。

 

では、どうするのか?

 

1日で2試合闘う日を作るということです

恐らく全選手が9大会の内、最低1日は2試合闘う日程になるということでしょう

例えるなら第1試合と第2試合に闘った選手が、メインとなる第6試合にも出場するということです。

 

開幕戦と最終戦をどちらかを公式戦2試合、どちらかを公式戦3試合にすれば、5試合未消化の試合が生まれます。

WTLと同時開催しない大会は全部で7大会なので、その内5大会で公式戦が6試合行われる日があるということでしょう

これがBOSJの出場選手が10人に予想しなかった理由であり、近年稀にみる過酷な闘いとなる理由です

 

1人あたりの公式戦は9試合となり、G1クライマックス出場選手と同数となります。

同じ試合数でもジュニアの選手は1日2試合行う日があるということは、ある意味最も過酷なリーグ戦と言われるG1より過酷な闘いになるということです

史上最も熱い秋は終わらず、そのまま最も熱い冬に投入することでしょう。

G1より過酷な闘いが始まろうとしています。

 

25年振りの1リーグ制で開幕となるBOSJ。

総当たりとなったことにより、同ユニット対決も見所の一つとなるでしょう。

決勝戦に進むリーグ1位2位の選手は、一回闘った相手ともう一度闘うことになります。

各大会の対戦カード発表がいつになるかまだ分かりませんが、見所沢山のBOSJになることは間違いありません。