11月21日の「NJPW STRONG」で配信されたUSヘビー級挑戦権利証争奪戦。
権利保持者のKENTAがデビッド・フィンレーを倒しその権利を死守しました。
【日米同時配信!『FINISH STRONG』】
今週の「NJPW STRONG」を総ざらい!
新ユニットが暴走…さらにメンバーが加入!
権利証保持者KENTAが防衛に成功!https://t.co/xlD0VxCEUx#njpw #njpwworld #njpwSTRONG #njSHOWDOWN pic.twitter.com/Azq9ldTx64
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 22, 2020
新調されたブリーフケースで臨んだ挑戦権利証争奪戦でしたが、ある違和感を多くの方が気付いたことでしょう。
“時間軸”がおかしいということに。
G1クライマックスに参加するため来日したKENTAは、伸びていた髪をカットし過酷なリーグ戦を闘いました。
11・7大阪大会で棚橋弘至とUSヘビー級挑戦権利証争奪戦を闘った際も、短いまま。
しかし、フィンレーと闘ったKENTAの髪は来日する前の耳まで隠れる長さのままでした。
NJPW WORLDで配信された順番と、実際の時間軸を整理するとご覧の様になるでしょう。
配信の試合順 | 現実の時間軸 | |
1 | ジェフ・コブとの挑戦権利証争奪戦 | ジェフ・コブとの挑戦権利証争奪戦 |
2 | 棚橋との挑戦権利証争奪戦 | フィンレーとのとの挑戦権利証争奪戦 |
3 | フィンレーとのとの挑戦権利証争奪戦 | 棚橋との挑戦権利証争奪戦 |
結果的にKENTAが3試合とも防衛を果たしているので、試合の順番は対して問題ではありません。
注目すべきは、KENTAが日本を出国しているという点です。
11月10日のツイートでKENTAは空港にいる写真をSNSでアップしています。
この時点ではアメリカでフィンレーと挑戦権利証争奪戦を行うための渡米と考えられました。
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) November 10, 2020
しかし、フィンレーは11月15日から始まったWORLD TAG LEAGUEに参加するため、拘束期間である14日以上前に日本に到着しているはずです。
これでKENTAのフィンレーとの一戦は棚橋との挑戦権利証争奪戦より先に行われたことになります。
では、なぜKENTAは日本を離れアメリカに向かったのか?
日本に戻って来る際は再び14日間の拘束期間があるというにも関わらずです。
1・4東京ドーム大会に参加しないということはないでしょう。
半月日本での活動を止めるリスクを背負ってでも、渡米した理由とはなんだったのか?
KENTAは再三に渡り、ジョン・モクスリーはどこだと発信しています。
現USヘビー級王座のモクスリーと闘う時期は未だ発表されていません。
How many more times I need to say this.
“Where’s Jon Moxley?”
If he won’t show up any more,
just give me #IWGPUS TITLE.— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) November 21, 2020
しかし、モクスリーは日本で新日本のリングに上がることは可能でも、アメリカで新日本の試合に加わることはできないでしょう。
モクスリーはAEW所属レスラーです。
しかし、KENTAが渡米した目的はモクスリーと闘うためでしょう。
毎週水曜(アメリカ時間)に放送されるAEWのウィークリー番組「ダイナマイト」では、12月2日にジョン・モクスリーとケニー・オメガのAEW世界王座戦が行われます。
WINTER IS COMING!
Moxley vs. Omega for the AEW World Championship LIVE!
Tickets for the Wednesday, Dec 2nd episode of #AEWDynamite go on-sale this Monday, Nov 23rd at 10am EST and start at $20.Visit https://t.co/UN1cNj1kQq for full event details & safety guidelines. pic.twitter.com/zJAaoHKEl9
— All Elite Wrestling (@AEW) November 21, 2020
モクスリーとKENTAのUSヘビー級王座戦が実現するのは、この試合の後になるでしょう。
KENTAのUSヘビー挑戦はアメリカで実現するのか?
モクスリーとの一戦は「NJPW STRONG」なのか、それともAEWのリングなのか…
新日本の選手がAEWのリングに上がるという禁断の扉が開くのかもしれません。