3月4日の旗揚げ記念日大会に開幕した今年のNEW JAPAN CUP(以下NJC)。
今年はNEVER無差別級王者の棚橋弘至と前年度NJC覇者のEVILがシードとなり、総勢30人参加のトーナメントになりました。
今大会からオリジナルトーナメント表を作成したので、最新のトーナメント状況を確認したい方はトップページの『NEW JAPAN CUP 2021』をクリックしてください。
なお、こちらをクリックしてとトーナメント表に飛ぶことができます。
人気投票結果
NJC開幕前に新日本プロレス公式LINEアカウントでは、優勝予想のアンケートを行っていました。
正直どんな結果になるか予想できませんでしたが、圧倒的な投票差でオカダカズチカが優勝予想1位となっています。
1位 オカダ・カズチカ 4660票 2位 SANADA 1082票 3位 内藤哲也 1039票 4位 ウィル・オスプレイ 876票 5位 ジェイ・ホワイト 689票 |
※6位〜8位は下記リンクからご覧になれます
『NEW JAPAN CUP 2021』“優勝予想”アンケート
ニュージャパンカップ2021優勝予想
既に1回戦が数試合終わり先日二冠王者に挑戦したばかりの内藤哲也が敗退するという波乱が起こっていますが、負けたら終わりのトーナメントである以上、誰が優勝してもおかしくありません。
ましてや相手は新日本のレスラー全員蹂躙を目論むグレート・オーカーンです。
狡猾に怪我をしたばかりの右足を狙われては、流石の内藤もひとたまりもないでしょう。
実は今回のNJCですが、ユナイテッド・エンパイアのグレート・オーカーンが優勝すると予想しています。
ファン投票による優勝予想上位には入りませんでしたが、まだまだその実力を隠しているだろうオーカーン。
快進撃の期待もありますが、優勝を裏付ける理由も幾つかあります。
ザック・セイバーJr.優勝時と状況が似ている
2018年にNJCを優勝したザック・セイバーJr.ですが、今回のオーカーンと共通する点が幾つかあります。
▪︎NJC初出場
▪︎一回戦の相手が内藤哲也
▪︎NJC優勝の前年に新日本のリングに初登場(オーカーンも昨年10月に初登場)
▪︎英国に縁がある
偶然の一致かもしれませんが、この共通点は非常に気になる点です。
ザックの快進撃はNJCの内藤撃破から始まりました。
しかも、辛勝ではなくサブミッションで圧倒して。
今回のオーカーンも内藤戦の勝利をこの様に表現しています。
オーカーン「弱~い! 弱すぎる! これじゃあヤングライオンに勝ったのと変わらねえじゃねえか、内藤!(中略)まずか~る~い! ファミレスの支払いもろくにできねえ貧乏みてえだがよ、ヤングライオンなんだから、もっと恰幅をよくしろ、余のように!」
全文は
⇒https://t.co/32q9jCeB4H#njpw49th pic.twitter.com/m5yQoah2Xe— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 4, 2021
更に2018年の内藤哲也は東京ドーム大会でオカダカズチカに敗北し、再び主役に返り咲く為の新章でもありました。
今年東京ドームでも先日の大阪城ホールでも敗北した内藤に、NJCでの再起を期待するファンも多かったはずです。
同じ状況の内藤を一回戦で倒したという運気は、オーカーン旋風を巻き起こすキッカケになるのではないでしょうか。
初優勝は30歳前後が多いというデータ
2005年から始まったNJCですが、初優勝した選手の年齢が30歳前後が多いというデータもあります。
第1回優勝 棚橋弘至 当時28歳
第5回優勝 後藤洋央紀 当時29歳
第11回優勝 飯伏幸太 当時32歳
第12回優勝 内藤哲也 当時33歳
第14回優勝 ザック・セイバーJr. 当時30歳
第16回優勝 EVIL 当時33歳
グレート・オーカーンの年齢は現在29歳。
脂が乗り始めた年齢での優勝に、今年の活躍が期待できます。
2021年は初出場で初優勝するサイクル
最後のデータが最も気になるデータであり、グレート・オーカーンを優勝に推すジンクスでもあります。
ザック・セイバーJr.は2018年にNJC初出場し初優勝を果たしました。
初出場で初優勝というのは2015年の飯伏幸太以来の快挙です。
この『NJC初出場で初優勝』というサイクルは、飯伏優勝時から3年ごとに発生しています。
2018年の3年後とは今年に当たります。
つまり、2021年は初出場した選手が初優勝を飾るというジンクスが起きる年ということです。
今年、NJC初出場は何人かいますがザック優勝時と状況が似ているという点、年齢が30歳前後という点も踏まえ、グレート・オーカーンが優勝するのではないかと予想します。
何より様々な格闘技のバックボーンを持つオーカーンの本領発揮を目の当たりにするには、最高の舞台ではないでしょうか。
某スポーツ紙の記者もオーカーンのNJC優勝とIWGP世界ヘビー級王座奪取、今年のプロレス大賞MVPを予想しています。
第二の故郷であるイギリスに朗報を届ける為にも、ドミネーターのNJC侵略に期待するばかりです。