東京ドーム大会は開催できるのか!?政府が大規模イベントの人数制限を強化

東京ドーム【撮影:koba】
雑感




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12月23日の14時から行われた『WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』の第2弾記者会見。

会見ではイッテンヨン、イッテンゴ両大会の追加カードが発表されました。

1・4東京ドーム
第0試合『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボー
第1試合『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者 vs 『SUPER J-CUP 2020』優勝者スペシャルシングルマッチ

高橋ヒロム vs エル・ファンタズモ

第2試合IWGPタッグ選手権試合

ザック・セイバーJr.&タイチ vs タンガ・ロア&タマ・トンガ

第3試合USヘビー級王座権利証マッチ

KENTA vs ジュース・ロビンソン

第4試合スペシャルシングルマッチ

棚橋弘至 vs グレート・オーカーン

第5試合スペシャルシングルマッチ

オカダカズチカ vs ウィル・オスプレイ

第6試合IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合

内藤哲也 vs 飯伏幸太

1・5東京ドーム大会
第0試合スターダム提供試合
第1試合『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチ
第2試合IWGPジュニアタッグ選手権試合

金丸義信&エル・デスペラード vs マスター・ワト&田口隆祐

第3試合NEVER無差別級選手権試合

鷹木信悟 vs ジェフ・コブ

第4試合スペシャルシングルマッチ

SANADA vs EVIL

第5試合IWGPジュニアヘビー級選手権試合

石森太二 vs 高橋ヒロムとエル・ファンタズモの勝者

第6試合IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合

内藤哲也と飯伏幸太の勝者 vs ジェイ・ホワイト

 

1・4東京ドーム大会の『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボーですが、シングルマッチからスタートして1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤルと発表されました。

敗れた選手から退場していき、最後の4選手になった時点で決着。

残った4選手が翌日の1・5東京ドーム大会で4WAYで闘い、2021年最初のKOPW保持者を決定します。

 

また出場選手も登場し、東京ドーム大会へ向けての意気込みを語っています。

こちらは1・4東京ドーム大会に出場する選手のコメントを一部抜粋したものです。

高橋ヒロム『言いたいことはただ一つ、1月4日、エル・ファンタズモを倒し、1月5日、石森の持つIWGPジュニアヘビー級チャンピオンいただきます。それだけは言っておきたい』

タマ・トンガ『4年間という長きにわたりこの二人でタッグチームを率いてきた。4年間であのベルトを6回も獲得したんだ。G.o.Dがなにを成し遂げてきたということはそれだけわかれば、我々がこの団体を代表するタッグチームであることはおまえらにも周知の事実だ。間違いなく1月4日、俺たちはIWGPタッグ王座7回目の戴冠となることだろう』

KENTA『俺一人でなにこれ? おかしいだろ。何しに来たんだよ、俺。もうこれ以上言うことないよ。なにこのプレイ? やめてよ。ないよ。もう! なにあとほか? なんもないだろ。おしまい! もう何にもない! もっとしっかりやって来いって! やる気あんのか、アイツ? アイツが「やらせろ」って言うから俺も「じゃあ、しょうがねえからやる」ってなったのに、なにこれ? どういうこと? ふざけんなって! もう終わり!』

グレート・オーカーン『敵を討ち取った褒美は欲しいなぁ。歴史の問題だよ。負けた国がどうなるか、知ってるか? すべてを奪われ奴隷になるんだよ! 付き人がどうとかほざいてくれたな、棚橋。ならば、貴様が負けた暁にはTHE EMPIREに入って“犬”にでもなってもらおうか』

棚橋弘至『2020年、大変な年になって、プロレスを始めいろんなエンターテイメントが苦戦しているこういう状況で、奮起しなければ何が“エース”だよと。逆境でこそ燃えます!
なので、僕がもう1度新日本プロレスを建て直す為に2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります』

ウィル・オスプレイ 『オカダ、おまえのことは今度の東京ドームで俺が終わらせてやる。かつてのビッグスター、しかし今、おまえが担ってきたものは全て俺の肩にかかってくることになるだろう。そして俺の名前、エンパイアをよく目に焼き付けるといい!』

オカダカズチカ『こういう生意気な後輩が出てくることは凄い新日本プロレスにもいいことなんじゃないかなと思います。まあ、かつての僕もそうでした。さんざん生意気に、本当に今の先輩方には大変失礼な事もたくさん言ったなと思うのですけれども、それは新日本プロレスにとって、会社が大きくなるという意味では凄いいいことかなともおもうのですが、オカダ・カズチカというレスラーにとっては凄く良いことではなく、やっぱり僕が常にトップで戦わないとダメだと思いますので』

飯伏幸太『僕は挑戦者側なんで、特に言うことはないんですけど、内藤哲也というものは僕の中では、少し特別な存在なんで。東京ドームでいかんせん、内藤哲也と。これ思いっきり楽しみましょうよ。そして、僕は1.4勝って、1.5も恨みのある、ジェイ、ここにも勝ちたいと思います』

内藤哲也『1月4日、飯伏に勝利した場合、1月5日、ジェイ・ホワイトとのタイトルマッチがあるわけで、2日連続でのタイトルマッチ、もちろんリスクがあるのはわかってますよ。でも、新日本プロレスにとって東京ドーム大会っていうのは年間最大のビッグイベントなわけで、2日連続で、しかもメインイベントで試合ができるかもしれない。そう考えた場合、リスクなんて頭に大して浮かばなかったっすね。むしろメリットの方が遥かに大きいんじゃないんですか』

引用:新日本プロレス

 

こちらは1・5東京ドーム大会に出場する選手のコメントを一部抜粋したものです。

マスター・ワト『1月5日、東京ドームで、鈴木軍の2人から3カウントを獲って、決着をちゃんとつけてから、このIWGPジュニアタッグのベルトを足掛かりに、さらなる頂点を目指したいと思います』

エル・デスペラード『このベルトをを獲って“第1歩”とか“足掛かり”とか、そういうことを言ったけど、ベルトである以上、チャンピオンシップのタイトルホルダーなんだよ、俺たちは。な? このタイトルを、“足掛かり”とか、そういう位置づけにするな。獲れてもいないヤツが。そういう部分ぜーんぶひっくるめて、俺はお前のことが大っきらいだ』

ジェフ・コブ『家族も、友人も、大切にしていた人も、すべてを捨てて、俺は新しいジェフ・コブに生まれ変わった。かつて俺が涙を流しているのを見た人がいるなら、それは悲しみの涙ではなく、怒りといらだちによって流された涙だ。いまの俺を見てくれ。そして鷹木信悟、お前のその涙というのは、俺に対する恐れではないのか!? なぜなら1月5日は、お前のすべてが終わる日になるからだ』

鷹木信悟『こいつには中途半端な技やパワーは通用しないと思う。すべての魂を、俺はこいつにぶつけたいと思う。“1.5スープレックスパーティーin東京ドーム”。俺は敢えて! ジェフ・コブの土俵に上がる。そして“ランペイジ・ドラゴン”のごとく暴れ狂って、必ず、このNEVERのベルトを守ってみせる』

EVIL『SANADA、オメーみてえな邪魔モンはよ、徹底的に潰してやるよ! 東京ドームでな』

SANADA『そもそも、今年の「G1」で完璧に3カウントを取ってるんですけど、どうも彼は納得してないようなので、ここはあえて東京ドームという大きな舞台で、何度やっても同じだよというのをわからせてやります』

石森太二『ヒロムファンには悪いが、1.4は俺のパートナー、ファンタズモが勝つよ。間違いなく!それで1.5は俺とファンタズモでBULLET CLUBジュニアスペシャルマッチだ!』

ジェイ・ホワイト『ここで一つお願いがある。俺の東京ドームの試合では、レフェリーはレッドシューズ海野はやめてほしい。みんな、わかると思うが、大阪の俺の試合(11.7大阪のvs飯伏幸太)を裁いた背の低い男(マーティー浅見)にレフェリーをやってほしい。なぜなら、レッドシューズには毎回イヤな思いをさせられている。後楽園のときにも5カウントくらいしていたはずなのに、それを見ていなかったようなフリをした。いいな、レフェリーに関しては頼んだぞ』

引用:新日本プロレス

 

この会見で東京ドーム大会2連戦の対戦カードが出揃ったようですが、年内最後の後楽園ホール大会「Road to TOKYO DOME」でジュース・ロビンソンの欠場が発表されました。

目の検査で会見を欠席したジュースでしたが、診断の結果「左目眼窩底骨折」だったということ。

これでKENTAとのUSヘビー級王座権利証マッチは白紙となってしまいました。

今現在、小島聡がKENTA戦に立候補しましたが、決定次第新日本からアナウンスがあるでしょう。

 

ダブルドームの対戦カードが出揃い期待が膨らむばかりですが、政府がある方針を示しました。

『西村康稔経済再生担当相は東京都を中心に、来年1月11日までの大規模イベントの人数制限を強化する方針を示した。定員1万人以上の会場では原則5千人までとする』

 

新日本プロレスの東京ドーム大会は、まさしくこの大規模イベントに該当します

ファンクラブの先行チケット予約は終わり、一般発売も開始してきます。

既に5000人をオーバーしている可能性もあるでしょう。

チケット購入している方をランダムに5000人に絞る訳にもいきません。

そもそも5000人規模の東京ドーム大会では、赤字興行必須です

この補填を政府は肩代わりしてくれるのでしょうか。

 

大張新社長は、東京ドーム大会両日共に2万人を目指すと宣言していました。

この政府の方針が決定事項なら、近々新日本プロレスからもアナウンスがあるでしょう。

チケット販売の打ち止めのアナウンスが。

 

今回の政府の方針ですが、さらに詳しい情報が報道されていました。

『新型コロナの感染が再拡大している東京都を対象に来月11日まで、大規模イベントの人数制限の上限を「5000人」に戻す方針を明らかにした。既に販売したチケットのキャンセルは求めず、新規販売で上限を超えないよう主催者らに自粛を要請する。コンサートなどで販売が終了している場合は、感染防止策の徹底を求める』

引用:毎日新聞

 

感染が拡大している以上、政府の方針は仕方ない部分もあるでしょう。

しかし、昨日行われた東京ドーム大会の記者会見で菅林会長は “ある実績と事実 ”を語りました。

7月11日に有観客大会を再開してから国内にて本日含め78大会、延約10万人のお客様に来場いただき、これまで会場での新型コロナ感染の報告は引き続きゼロの状況でございます。観戦マナーを遵守いただいたファンの皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました』

引用:新日本プロレス

 

有観客興行を再開後、78大会を開催し延べ10万人の観客は徹底した感染拡大予防の結果、誰一人感染者の報告はないということです。

これは感染予防対策の見本であり、新日本とプロレスファンの努力の成果です。

この成果さえ軽視されては、菅林会長も『ありがとうございました』と言うしかないでしょう。

 

恐らく、新日本プロレスから政府の方針に対する回答が早々にあると思います。

2021年も受難な年になりそうな予感しかありませんが、私達はプロレスラーの言葉を信じるしかないのかもしれません。

 

僕がもう1度新日本プロレスを建て直す為に2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります』