今シリーズ、後楽園ホール大会4連戦でスタートした新日本プロレスですが、バレットクラブのやりたい放題の荒れた試合に対し、公式サイトのツイートのコメント欄に不平不満のリプが飛び交いました。
【2.15後楽園大会・第4試合後】
BULLET CLUBがやりたい放題の大暴れでCHAOSを完全KO……!
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/rEkVPGVjLc#njpw #njcattack pic.twitter.com/ctJj85TOgt
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 15, 2021
不平不満の数々
精神衛生上、直接コメントを見ることはお勧めできないので、不平不満の一部をいくつか箇条書きで書き出してみました。
▪︎乱入や介入が多過ぎる
▪︎反則三昧
▪︎ヒールが嫌いなわけではないが度が過ぎる
▪︎試合内容が再放送の様
バレットクラブの度重なる反則行為や代わり映えのしない後楽園ホール大会の対戦カードに対する不平不満ですが、見ていてストレスが溜まる様なら見ない方がいいというのが私の見解です。
ただし、これは新日本ファンを辞めて他の団体を見た方がいいという意見ではありません。
タイトルマッチが並ぶビッグマッチだけ見て、見たいと思わない大会は無理して見ない方がいいのではという提案です。
配信を絞ることは損ではない
新日本プロレスは所属選手を多く抱え、様々なレスラーが存在します。
ヒールレスラーも多くいれば、その分荒れた試合も他団体より多くなるでしょう。
そういう試合が好きなファンもいれば嫌いなファンもいると思いますが、無理に全配信を見る必要はないと思います。
しかし、一方でお金を払っているのだから全ての配信で満足したいというファンもいるでしょう。
視聴する大会を絞ることで全ての配信を見るファンに比べ損した気分になりますが、他団体の動画配信サービスを利用しているファンと比べれば全く損していません。
例えば2月の中継を新日本と他団体で比べると、この様な結果となりました。
【2021年2月の配信】
▪︎新日本 LIVE配信14回
▪︎A団体 LIVE配信3回 後日配信1回
▪︎B団体 LIVE配信4回
※試合以外のコンテンツは除く※NJPW STRONGの配信は除いた数字
2月の新日本プロレスの14回の配信の内、4大会はビッグマッチです。
ビッグマッチ4回だけ見ても十分楽しめますし、好きな試合だけ取捨選択して視聴すれば月額料金の元は取れます。
何よりストレスが軽減でき不平不満も少なくなるでしょう。
後楽園ホール大会が多い理由
バレットクラブの過度な反則を見たくないというファンの他に、後楽園ホール大会が多過ぎて、しかも対戦カードが似たり寄ったりで変化がないという不満も見かけます。
確かに新日本の後楽園ホール大会は昨年、一昨と比べ増えていました。
2019年2月 3回の後楽園ホール大会
2020年2月 7回の後楽園ホール大会
2021年2月 10回の後楽園ホール大会
ただし、別な角度から見ると配信が増えているという事実もあります。
2019年2月 7/10回LIVE配信
2020年2月 10/11回LIVE配信
2021年2月 14/17回LIVE配信
※配信数/総大会数
後楽園ホール大会の増加と配信数の増加は比例していることが分かります。
乱立する後楽園ホール大会に不満があるファンがいる一方で、毎日の配信を楽しみにしているファンがいることも事実です。
私の知り合いには月額料金が増えてもいいから、地方大会も配信して欲しいという熱心なファンもいます。
後楽園ホール大会が多い理由に配信数を増やすという部分もありますが、他団体が後楽園ホール大会を減らしている分、新日本がこれを補っているとも言えるでしょう。
後楽園ホールのスケジュールを見ると、最近は集客が見込める土日に偏っています。
2月だけで10回の後楽園ホール大会を開催した新日本ですが、後楽園ホールの運営を存続させる為にも新日本が協力しているようにも思えます。
仮に観客動員が少なく大会が赤字興行になってしまっても、後楽園ホールという会場が無くなってしまっては新日本にとっても国内のプロレス団体にとっても大きな痛手でしょう。
似よりの対戦カードが多い理由(差別化したカードを組まない理由)
連日行われる後楽園ホール大会の対戦カードが似ていると感じてしまうのは、敢えて差別化したカードを組んでいないのかもしれません。
あくまで憶測に過ぎませんが、この緊急事態宣言中に無理して後楽園ホールをフルハウスにしないという意図もあるようにも感じます。
昨年、一度も観客に感染者を出していない(感染したという報告はない)新日本プロレスですが、この緊急事態宣言の最中に感染者を出すことは最も避けたいことでしょう。
試合開始18時で試合終了20時では、行きたくても行けないファンもいるはずです。
特別なカードを組めば後楽園ホールの動員も増えるでしょうが、敢えてしないのは緊急事態宣言が明けるまで待っているのかもしれません。
このご時世に会場に足を運んでくれるファンを楽しませたいと思う一方で、絶対感染者は出したくないというジレンマがあるようにも感じます。
今の新日本プロレスを楽しむための助言
冒頭にもかきましたが、今の新日本プロレスに不平不満がある方は全ての配信を無理して見ない方がいいというのが私の結論です。
今月だけでも2シリーズのビッグマッチが合計4大会もあります。
無理しなくていいんです。
来月には旗揚げ記念日大会やNEW JAPAN CUPも控えており、今新日本プロレスワールドを解約しては後悔しか残らないでしょう。
不平不満のある方は新日本の視聴を絞り、他団体の配信も見てみるのが一番得策ではないでしょうか。
趣味でストレスを感じることは健全ではありませんが、コロナ禍のストレスを好きな物ににぶつけている部分もあるでしょう。
抱えきれない不安はありますが、今は我慢の時です。
緊急事態宣言が明けた頃には、新日本プロレスの快進撃が始まると信じています。