今の新日本プロレスにおいて最もエモーショナルな関係と言えば、ジュニアの高橋ヒロムとエル・デスペラードだと思っています。
語れる関係であり、唯一無二のライバルであり、新日ジュニアになくてはならない存在です。
来年の1・4東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級選手権がセミファイナルに組まれたのも、2人を中心にジュニアが盛り上がったお陰でしょう。
2022年の新日ジュニアも、ますます面白くなると期待しています。
デスペラードが語った新日ジュニアに足りないモノ
新日ジュニアの中心とも言える存在になったデスペラードですが、1・4東京ドーム大会に向けたインタビューが公開されました。
NJPW WORLD WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム IWGPジュニアヘビー級王者・エル・デスペラードインタビュー【50周年のイッテンヨン】https://t.co/ovyG4i3gX9
— TOPE-SUICIDA OFFICIAL (@artnjpw) December 29, 2021
20分を越えるロングインタビューの内容はご覧の通りになります。
▪︎2021年を振り返り ▪︎高橋ヒロムの王座返上から手にしたベルトについて ▪︎新日ジュニアの頂点からの景色 ▪︎王者になってみないと見えない部分 ▪︎ヒロムの「2021年1番ジュニアを盛り上げたのはデスペラード」の発言について ▪︎過去の自分と王者になったターニングポイント ▪︎ジュニアに対する発言が増えた理由 ▪︎ヒロムの印象 ▪︎東京ドームで王者として迎え撃つことに関して ▪︎ヒロムが特別な理由 ▪︎今の新日本ジュニアに足りないもの ▪︎2022年のジュニアの展望 ▪︎対ヘビー級について ▪︎昔の自分と今の違い ▪︎ヒロム戦後の勝利で手に入るもの |
中でも最も共感できた発言が、今の新日本ジュニアに対して足りないモノを語った内容でした。
デスペラードは昨年と今年行われたベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の1リーグ制について、同じメンバーで闘えたことにより純度の高い内容になったと評価。
濃い試合内容になった今の新日ジュニアのメンバーは間違いないと語った一方で、ボリュームが足りないと語りました。
ここで言うボリュームとは、ジュニアの選手層のこと。
確かにヘビー級に比べジュニアの選手層は薄く海外から多くのレスラーが参戦できない限り2リーグ制は難しいのが実情です。
レスラーの数だけドラマが生まれ、ライバル関係で更なるドラマが生まれます。
インタビューではジュニアがメインのシリーズであるならば、お祭りらしく盛大にやりたいと語ったデスペラード。
『国内のスゲェ奴だって呼びたい』と、他団体のジュニア勢参戦を熱望しています。
確かにデスペラードは先日海外向けに行われたオンラインサイン会でも、他団体の選手と闘いたい旨を語っていました。
SNSでも同様に闘ってみたい他団体の選手名をあげています。
やりたいひとややってみたい人は山ほどいますけどね
葛西選手・竹田選手・佐藤光留選手・植木選手・エルマノEITA・遠藤哲也選手・カリスマ・クリス・・・
でも今はこないだノブさんから受けた刺激がまだ余韻を残してて
ああいうものをもっと観たい体感したい
そういう「経験」が欲しいですね https://t.co/0eWtRVDitZ
— El Desperado (@ElDesperado5) December 15, 2021
さらに来年の展望として、新日本は門戸を開くべきだと豪語。
様々なジュニア選手と闘い新しい刺激が欲しいと語り、自分個人の為にいろんな選手と闘いたいと語りました。
そうでなければ、このままでは新日本に『飽きる』とまで言い切っています。
2022年のスーパージュニア展望
過去2年間、コロナ禍の影響もあり1リーグ制で開催してきたBOSJですが、長年2リーグ制で行なってきました。
BOSJがG1クライマックスと肩を並べる為にはデスペラードが言う通り2リーグ制に戻す必要があり、国内外からゲストが必要でしょう。
来年も世界的情勢がどうなるか分からず外国人選手の来日が難しいなら、国内の他団体選手に頼るしかありません。
来年は旗揚げ50周年イヤーであり、50社との企業とのコラボを発表している新日本プロレス。
もしかしたら、プロレスリング・ノア以外に全日本プロレス、DDT、ドラゴンゲートなど、様々な選手がBOSJに参加するかもしれません。
新日本の大張社長もドリームマッチやドリームイベントを惜しみなく実現させると明言しています。
現ジュニア王者のデスペラードが開国すべきだと語り、新日本のトップがコラボに精力的な今、来年のスーパージュニアが過去最高のお祭りシリーズになると信じています。