エル・デスペラードがスーパージュニア開幕前の新日本勢の予選会開催を提言

エル・デスペラード【撮影:koba】
BEST OF THE SUPER Jr.




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・12後楽園ホール大会から開幕した新日本プロレスのジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)」。

公式LINEアカウントで行われた各ブロックの1位突破予想で圧倒的投票数を得た高橋ヒロムとエル・デスペラードですが、共に開幕黒星スタートという波乱の幕開けとなっています。

BEST OF THE SUPER Jr.30星取表

 

エル・デスペラードがスーパージュニア開幕前の新日本勢の予選会開催を提言

 

開幕数日前にライブ配信された「BEST OF THE SUPER Jr.30開幕直前緊急スペシャル生配信!」。

バンドマンのサイプレス上野さん、サンボマスターの木内泰史さん、Base Ball Bear堀之内大介さんが出演し、BOSJの注目選手や対戦カードについて語り合いました。

 

オープニングとAブロックではBOSJ三連覇中の高橋ヒロムがスタジオに登場、Bブロックはモニター越しに登場したエル・デスペラードがジュニアの祭典について熱く語りました。

デスペ『要注意ですか。僕個人が対戦する上で一番気を付けなきゃならんというか、純粋に楽しみなのが金丸さんですね

やっぱり、この間のヒロムとのタイトルマッチも僕も解説させていただいていたんですけど、解説として役に立たなかったですね。ずーと唸りっぱなしで。説明しようにも、動きがすべて無理がないというか理にかなっているというか。

例えば結構多いのが、これはどこの団体でもそうだし新日本の中でもそうなんですけど、自分がやりたい技のために相手をある態勢に持っていく必要がある、というのが基本的な技の出し方なんですけど。金丸さんは自分がこのように動いたら相手がどう避けるか、その先で技を掛けるっていう無理のない動きなんですよね。だから、すべてが滞りなく流れるように技が動くんですよ。

美しくて、兎に角アレが俺が目指す姿だなっていうのもあったし、それを体感した上であの人に勝ちたいなっていうのがあるんで。あの土俵に上がりたいというのと、その上で勝ちたいと言う意味で、やっぱり金丸さん』

引用:NJPW WORLD

 

楽しみであり一番気を付けなきゃいけない相手と語った金丸義信と、元同門対決で開幕戦を盛り上げたデスペラード。

一方で、毎年BUSHIと同じブロックになっている現状を嘆き、スタイルが変わらない2人の対戦に鮮度ある攻防は難しいと苦言を呈していました

過去のブロック分けを調べてみると、確かに2019年以降デスペラードとBUSHIは毎年同じブロックになっています。

ただし、コロナ禍で海外から選手を呼ばなかったこともあり、2020年と2021年は1リーグ制で行っていました。

そう思うとコロナの影響を一番受けたのはBOSJとも言えます。

 

デスペラードが口にした出場選手層のマンネリ。

今シリーズは殆どジュニア選手のみで大会を構成しており、ジュニアの祭典の注目度をアップさせるためにも、少しでもマイナス要素を払拭したかったのでしょう。

リーグ戦の鮮度を高めるべくヒロムとBUSHIは同じブロックにするべきと提案すると、BOSJ開幕前に予選会開催をすべきだと提言しました

デスペ『もうヒロムとBUSHIは同じブロックでやれって話しです。正直、その方が新鮮でしょ!

もしくは新日本の選手ばかり出過ぎだから、よその選手呼べないってなるんだったら、新日本内でスーパージュニアの予選会やって、他の国外でも国内でも対外選手をたくさん招聘する。これ!

引用:NJPW WORLD

 

デスペラードが提案したスーパージュニア開催前の予選会構想。

実は以前、木谷オーナーがタイチのYouTube配信に参加した際、G1クライマックスの予選会を考えていることを明かしており、デスペラードの提案は決して思い付きな発言ではないことになります。

 

今回のリーグ戦は超タイトスケジュールと決勝トーナメント採用という新日サイドの試行錯誤を感じるところですが、来年デスペラードの提案も採用されるかもしれません。

ジュニアの祭典がG1と並ぶ注目度の高い大会になるためにも、今までにない大会形式になる可能性があるでしょう。

BOSJ開幕前に予選会が開催されれば、間違いなく鮮度は上がりそうです。

来年はデスペラードの笑いが止まらない、刺激的なジュニアの祭典になるかもしれません。

BEST OF THE SUPER Jr.30星取表