新日本プロレス前社長がAEWと提携をしなかった理由

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12月3日(日本時間)に行われたAEWのダイナマイトで、遂にケニー・オメガがAEW世界王座を手にしました。

サプライズはこのままで終わらず、翌週のインパクトレスリングにAEWのケニーが出場することも発表されました。

これを機にAEWとインパクトが提携をするということでしょうか?

 

世界のプロレスシーンが活発になる一方で、新日本プロレスとAEWとの関係についても様々な憶測が飛び交っています。

AEWのレスラーの一部は新日本にも出場できるオプションを持ち、前AEW世界王者のジョン・モクスリーはIWGP USヘビーのベルトを保持しています。

しかし、新日本からはタイトルマッチのアナウンスはありません。

USヘビーの挑戦権利証を持つKENTAですが、いつまで経っても現れないモクスリーに対し苛立ちを募らせています。

 

一方で新日本プロレスとAEWの提携について、前社長であるハロルド・ジョージ・メイ氏が懐疑的な姿勢を示していたという噂もあるようです

AEWと提携しない理由に、メイ氏の存在がネックだったという噂もあります。

噂話しは形を変えAEWが失敗するから提携しないなど、様々な憶測が飛び交っています。

 

実はAEWとの関係についてメイ氏は明確な回答を示していました。

新日本はAEWと提携をしたくないのではなく、始動したばかりの団体なのでまだ様子を見ている段階だと説明しています。

 

旗揚げから勢いのあったAEWですが、どんなに素晴らしいレスラーを抱えていても、巨額な財力を備えていても新しいプロレス団体として成功するかどうかは分かりません。

まだどうなるか見えないプロレス団体と、直ぐに提携するというのは団体トップの人間としては慎重にならざるを得ないでしょう。

会社のトップという仕事は、目先の利益だけではなく長期的なビジョンを見定める必要があります。

メイ氏がAEWとの提携に懐疑的だったのではなく、まだ様子を見ている最中であり提携をする段階ではないということです

 

このメイ氏の考え方に対しては、AEWの副社長でもあるケニーも把握しています。

以前、「KAMINOGE」で特集されたケニー・オメガの独占告白ではAEWとの提携について『ニュージャパンに断られたっていういうのは事実とちょっと違っていて、まだAEWは始まってもいないから「まずはいったん時間を置きましょう」という状態なんだ』と語っていました。

ケニーの発言全文を読みたい方は「KAMINOGE 88」をご覧ください。

 

今後の 新日本プロレスの海外戦略がどこへ向かうか分かりませんが、時代が変わり世界が変われば新日本も新たな施策を実行することでしょう。

何が起こるか、何が計画されていたか見守りたいと思います。