飯伏幸太が謎ツイートも新日退団はないと思う理由

飯伏幸太【撮影:koba】
“独り言考察”




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イミングがタイミングだっただけに、多くのファンが心配したことでしょう。

『その程度の器しかない場所』をあの団体と想像したファンも多いと思います。

3月5日に呟いた飯伏幸太のツイートは、心配するなという方が難しい内容でした。

 

旗揚げ記念日大会で復帰し、NEW JAPAN CUP出場が発表されていた飯伏でしたが、怪我がまだ完治していないという理由で復帰は延期。

直前の発表にファンは悲しみ、本人も謝罪ツイートを呟いていました。

 

この『言いたくても言えないことだらけ』発言から4日後、非公式でJUST TAP OUT(以下JTO)後楽園ホール大会に登場します。

この件に関して公式な情報はありませんが、現地を訪れた多くのファンのSNS投稿により発覚しました。

JTOトーナメントに出場したTAKAみちのくのセコンドに付くという形で、公の場に姿を表したということです。

恐らく、新日本プロレスとは全く関係なく、依頼があったか本人の希望でセコンドについたのでしょう。

ちなみに、なぜ飯伏がTAKAみちのくのセコンドに?って方もいると思いますが、2人は古くから何かと縁があります。

「TAKAみちのく25周年大会」にはパートナーとしてタッグを組んだり、KAIENTA DOJO15周年記念大会では飯伏幸太とシングルで対戦しました。

プライベートでは飯伏に前髪を切られたりと不思議な縁があります。

 

SNSでは退団するのではないかという不安の声

 

今回の飯伏のツイートに対し、SNSでは様々な憶測や心配する声が多く見受けられました。

欠場中にもかかわらず他団体興行に登場し、それを新日本に注意され、あの様なツイートに至ったのではないかという憶測です

結局その程度の器しかない場所か。

残念でしかない。しょうもない

 

この状況でこんな内容のツイートを呟いたのですから、新日本に対する批判と思ってしまうのは自然なことでしょう。

ただ、誰に対して言っているのか分からない以上、飯伏のツイートが新日本に対しての批判を決めつけるのは危険です。

所属団体に対し、大なり小なりどの選手でも不満はあるでしょう。

それでも、飯伏が新日本に対し『その程度の器』と団体批判するとは思えません。

そして、今回のツイートが新日本に対してではないと思える理由が2つあります。

 

理由① 番宣ツイート

 

新日本プロレスのスマホプレミアムでポッドキャスト『飯伏幸太の世界』を配信している飯伏ですが、あのツイートの数時間後にこのコンテンツの番宣ツイートをしています。

 

収録済みで配信済みの最新回ですが、新日本への不満を爆発させた選手が、その日のうちに新日本の宣伝をするでしょうか?

単純なリツイートではなく、テンション高めのコメント付リツイートです。

新日本に対し不満を漏らした選手が、数時間後にこんなツイートができるとは思えません。

 

あのツイートが新日本に対するものならば、コメント付で番宣ツイートはしないでしょうし、次回以降は降板することでしょう。

飯伏の不満が新日本に対してではないという理由の一つがこれです。

 

理由② 新日本プロレスに対してのツイートなら削除する

 

もし今回の批判ツイートが新日本に対するツイートならば、新日本側からチェックが入り削除要請が入るでしょう

しかし、今でもツイートは残ったままです。

これまでも度々、意味深ツイートや不満・批判ツイートを呟いてきた飯伏ですが、新日本対するものであれば、投稿後削除していました。

 

直近で言えば、昨年7月の東京ドーム大会を欠場した時のツイートは、投稿後1時間程で削除しています。

恐らく、会社から削除するよう言われたのでしょう。

今回の批判ツイートが削除されていないということは、新日本に対する内容ではなかったと考えるのが自然です。

 

『死ぬまで。終わるまでがボクの契約期間』

 

私の結論としては、飯伏の批判ツイートは新日本とは無関係なツイートだと思っています。

文章に主語が無いので何に対する批判か分かりませんが、もしかしたら主力選手が大量離脱し現王者が引退を発表した女子プロレス団体のことかもしれません。

『その程度の器しかない場所』という表現がどこかのプロレス団体とは考えられますが、コロナ禍以降、誰一人選手の退団者を出していない団体をその程度の器と表現することは無いでしょう。

 

2019年4月に新日本プロレスと専属契約を交わした飯伏は、未来永劫契約することを誓いました。

プロレスを愛し、新日本を愛し、ファンを愛する飯伏が、愛する者を裏切ることはないでしょう。

飯伏の言動には不安が付きものですが、それも彼の魅力です。

私は飯伏幸太を信じます。

『契約期間……というか。ボクはもうここを最後だと思ってるんで。ええ。死ぬまで。終わるまで。ハイ。それがボクの契約期間です。(菅林会長に向かって)最後まで、よろしくお願いします。最後まで大丈夫ですか?(笑)。最後まで、ボクをよろしくお願いいたします』

引用:新日本プロレス