「THE NEW BEGINNING」シリーズ最大のサプライズは、欠場していたジェイ・ホワイトの後楽園ホール登場でしょう。
カード変更された2・2後楽園ホール大会でメインイベントに出場しイリミネーションマッチに勝利したジェイは、G.o.Dの2人とNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦表明しました。
この要求が通り、残りのシリーズ参戦とシリーズ最大のビッグマッチである広島大会でNEVER6人タッグ挑戦が決定。
2・11広島大会のセミファイナルでジェイがNEVER6人タッグに初挑戦します。
【ジェイ・ホワイトがシリーズ参戦!】
2月3日(水)後楽園、2月8日(月)後楽園、2月10日(水)広島、2月11日(木・祝)広島に出場決定!https://t.co/JXdpJqgmyG#njnbg #njpw pic.twitter.com/Ia0oAQgKye
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 3, 2021
「THE NEW BEGINNING」シリーズが終わった3日後には、「CASTLE ATTACK」シリーズが始まります。
広島大会2DAYSのビッグマッチの半月後には、同じくビッグマッチである大阪城ホール大会2DAYSも控えています。
会場の規模と集客力を考えれば、広島大会より多くのタイトルマッチが組まれることでしょう。
しかし、挑戦者が決まってなければタイトルマッチを組むことはできません。
大阪城ホール大会2DAYSは2月末と日程的に時間がなく、次のシリーズが始まる前に「CASTLE ATTACK」大阪城ホール大会の主要カードが決まるでしょう。
つまり、広島大会中に次の挑戦者が現れる可能性が高いということです。
IWGPジュニアヘビーの次の挑戦者は…
大阪城ホール大会でタイトルマッチが何試合も組まれるならば、広島大会2DAYSでは次の挑戦者が現れる可能性が高いでしょう。
今回は初日の2・10広島大会について考えたいと思います。
広島大会の初日はセミファイナルにIWGPタッグ選手権、メインイベントでIWGPジュニアヘビー級選手権が行われます。
第5試合 IWGPタッグ選手権 |
タンガ・ロア&タマ・トンガ vs ザック・セイバーJr.&タイチ |
第6試合 IWGPジュニアヘビー級選手権 |
高橋ヒロム vs SHO |
IWGPタッグ選手権は、昨年のWORLD TAG LEAGUEから続いている因縁の最終章です。
アイアンフィンガーが盗まれたタイチがG.o.Dに勝利し、ベルトと共に取り戻せるかが焦点になってからでしょう。
どちらが勝っても次の挑戦チームが出てくることは考え難い状況です。
対してメインのIWGPジュニアヘビー級選手権は、恐らく誰かが登場し易いシチュエーションです。
「CASTLE ATTACK」シリーズ最終戦である大阪城ホール大会は2日間あります。
短期間でもう一度IWGPジュニアのタイトルマッチを組みたいことでしょう。
2・10広島大会の対戦カードにも伏線が張られています。
これまで前哨戦を繰り広げてきたBUSHIとマスター・ワトの試合が、第2試合で組まれました。
この試合の勝者がヒロムとSHOの勝者に挑むシチュエーションも考えられますが、共に「THE NEW BEGINNING」シリーズにタイトルマッチを闘う2人直接敗れています。
しかもヒロム大会の試合は通常のシングルマッチであり、スペシャルシングルマッチではありません。
通常のシングルマッチに勝利した2人が、ジュニアのタイトルマッチ終了後に登場することは考え難い状況です。
では、誰が出てきたら次の挑戦者に相応しいのか?
そして、誰が登場したらビッグサプライズになるのか?
私の予想は現在ROHに所属しているドラゴン・リー(リュウ・リー)の登場です。
ドラゴン・リーはヒロムの最大のライバルの1人であり、前回ヒロムがジュニア王者に返り咲いた際も大阪城ホールでリーと防衛戦を行なっています。
ヒロムとタイトルマッチができるなら、リーは日本に来てくれるでしょう。
またSHOがヒロムに勝ってIWGPジュニア初戴冠を果たしても、その相手にドラゴン・リーは相応しいと思っています。
SHOはシングルマッチでドラゴン・リーから勝ったことがなく、2019年と2018年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでも敗戦しています。
同級生のヒロムに勝ってヒロムのライバルのドラゴン・リーに勝ってこそ、ジュニア最強のヒロムに並んだと言うことができるでしょう。
ドラゴン・リーの入国は可能か?
今現在、スポーツ入国特例も停止されていますが、あくまで新規入国の外国人に対しての処置です。
ドラゴン・リーが在留資格を持っているならば、緊急事態宣言中でも入国することは可能になります。
仮に在留資格を持っていなかったとしても、新規入国停止は2月7日までなので2月末の大阪城ホール大会には間に合うでしょう。
その場合はビデオレターでの挑戦表明になると思います。
【2/7まで】政府、スポーツ入国特例も停止 緊急事態宣言の期間https://t.co/8bAL0oSxbq
国際大会や強化合宿に参加する外国の選手などの入国を認める特例措置を一時停止。2月にキャンプイン予定のプロ野球や、サッカーJリーグで在留資格を持たない新外国人選手の来日に影響する可能性がある。
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 14, 2021
2021年はサプライズに期待
退団騒動からのジェイ・ホワイトの後楽園ホール登場は、近年稀にみるビッグサプライズでした。
コロナ禍の状況でまだまだ困難は続きますが、新日本の攻めの姿勢に期待したいと思います。
新しいシリーズ「CASTLE ATTACK」、そして大阪城ホール大会2DAYSは、2021年上半期の重要な大会となるでしょう。
ファンをあっと驚かせるサプライズに、期待が膨らむばかりです。