5月27日にデビュー15周年を迎える内藤哲也のベストバウト系譜

内藤哲也【撮影:koba】
雑感




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月27日に草加市スポーツ健康都市記念体育館でデビューを果たした内藤哲也は、今年でレスラーキャリア15周年を迎えます。

新日本プロレスの入門テストでもズバ抜けた身体能力を披露したと言われる内藤ですが、当時の貴重な映像をみつけることができました。

入門テストの様子、新人とは思えないデビュー戦の試合、そしてデビュー戦後のコメントを見ることができます。

※一緒に入門テストを受けたSANADAとYOSHI-HASHIの姿も映っています

 

恐らく、この頃から将来を嘱望されていた内藤哲也。

紆余曲折あったレスラー人生をベストバウトで振り返りたいと思います。

 

自由を手にしれた制御不能なカリスマに夢中

 

内藤のキャリアを振り返ると言っても、スターダストジーニアスと呼ばれていた時代はあまり詳しくありません。

私がより注目するようになったのは、メキシコ遠征から帰国した2015年以降。

メキシコでキッカケを掴み、『ロスインゴベルナブレス』を持ち帰って来てからの制御不能なカリスマにのめり込みました。

自分が思うがままに振る舞い、少しずつパレハを増やしながら常に話題を振りまいてきた内藤哲也。

プロレスファンとして贅沢な時間を味わうことができました。

 

実は次号の週刊プロレスでは、内藤哲也の15周年特集が組まれたということ。

表紙を飾るかどうか気になるところです。

 

念願のIWGPヘビー初戴冠も…

 

これまで多くのベストバウトを繰り広げてきた内藤ですが、今回は敢えて3つに絞り取り上げてみました。

あまり長くても読むのも大変でしょう(実際は多いと書き終わらないので)。

特に筆者が思い入れの深い試合で、最初に挙げるのは2016年4月10日のIWGPヘビー初戴冠です。

メキシコ遠征から戻り9ヶ月経ったタイミングで実現した、自身4度目となるIWGP挑戦。

試合終盤にSANADAが初登場した試合であり、タイトルマッチであるにも関わらず介入ありで勝利し特別ゲストの蝶野さんも問題視した試合でした。

 

9ヵ月前はまだ大ブーイングだった内藤が、大内藤コールで両国国技館のファンを熱狂させた、世紀の“手のひら返し”のあった歴史的1日です。

何を言っても大歓声、IWGPのベルトを放り投げても大内藤コール。

内藤が新たな歴史を創った瞬間を、皆さんもプレイバックしてみてください。

 

内藤哲也が2度目の主役宣言

 

2つ目に選んだ試合は、これも絶対外せない2度目のG1クライマックス制覇を成し遂げた試合です。

 

私の記憶が正しければ、これがG1で2度目の対戦となったケニー・オメガ戦。

激しく美しい激闘は多くのファンの脳裏にも未だ残っていることでしょう。

最近のツイートで、ケニーもこの一戦について語っていました。

“Naito robbed me of winning 2 in a row. He got the win and used my inhuman ability to have the best match of his career. I can’t forgive that.”

(内藤は2連勝を奪った。 彼は勝利を収め、私の非人道的な能力を使って彼のキャリアの中で最高の試合をしました。 許せません)

 

試合内容も最高でしたが、試合後のマイクは多幸感に満ち溢れていました。

2013年、G1を初制覇しながらファンに受け入れられなかった内藤は、2度目のG1制覇で改めて “新日本プロレスの主役宣言” をしています。

1年前のIWGP戦でその闘い方を問題視した蝶野さんが、内藤のグータッチにグータッチで答えるという手のひら返しが補完した瞬間でもありました。

 

飯伏幸太との生涯ベストバウト

 

3つ目となるベストバウトは、他のファンの方とは異なる試合を選んだのかもしれません。

他のファンの方なら2017年の1・4東京ドーム大会の棚橋弘至とのインターコンチネンタル戦や、2020年の1・5東京ドーム大会のオカダカズチカ戦を挙げることでしょう。

数ある歴史の分岐点となる試合の中で、3つ目のベストバウトに選んだのは2017年のG1クライマックス開幕戦で闘った飯伏幸太戦です。

 

2つ目のベストバウトに挙げたG1クライマックス決勝戦のリーグ開幕戦です。

開幕戦での飯伏戦であそこまでの死闘を繰り広げることができたから、リーグを1位で突破し優勝することができたと思っています。

過去何度も飯伏とのシングルマッチで闘っていますが、私にとってこの試合が生涯ベストバウトと言える試合です。

 

この試合は敢えて結果は言いません。

覚えていな方もいるでしょう。

当分、新日本プロレスは大会がない状況ですが、今だからじっくり過去の試合を楽しむ時間に充てたいと思います。

 

【続報】

内藤哲也の表紙来ました!