最後まで苦しんだ内藤哲也がグレート・オーカーンに辛勝

内藤哲也、グレート・オーカーン【撮影:koba】
雑感




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決戦当日となった「Road to レスリングどんたく」広島大会。

第2のHOMEと言える広島で、内藤哲也がグレート・オーカーンとスペシャルシングルマッチを闘います。

 

NEW JAPAN CUP一回戦敗退のリベンジとなった内藤ですが、ここまでの前哨戦は10連敗。

2021年のシングルマッチの成績は3戦3敗と全敗しているだけに、本日のオーカーン戦は絶対負けられない一戦です。

 

2大スタジアム大会の主役になる為にも負けられない闘い

 

崖っぷちの内藤哲也ですが、勝てば反撃の狼煙を上げるキッカケを掴むことができるでしょう。

どんたくシリーズ直後には「WRESTLE GRAND SLAM」シリーズが組まれており、2大スタジアム大会が注目されています。

昨年に続く野外マッチとなる5・15横浜スタジアム大会と、今年2度目となる5・29東京ドーム大会。

元二冠王者であり20年度プロレス大賞した内藤の存在は不可欠であり、多くのファンが内藤がどんなカードが組まれるか楽しみにしています。

 

今のところ両大会で発表されているカードは、ドームでのIWGP世界ヘビー級選手権のみ。

今夜の内藤の勝利次第では横浜スタジアムのメインを飾ることも可能でしょう。

自分の為にもファンの為にも新日本プロレスの為にも、絶対に負けられない一戦が今夜のオーカーン戦です。

 

対するオーカーンはどうなのか?

 

ユナイテッド・エンパイアの広報でもあるオーカーンは、前哨戦を通じてその実力を誇示することができました。

負けることによるリスクは見つからず、あとは本番で内藤を蹂躙するだけ。

ベルトが無くても輝けるレスラーであることを信条としているだけに、今夜の一戦は自分の強さを示す闘いになるでしょう。

 

ベルトに執着がないというオーカーンですが、更なる広報活動の為にも内藤戦後のビジョンにタイトルマッチを見据えました。

『ああ、バカだから皮肉も分からんだろうが決して褒めているわけではないぞ。その戦績のレスラーに勝っているのじゃ。内藤をNEVERか、KOPWの戴冠の“きっかけ”にしてやる。貴様が逆転するか、余が戴冠するか、その運命すら余が支配する』

引用:新日本プロレス

 

4・28鹿児島大会で KOPW争奪戦、5・3福岡大会でNEVER無差別級選手権が控えています。

内藤戦に勝って次の標的を選別することでしょう。

運命の女神すら支配するオーカーンは、文字通り内藤の運命さえも狂わせてしまうのか。

運命を左右する広島大会は18時30分試合開始です。

 

内藤哲也がグレート・オーカーンに辛勝

 

序盤から緊張感のある試合が続き一新一体の攻防でしたが、最後はデスティーノで内藤がオーカーンから3カウントを奪いました。

負けはしたものの新日本侵略後、最もファンを震撼させた試合だったのではないでしょうか。

オーカーンの次の標的、内藤の逆転サヨナラホームランに期待したいと思います。